カテゴリー「ペーパーウェイト」の記事

2012年3月17日 (土)

【詳】:Rosenthal ローゼンタール ペーパーウェイト ダイヤ

→基本記事

Imgp1632l

このペーパーウェイト、色が凄く気に入っている。
単なる黄色ではなく、いわゆる”琥珀色”だ。

琥珀色は最も好きな色の一つだ。


↓例えば、この指輪は実際の琥珀をはめ込んである→入道 『月光』 指輪
魅惑的な琥珀色だ。
Imgp5718l

↓ダイヤモンド型にカットされた琥珀色のペーパーウェイトは、どの角度から見ても美しい。

Imgp1633l


Imgp1634l


Imgp1635l


Imgp1636cl


Imgp1637l


Imgp1638l


琥珀とは、数千万年前の針葉樹の樹液が化石化したものだ。

実は琥珀の色は様々で、コニャック色・シャンパン色から、メノウの赤、象牙の白まで、現在230種類もの色があるとされている。


また琥珀と言えば、映画『ジュラシック・パーク』を思い出す。
マイケル・クライトンのSF小説を原作に、スティーヴン・スピルバーグが映画化したものだ。

最新のバイオ・テクノロジーを駆使し、クローン恐竜を創り出した夢のテーマ・パークが舞台だ。

そのクローン恐竜の作り方に琥珀が関連していた。
化石化した琥珀に入っていた古代の蚊から恐竜の血液を取り出し、そのDNAを使ってクローン恐竜を創り出したという設定だ。

↓20秒~23秒くらいのところに琥珀が出てくる。

こんなことが本当に可能なのかどうかはわからないが、ロジックとしては面白い。

実際に琥珀の中には、数千万年前の虫や植物の種子、空気が閉じ込められているものが数多くある。


琥珀色は神秘的な色だ。
深みが感じられる色でもある。

こうして改めて考えてみると、自分の持ちモノの中に、琥珀色のモノが他にもあることに気がついた。
一度集めてみようかと思う。


kk-vuitton

2012年2月11日 (土)

【基】:Rosenthal ローゼンタール ペーパーウェイト 星

ブランド:ローゼンタール(Rosenthal)
素材:ガラス

Imgp4632l


私にとって、ペーパーウェイトは決して飾りではない。
それほど現在でも紙を使うといってもいいかもしれない。

ペーパーレスの動きは、何十年も前からあった。
しかし、未だに紙はなくならないし、今後もなくならないだろう。

仕事での書類も、まだまだ紙を使うことが多い。


Imgp4634l


デジタル化された情報は、一覧性に欠けるという最大の難点が解決されないからだ。
またメモをオーバーライトするという操作も紙に勝るものは無い。
電子ペーパーも便利だろうが、手で触る紙の質感とリアルの実感にはかなわない。

今後は、アナログとデジタルの使い分けが大切だ。
両者の特徴を生かし、欠点を補う形で使うようになるだろう。


楽譜も紙を使うことが多い。
ギターのデジタル化されたTAB譜は、PC上で演奏デモ(合成音)ができるし、編集もしやすい。
それでも実際は、紙の楽譜を前に、赤ペンでメモを書きいれながら練習する。

開いた譜面を押さえたり、バラの楽譜が飛ばないように、ペーパーウェイトはどうしても必要だ。


このローゼンタールのガラス製ペーパーウェイトは様々な形がある。
これは星型だ。
この形は、使ったときの安定感がいい。

Imgp4635l

ダイヤモンド型は、綺麗だが安定感にかけるため、やや使いづらい。

複数の紙が机上で飛び交うときに、必要な紙をしっかり押さえておいてくれる。


Imgp4636l

色も気に入っている。

Imgp4640l

仕事でも、プライベートでも、必ず机の上にペーパーウェイトが待機している。


kk-vuitton

2011年12月 8日 (木)

【基】:岡本太郎 太陽の塔 顔 ペーパーウェイト

サイズ:φ70mm,厚さ25mm
素材:不明

Imgp1860l

このペーパーウェイトは、岡本太郎の”太陽の塔”の胴体部分にある顔をモチーフにしたものだ。
1970年の日本万国博覧会(大阪万博)の熱気と緊張感と活気が今でも残る逸品だ。

+++

岡本太郎の作品は、子供の頃から好きだった。

もちろん最初に出会ったのは、あの万博の”太陽の塔”だ。
ただ残念なことに実際に見ることができたのは、大人になってからだった。

関東の田舎で生まれ育ち、万博が大阪で開催された当時は小学生だった。

高度成長期真っただ中で、仕事が忙しかった両親に、関西まで連れて行ったもらえるはずもなかった。
関西に住む親戚に頼んで、万博のパンフレットやグッズを送ってもらうのがやっとだった。

そんな万博の中で私にとって最もインパクトが強かったのは、岡本太郎の太陽の塔だった。

どんな最先端のパビリオンや「月の石」などより、太陽の塔に魅かれた。
そんなおかしな小学生を周りは奇異な目で見ていたことだろう。

自分で何度も太陽の塔の絵を描いた。
粘土でも作った。

そして特に好きだったのは、なんといっても胴体部分の顔だった。

太陽の塔には、顔が3つある。
未来の顔:上部にある黄金に輝く顔。未来の太陽を表す。
現在の顔:胴体部分の顔。現在の太陽を表す。
過去の顔:背中の部分の黒い顔。過去の太陽を表す。

