カテゴリー「書籍」の記事

2011年9月25日 (日)

【詳】:Begin 1998年8月号 雑誌 内容3

→ 基本記事

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この雑誌の特集の後半はエルメスだ。
かなりの数の商品が具体的に紹介されている。
私はこの記事の中で気になったものを何年かかけて集め、現在でも使っている。
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まずはベルトが詳細に取材されている。
Hマークのベルトはもちろんだが、シルバーバックルに手彫りの彫刻が施された逸品が紹介されている。
いずれもリバーシブルベルトだ。
→リバーシブルベルト
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次はシャツとカフリンクスだ。
このシンプルなセリエのカフリンクスを見て、どうしても欲しくなった。
→カフリンクス
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手帳は見開き2ページで紹介されていた。
横書きのリフィルが使いやすいことが詳細に書かれている。
手帳
左ページの下には、コインケースが紹介されている。
一枚革でできた優れたデザインと機能性に物欲をそそられた。
→コインケース
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そして最後は、ブレスレットだ。
このブレスレットにも衝撃を受けた。
この雑誌を見た後、色々調べ、直営店にも何度か足を運んだ。
ただ当時でもとても高価なモノだったので、購入には時間がかかった。
→シェーヌダンクル
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この雑誌10年以上前の古いモノだが、今発売しても古さを感じさせないだろう。
もちろん紹介されている各アイテムは、廃盤になったり、変更になったものも多い。
それでも、トップブランドの主力製品は色褪せることがない。
そんな中核製品を徹底的に取材すると、その雑誌自体に普遍性が宿る。

雑誌を買って読む側の変化も様々だろう。
しかし、これくらい突っ込んだ取材をする雑誌がほとんどなくなったのが残念でならない。

表層をなめるだけの内容なら、書店で立ち読みすれば済む。
雑誌はさらに売れなくなる。
悪循環だ。


kk-vuitton

2011年7月29日 (金)

【詳】:Begin 1998年8月号 雑誌 内容2

→ 基本記事

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Begin 1998年8月号の特集記事。
ヴィトンの項目で印象に残ったページがたくさんあった。

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このページでは、小物類が紹介されていた。
いくつかの商品は、このページを見てほしいと思って実際に購入した。
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◆手帳カバー 
【基】:Louis Vuitton R20001 アジェンダ ビューロー
【基】:Louis Vuitton R20975 アジェンダ ポッシュ

◆パスポートケース
【基】:Louis Vuitton M60181 クーヴェルテュール・パスポール パスポートカバー

◆カードケース
【基】:Louis Vuitton M85011 オーガナイザー・ドゥ・ポッシュ

◆カフリンクス
【基】:Louis Vuitton M30976 ブドン ドゥ マンシェット”モティーフ” カフリンクス


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さらに印象に残った記事は、↓これだ。
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自動車評論家の福野礼一郎氏が、ハードケースの使い心地を語っている記事だ。

がんがんに使い込まれた複数のハードケースは当時の私の理想だった。
それは氏の仕事ぶりをも暗黙のうちに語っていた。

氏の足の下にあるプレジデントなどは、歴戦の戦士そのものだ。


この記事を見たときには、私もすでにプレジデントを愛用していた。
しかしまだ金具は金色に光り、ヌメ革は白かった。
いかにも初心者マークだ。
自分の仕事もまだまだ青臭かった。

今では、やっと仕事もハードケースも追いついてきた気がする。
これからさらに成熟させなくてはいけない。

仕事もさらにもう一段上を目指して、準備開始だ。


kk-vuitton

2011年6月26日 (日)

【詳】:Begin 1998年8月号 雑誌 内容1

→ 基本記事

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Begin 1998年8月号の特集記事、
”ぜったい欲しい!「2大頂上ブランド」徹底研究 いまエルメスか!ルイ・ヴィトンか!!”
の内容は、かなり突っ込んだものだった。


記事はまずヴィトンから始まり、当時の最新アイテムがかなりの数、詳細に紹介されていた。
その中で、目に留まったのが、この小さな記事。
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ペンの常識を覆すほどの衝撃的なデザインが、さらりと紹介されている。
価格も驚きだった。
一本のペンがヴィトンの通常のバッグの2倍もしていたからだ。
それでも、どうしても欲しいと思いはじめたのはこの記事からだった。

