カテゴリー「デザインの輪郭」の記事

2012年3月 2日 (金)

【記】:フライターグ FREITAG F77 BEN デザインの輪郭

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使い古されたトラックの幌から作られるフライターグのバッグは、その素材感に最大の特徴がある。
新品の素材では感じることの出来ない風合いがある。

そんなフライターグのバッグの輪郭だけを切り取ると、どうなるかと思いやってみた。

輪郭だけを切り取ることで、素材とは無関係な裸のデザインがあらわになる。

このF77 BENには、アルファベットの柄が入っているため、これが大きなポイントとなっている。
世界中探しても同じデザインは無い。

一方で、私はこのバッグの全体のバランスが好きだ。
なぜかバランスがいい。
縦横と厚みの関係もいい。

意図したデザインかは不明だが、ふっくらとした丸味が温かみを出している。

無機質になりがちな人工素材のバックだが、輪郭を切り抜いてみると、形のバランスが安心感と温かみを持っていることがわかる。

一方、フライターグには製品ラインのメインに”メッセンジャーバッグ”がいくつかある。
私はこのバッグの形が、どうしても好きになれない。

↓メッセンジャーバッグ
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フタの部分が逆三角形のように、下の幅が狭くなっている。
ヴィトンにはみられないデザインだ。

このデザイン、どうしても安定感が無く見える。

この不安定さが、若い人には受けるのかもしれない。
バッグの性格上、動き回るイメージが強いからだ。

不安定感が、活発さを演出しているようにも思える。


まあ、あとは好みの問題だろう。

ともあれF77 BENは、デザインを裸にしてみても、良いバッグだと思う。


kk-vuitton

2012年1月25日 (水)

【記】:HERMES クラルテ リング デザインの輪郭

→ HERMES クラルテ リング

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エルメスのクラルテ リングは、輪郭を切り出してみると、極めてシンプルにデザインされていることがわかる。

目立つデザインは側面に、小さなHマークの穴があるだけだ。
リングの外周部分は、つるんとした局面なので、複雑な輪郭線が無い。


実物は、スターリングシルバーが綺麗な鏡面仕上げにしてあり、輝きだけでも高級感は感じられる。

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しかし、輪郭だけを切り出しても安物のリングに見えないのは何故だろう?


このリングをデザインしたデザイナーは、必ずこうした輪郭線を一度はスケッチしているはずだ。

どの部分に、何を意図したのだろうか?

確かによく見ると、リングの内径が真円ではない。
縦長の変わった形をしている。

こんなシンプルな線の組み合わせで、エルメスのリングが出来上がってしまうのは不思議としか言いようがない。

ここまでデザインを裸にしてみても、デザイナーの工夫が全て見えるわけではないようだ。


指にはめてみると、外周の柔らかな局面とは対照的に、側面の平面が奇妙に強調されているのがわかる。

ちょうど輪郭線の部分で、すっぱりと切り取ったような鋭角さがあり、それが指に心地よく当たる。

単にデザイン線を引いただけでなく、何度も試作を重ねて出来上がっているように思われる。


よく見れば見るほど、簡単に作れるものではないことがわかってくる。

デザインとモノ作りの奥は深い。


kk-vuitton

2011年12月27日 (火)

【記】:ROLEX OYSTER PERPETUAL DATEJUST デザインの輪郭

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ロレックスのオイスター・パーペチュアル・デイトジャストは、とても洗練され、完成された輪郭を持っている。

腕時計のイメージはこの形だ、という人も多いのではないだろうか。

こうして輪郭を切り出してみると、そのモノに込められたデザインの意図が浮き彫りになる。

腕時計のスタンダードな形と、それに豪華さを加えるという意図が見て取れる。

シンプルな針とダイヤルとは対照的に、細かく山形に刻まれたフルーテッドベゼルが豪華さを強調している。

実際フルーテッドベゼルは、とてもよく光を反射する。
その光が砕いたガラスの破片のように細かく散乱する。

これはダイヤモンドカッターで精密に山形にカッティングされているためだ。

しかし、フルーテッドベゼルは単なる装飾ではない。
機能的側面からもデザインされているのだ。

このベゼルの山形の刻みは、ベゼルをケースにねじ込むためのものでもある。
これにより高い防水性能を確保することができる。

またブレスの細かさも、豪華さを強調している。

5列で構成されたブレスは、各コマのパーツが細かく分かれ、その一つ一つのデザインがとても美しい。
この細かなブレスのデザインは、フォーマル性も備える。

そして全体のバランスだ。
どこかがほんの0.1mm大きさが違ってもバランスが崩れる。

一旦本物を使うと、外観が違うニセモノをいとも簡単に見抜くことができる。

なぜなら、毎日見ていた本物が頭に焼き付いているからだ。
ニセモノは遠目に見ても違和感を感じるようになる。
その違和感は、0.1mmの寸法の違いでも見抜いてしまう。


デザインはそれほど微妙なバランスの上に成り立っていると言っても良いのではないだろうか。

そんなモノの輪郭を切り抜くのはとても神経を使うことだが、やってみるとそのモノの良さがさらに分かるようになる。

この時計もよく考えて作られていることは確かだ。


kk-vuitton

2011年3月24日 (木)

【記】:ROLEX SUBMARINER Ref.16610 デザインの輪郭

デザインの輪郭

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2011年3月 1日 (火)

【記】:BVLGARI B-ZERO1 リング ゴールド M デザインの輪郭

デザインの輪郭

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2011年2月10日 (木)

【記】:HERMES シェーヌダンクルブレスレットGM デザインの輪郭

デザインの輪郭

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2011年1月19日 (水)

【記】:Cartier パシャC デザインの輪郭

デザインの輪郭

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文字盤だけ切り抜いてみた。
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2010年12月14日 (火)

【記】:Louis Vuitton M21424 コトヴィル Cotteville 40 ハードトランク デザインの輪郭

デザインの輪郭

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2010年11月 6日 (土)

【記】:Louis Vuitton M53012 プレジデント・クラソール President classeur デザインの輪郭

デザインの輪郭

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