カテゴリー「グローブ」の記事

2012年1月27日 (金)

【基】:Sermoneta gloves セルモネータ グローブス グローブ

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イタリアを訪れると必ず買ってくるものの一つにグローブがある。
革製品の本場だけに、イタリアには良いグローブがたくさんあるからだ。

これは、セルモネータ・グローブスで10年以上前に買ったモノだ。


セルモネータ・グローブス(Sermoneta gloves)は、1964年ローマ創業のグローブ専門の老舗ブランドだ。

ローマのスペイン広場近くにお店がある。

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お店に入ると、店員さんが顧客の手を見て、すぐにサイズを特定する。
そして、数点のお勧め品を出してくれる。

色やライニング(裏地)の希望を言えば、希望に合ったものも見せてくれる。


私は、当時ドライブ用にライニングなしのものが欲しかったので、それを伝えた。
すると数点のお勧め品を並べてくれた。

シンプルにブラックを選択した。
とてもリーズナブルな価格だったように記憶している。

創業したのは、ジョルジオ・セルモネータ氏だ。

Sermoneta

創業当時から手作りにこだわっている。
セルモネータ・グローブスでは、26の行程があるようだ。

使ってみてわかるのだが、革のナメシが良いのだろう、10年を過ぎても全く痛んでいない。

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ナメシ(鞣し)とは、皮が腐ったり硬くなるのを防ぐための工程のことだ。
つまり動物の生の”皮”を、”革”にする作業だ。

皮の本体であるコラーゲンという蛋白質に、ナメシ剤を作用させて結合させるのだ。
非常に手間がかかる工程であり、革製品の品質を決定する重要な作業だ。

これがいい加減だと、製品になったとき革が硬かったり、耐久性が低かったりする。

安物の革製品は、10年を越えるとボロボロになってしまうことがある。

セルモネータ・グローブスの品質は確かなモノだ。

ライニングなしの薄手のグローブは、モノを握っても扱いやすい。
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モノは、10年使ってみると本当に良いモノかどうかわかる。

新品の時にどんなに綺麗でも、10年使うと化けの皮が剥がれるものだ。

「一部の人たちをずっと騙すことや、
全ての人たちを一時期騙すことはできるが、
すべての人たちをずっと騙すことはできない。」

”You can fool some of the people all the time
and all the people some of the time,
but you can't fool all the people all the time.”

と言ったのは、アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンだ。


この言葉は、モノづくりにもそのまま適応できる。

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10年、20年と長く使い続けられるモノは、人を騙さないし、裏切らない。

それは、作り手の気持ちが込められているからだろう。


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2011年3月11日 (金)

【基】:DENTS デンツ ドライビンググローブ

【型番】:5-1020
【サイズ】:M 8½-9
【色】:BERRY レッド
【素材】:DEER SKIN
【特徴】:ホワイトステッチ,ナックルホール付き

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手縫いのホワイトステッチが美しい。
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ナックルホールの周りにもステッチが施されている。
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2011年2月25日 (金)

【基】:DKNY グローブ キャメル

DNKY (DONNA KARAN NEW YORK)

サイズ:24cm
カラー:キャメル
素材:羊革,ナイロン

【特徴】:テーブルカット(TABLE CUT)
ヨーロッパ伝統の裁断方法。
革は一枚一枚違う。
また、一枚の革の中でも場所により伸びの方向や厚みが異なる。
手袋に柔らかさとフィット感を持たせるため、革を縦横に引っ張って伸ばした状態で裁断する。
この作業は高度な感覚と経験を要する作業で、熟練した職人の技が必要となる。


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2011年2月 2日 (水)

☆【基】:DENTS デンツ ペッカリーグローブ アンライニング

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【サイズ】8 1/2
【色】cork 黄色

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デンツ(DENTS)は、英国のグローブメーカーだ。
創業は1777年と古い。
革グローブの世界では最高峰と謳われ、イタリアのメローラと双璧をなす。

「グローブ界のロールスロイス」とまで言われた製品の実力は、はやりただものではない。
今でも職人が32もの工程を経て手作りしている。

そのモノの違いは実際に手にとってみるとすぐにわかる。
まず手触り。
吸い付くようなやわらかさが特徴。
ただやわらかいだけのグローブなら、世の中には1/5の値段でもたくさんある。

やわらかさとフィット感、しっかりしたホールド感が、他のグローブとは別世界なのだ。
素材,カッティング,縫製どれをとっても次元が違うのだろう。


デンツのグローブは、主に3つの革素材が使われてる。
ペッカリー,ディアスキン,ヘアシープだ。

このグローブ、ペッカリー(Peccary)という革を使用している。
バッグなどではあまり使われているのをみたことがない革だ。

ペッカリーとは、南米の熱帯雨林に生息する野生の猪豚のこと。
革質は柔らかくしなやか、それでいて丈夫で硬くなり難くく、通気性も良い。
まさにグローブには最高の素材なのだ。
ワシントン条約附属書IIの希少革だ。

ただしペッカリーは、少し厚めなことと、表面の凹凸などから、用途はどちらかと言えばカジュアル寄りだ。


またグローブはライニング(裏地)も選択要素の一つだ。
このグローブはノーライニング、つまりライニング無しだ。
デンツ社では、”『表面の素材をより堪能したい』というお客様にお薦めする”とされている。

実際にはめてみるとわかるが、ノーライニングは手とグローブとの一体感が強くなる。
まさに、「第二の皮膚」として寒さから手を守ってくれるとともに、何かをつかむ時の感覚や操作感もよい。

よく宣伝文句として、”手袋をはめたまま新聞がめくれる”と謳われているが、あながちウソでもない。
極寒の地でもなければ、ノーライニングが良い。


色も独特だ。
cork(コルク)といわれてもよくわからない。
実際に見てみると薄い黄色といったところか。

以前、娘がまだ小さかった頃、黒や焦げ茶といった濃色のグローブが”怖い”と言われた。
暗い色の手の形をしたものが怖いというのは、なんとなくわかるが、大人は忘れてしまっている感覚だった。

仕方がないので、少し明るめのキャメル色のグローブにした。
こんどは、「泥んこ遊びしたの?いたずらしちゃダメよ。」と言われた。
子供の感性には舌を巻くばかりだ。

そこで購入したのがこのグローブだ。
娘と出かけるときは、この明るめの黄色いグローブをすることになった。

今では娘も、濃い色のグローブも怖がることもなくなったが、cork色はとても気に入って使っている。

手袋は使い捨てという人が多いが、私は手入れをしながらずっと使っていくつもりだ。


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