→ Louis Vuitton N73260 CARGO ALLIGATOR HAVANE カーゴ・アリゲータ 万年筆

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次に目に留まったのは、ヴィトンのカスタマー・サービスの記事だ。
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リペア・サービスが紹介されているページには、使い込まれてボロボロになったハードトランクが鎮座していた。
そして、留め金が壊れたり、内装が剥がれていたものを、リペア・サービスで修理した結果がリポートされていた。

以前からヴィトンのハードトランクに憧れていたが、この記事を見て購入意欲に火が付いた。
何度も何度も記事を読み、最高のトランクをこれくらい使い込んでみたい、またそんな仕事がしてみたいと思った。

→ バッグ(ハードケース)


写真は繰り返し見ると、潜在意識への影響が大きいのかもしれない。
ヴィトンのハードトランクを常用することをイメージし続けた結果、10年を待たずしてそれが実現された。
それのみならず、実際の仕事レベルもハードトランクに見合うものへと変化してきたように思う。

雑誌の力、恐るべしである。


そして現在は、さらに先のヴィジョンが湧きつつある。


kk-vuitton

2011年5月22日 (日)

【基】:Begin 1998年8月号 雑誌

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これは12年以上前の雑誌だ。

特集が、
”ぜったい欲しい!「2大頂上ブランド」徹底研究
いまエルメスか!ルイ・ヴィトンか!!”
という内容。

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私は普段この手のファッション雑誌は買わない。
理由は内容が浅いからだ。
突っ込み方がかなり浅い。
最新情報だけなら立ち読みで十分情報を捕捉することができる。

モノを使ってもみないで、写真だけ載せて、”これがいい”的な記事ばかりが目につく。
紹介するモノの本当の良さを知るには、自分で買って、自分で時間をかけて使ってみるしかない。
モノ系雑誌は、そうした基本ができないようだ。


所詮無理があるのは、週刊誌や月刊誌の記事を書くペースと、良いモノを作り出す側がモノ創りをするペースが合わないのだ。

本当に良いモノを作るためには、時には一世紀を要する場合もある。
実際にモノを世の中に送り出すということは、時間がかかるものなのだ。

一方で雑誌は、毎週,毎月、何かを紹介し続けなければならない。

当然行きつく先は、ネタ切れとなる。
紹介するモノの質が落ちる。

移り行くファッション系のトレンドだけを追いかけることになる。
女性と違い、男性のトレンドは毎年大きく変わるものではないので、記事が浅くなる。
読者は興味を失う。

世界中から、良いモノを探し、紹介し続けるというのはとても難しいことだ。


そんなわけで、この15年くらいの間で、印象に残った雑誌は、ほんの数冊しか無い。
この『Begin 1998年8月号』は、その中の一冊だ。

今手元にあるこの雑誌は、私が繰り返し、繰り返し見たため、ボロボロになりつつある。


早い時間の流れの中で、何度も繰り返し見たくなる雑誌を世に送り出すというのは、砂浜に記念碑を建てるようなことなのかもしれない。


kk-vuitton

2011年4月26日 (火)

【記】:服飾評論家の巨人 落合正勝氏

落合正勝氏 全著作
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落合正勝氏と言えば、メンズファッション界、服飾評論家の巨人だ。
この日本では、後にも先にも氏を越える人はなかなか出てこないだろう。

落合正勝 氏
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かなり個性的な方であることは確かだし、落合氏の服飾論には賛否両論あるのも事実だ。
ファッションは最終的には個人の嗜好の問題でもある。
クラシコ・イタリアに傾注したのは氏の嗜好だろう。
ただ落合氏は、欧米中心に発達し現代に至るメンズファッション界の歴史の一端を紐解き、日本に紹介した功績は大きい。

ファッションも単に流行として移ろい行くものではなく、根底を流れる思想や歴史があり、これを外した装いは、国際的な公の場やビジネスの世界では、非常識だというのが氏の結論でもあろう。

スーツ,シャツ,ネクタイ,靴から靴下にいたるまで、歴史の中からそれぞれの役割と意味を紡ぎだし、西洋では常識であることが、日本では知られていなことに対して、警鐘を鳴らし続けた。

落合氏が他の評論家と最も違う点は、論評が机上の論理ではなく、自分の体験に基づく実感の上に成り立っているところだろう。
氏は、必ず様々なモノを身銭を切って自分で購入し、それに対する評論を展開している。
身銭を切るというところが最も大切なところだ。

確か、渡部昇一氏も何かの著作で以下のように述べていた。
「バブル期にお役人が余ったお金で美術館を埋める絵画を買いあさった時期があったが、ろくな絵が集まらなかった。自分のお金ではない買物は駄目だ。真剣さが違う。本も同じで自分の身銭を切って本を買うべきだ。」


落合氏は、文筆業で成功したお金を服飾関連のモノの購入に投下し、かなりのモノを自分で買ってはあれこれと試行錯誤し、その結論を発表してきた。
かなり高価なものを購入して評論しているため、「落合氏の紹介する者は高くて買えない」といった批判もあるようだが、’高み’とは、そういうものだ。
誰でもできることをやったのでは、高みにはならない。

イタリアに一度でも行ったことのある人にはわかるだろう。
現代は美術館になっているが、実は中世では単なる富豪の家だという場所がたくさんある。
富豪が私財で集めた美術品が、現代では建物も含めて美術館になっているのだ。
現代ではそうした富豪が生まれにくいが故に、平等ではあるが高みが作られない。
芸術や文化には高みが必要であり、そのためには庶民の平等が必ずしも善ではないのだ。

そこまで大げさではないにせよ。
落合氏はたった一人で、私財を投入し自ら試行錯誤して、一つの高みを作ったことは確かだろう。


冒頭の写真は、私が所有する落合氏の全著作である。
(もしかしたらこれ以外にもあるかもしれないが、今手に入る全著作)
私自身も、落合氏の様々な評論に手放しで全て賛同しているわけではない。
しかし、落合氏を外して、メンズファッションは語れないし、’男の持ちモノ’も語れないと思っている。

残念ながら落合氏は、すでに永眠されている。
残された遺産である著作を大切に読み込んでいきたいと思う。


kk-vuitton

2011年2月17日 (木)

【基】:『ルイ・ヴィトン - ルイ・ヴィトンの秘密と全製品カタログ』

マイライフデラックスシリーズ カタログ版
グラフ社

昭和53年4月30日発行(1978年4月30日)

西尾忠久 著

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これは超いわくつきの本だ。
ルイ・ヴィトンからのクレームで、初版のみで絶版になった。

発行部数はわからないが、数はかなり少ないはずだ。
当然再版の可能性もほとんどない。


絶版になった経緯は、著者西尾氏本人が佐々木 明氏の著書『類似ヴィトン』の解説の中で笑い話として語っている。
「じつはぼくも、ルイ・ヴィトンのニセモノをつくったことがあるのです」と。

この本が出版された当時、来日したルイ・ヴィトン家4代目アンリ・ルイ・ヴィトン社長に本を見せた。
すると「版元へ、発売停止を即座に申し入れるように。発売停止が無理なら、初版きりで絶版にするように通告すること」と指示が出たそうだ。
西尾氏は、当時真意がわからず2年たって初めて推察できたと語っている。


具体的な絶版の理由は、表紙のモノグラム柄だ。
この表紙、製品のモノグラムを写真で撮影し、1.18倍に拡大して印刷したものだ。
また、LVマークをセンターから20mmほど左にずらしてレイアウトされている。
これが社長の目にとまり、出版差し止めとなった。

今私が見ても、瞬間的に違和感を感じる。
アンリ氏の指摘は的を射ていた。
モノグラム柄のこうした配置は、ニセモノにしか存在しないのだ。

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ルイ・ヴィトンのモノグラムキャンパスには、製品に対する柄の配置に一定の法則がある。
LVマークとLVマークの間隔は、縦横ともに80mm。
LVマークを製品のセンターに配置するか、センターをLVマークではさむ。
LVマークは、日本で言えば家紋にあたるので、これを切断するような配置には絶対しない。
(LVマークを折り返している製品はある。)

これは、ヴェルニでもマルチカラーでも同じだ。
また、ダミエのブランド名が記載されている格子にも同じ法則が当てはまる。


ヴィトンの製品なら、どんな製品でもこうした法則に沿って作られている。
もしこの法則に合わない製品を見たらニセモノだと思って間違いない。
(ニセモノでも粗悪品に分類される。)


面白いことに、この著者はこの本の最終章(LV気質)の中で以下のように述べ、ルイ・ヴィトンのモノグラム柄に対する姿勢を熟知していた。

「L.V.模様の生地・・・切断前の生地は1.2mある。これをチェックするのに、L.V.あるいは花模様の間隔が天地で1mmでも狂っていると、その生地はもう使わない。私の、半年間で数回にわたる取材でも、この1mmの狂いのチェックに似た取材チェックを何回もうけた。」

こうした背景がありながら、自分の著書の表紙という一番大切な部分に致命的なミスを犯した。


西尾氏は、かなり詰めの甘い人物なのかもしれない。
また、そもそもルイ・ヴィトンに思い入れが無いようにも思える。
一方他の雑誌等では、稀代のヴィトンコレクターとして紹介され、初期のヴィトンコレクションを披露している。

他に氏の著作を読んだことは無いが、この本を読むかぎり、文章も荒く、日本語もおかしいし、内容もかなり怪しい部分が散見される。
昔はこんなレベルでも本になってしまっていることを正直不思議に思う。

まあ先頭を切って新しい分野を切り開く突撃隊長といったところかもしれない。
多少荒っぽくてもやったもの勝ち的な雰囲気が漂っている。


肝心な内容だが、時代的資料として極めて面白い部分があり、西尾氏の荒っぽさを差し引いても、手に入れる価値は十分あると感じる。

ルイ・ヴィトンが公式カタログを販売するようになったのは1993年なので、1978年当時ヴィトンのカタログ的な位置づけの本書の価値は高い。


ということで、詳しい内容につていは、以後まとめることとする。

- もくじ -
□ルイ・ヴィトン
□ルイ・ヴィトン店の変遷
□ルイ・ヴィトン社の記録簿
□パリ店
□ルイ・ヴィトン家の人々
□ルイ・ヴィトン製品の変遷
□ルイ・ヴィトンの現スタッフ
□工場の秘密
□ルイ・ヴィトンのカタログ
□街のルイ・ヴィトン
□L.V.気質


kk-vuitton

2011年1月17日 (月)

【基】:Louis Vuitton R07566 『伝説のトランク100-ルイ・ヴィトン』日本語版 書籍 <豪華版>

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この本、一体何の本なのか?
こんな大型の本は、昔の百科事典か、画集くらいしか見たことがない。
しかも発刊がラグジュアリーブランドの雄であるルイ・ヴィトンとなるとさらに異例だ。

発売されてすぐに、東京の大型書店に平積みにされているのを見て違和感を感じた。
一般の書店には、外観が簡素な普及版が並んでいるが、それでも異様に大きい体裁が他を圧倒していた。

ヴィトンのモノづくりに対する姿勢が、一冊の本にも凝結した感じだ。

内容は、ヴィトンの原点であるトランクに関する「トランクのための本」である。
ヴィトンのオーダートランクの歴史の中から100点を厳選して紹介するとこにより、その背景に横たわる150年の世相をあぶりだしている。

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構成は、以下の通り。

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◆はじめに

◆第1部 伝説のトランク100
  ◇探検家と冒険家
  ◇貴族と王侯
  ◇ダンディとエレガント
  ◇アーティストと知識人
  ◇快楽主義者と幻想派

◆第2部 トランクのすべて
  ◇素材
  ◇サイズ
  ◇道具
  ◇シグネチャー

◆第3部 資料
  ◇パトリック-ルイ・ヴィトンによる用語解説
  ◇年表
  ◇参考文献/写真出典
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今後、各章の詳細について、特に自分の琴線に触れた部分についてまとめる。


kk-vuitton

2010年11月29日 (月)

【詳】:Louis Vuitton R07566 『伝説のトランク100-ルイ・ヴィトン』日本語版 書籍 <豪華版>

ルイ・ヴィトンから驚くべき本が発売された。
さっそく購入したみた。

この本、何キロあるのだろう?
異常に重かった。

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これまで数千冊の書籍を買ってきたが、こんな梱包をされたのは初めて!
なんと箱入り。

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厚さはなんと6.5cmもある。

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1896年に誕生したオリジナルのモノグラム・キャンバスの上にホテルラベルが貼られた豪華ハードカバー。

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クリスマスが近いせいか、付属タグも美しい。

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※内容については別途整理。