実はもう一つ地底の太陽の顔がある。
これはずっと行方不明になっているが、今年レプリカが公表されたようだ。

Imgp4133l

このペーパーウェイトは、現在の顔を再現している。
素材は金属だが詳細は不明。
ペーパーウェイトだけに、ずしりとした重みがある。


当時からこの顔が一番好きだなのだが、なぜこの顔が好きなのか、どうしてもうまく説明できない。

決して日本的な顔ではない。
西洋的だとも言えない。

無国籍だが魅力的な顔だ。
”すねた顔”などと言う人もいるが、私にはそうは見えない。

どこか思慮深く、何か重荷を背負って苦悩する顔に見える。
それも自分自身の小さな悩みではなく、もっと崇高な悩みを抱えている苦悩の表情だ。

それは力強く”現在”を生き抜く顔でもある。
苦渋の顔には、重みがあり、そして美しくもある。

子供心に魅かれたこの顔は、何十年たっても魅力を失わない。

芸術とはこういうものだろう。
流れ行く現実の中で、本質を掴み取り、それを作品で表現する。
時間に押し流されることなく、風化することも無い本質を掴んだ作品だけが、後世へと残っていく。


”太陽の塔”は、岡本太郎という芸術家の集大成であることは間違いない。
その中心部分の顔には、最も心血が注がれていることも確かだろう。

+++

Imgp1855l

このペーパーウェイト、40年以上前のモノだ。
岡本太郎が紡ぎ出した芸術の一端が、小さなモノに形を変えて残っている。

実用品だが、芸術の香りがプンプンする。
私の書斎の机の上は、このペーパーウェイトのお陰で、いつも格調が高くなっている。

太陽の塔の顔は、日本の独創的個性が生み出した、西洋の芸術に劣らない傑作の一つだ。


kk-vuitton

2011年11月27日 (日)

【基】:FRED ブラックダイヤモンド ペーパーウェイト


Imgp1681l

これは、フランスのジュエリーブランドであるFRED(フレッド)のペーパーウェイトだ。

ダイヤモンド型のペーパーウェイトは他にもあるが、これは珍しい黒ダイヤだ。

FRED(フレッド)は、男性にはあまり縁の無いブランドだ。
創業は意外と古く1936年だ。
フレッド・サミュエルによってパリのロワイヤル通り6番地からはじまった。


このブランドを一気に有名にしたのは映画だった。

1995年に映画「プリティーウーマン」にフレッドの宝石が登場している。

エドワードがヴィヴィアンをオペラに連れて行くときに、ジュエリーショップから借りてきたハートのルビーネックレスだ。

P_woman

これは見事としかいいようがない。

ヴィヴィアンの真っ赤なドレスと真紅の口紅の間で、可愛らしく光るハートのルビーネックレスが、若々しく、どこかあどけなさが残る女性と、これと対照的なトップレディーの気品をうまく融合している。

映画の中の見せ場で、もっとも重要なアイテムとして登場しているのだ。

この映画用に特別制作されたもののようだが、映画のヒットとともに、フレッドというブランドの実力を世界中に知らしめることになった。


Imgp1678l

そんなブランドのペーパーウェイトだが、これはノベルティなのかもしれない。

Imgp1679l

鈍く光る黒ダイヤは、机の上に置いてあるだけで、存在を主張している。
白く刻印された”FRED”の文字が強い印象として残る。

このロゴも絶品だ。
物凄く単純なロゴだ。
Rの右足が長いだけで、これほど自己主張するとは...。

男の持ちモノとしてはフレッドの本物の宝石は縁がない。
だが、そのデザインには大いに興味がある。

こんなブランドが、男性向けのデザインもしてくれないものだろうか。


kk-vuitton

2011年9月20日 (火)

【基】:MoMA Page 1 Magnifier + Paperweight

素材:ステンレススチール・ガラス
デザイン/製造:デザイン=アメリカ,製造=中国
サイズ(cm):φ7.5×H4.7
デザイナー:ページ・グールリック(Page Goolrick)

Imgp3973l

これは、MoMAのペーパーウェイトだ。
5倍の拡大鏡としても使える。

建築家でインテリア・プロダクトデザイナーのページ・グールリック氏のデザインだ。
氏がMoMAのためにデザインした「ページ1」シリーズのプロダクトのひとつだ。
Page_goolrick

シンプルでどこにでもありそうで、実はなかったデザイン。
肉厚のステンレスと分厚いガラスのレンズで構成される。
部品点数はたったの2点だ。

重厚感あるつくりは、手に持つとずっしりとした手応えがある。
Imgp3979l

レンズは真ん中部分が厚く、横から見ると盛り上がって見える。
Imgp3984l

本当にシンプル。
Imgp3987l

正直この拡大鏡は見やすいものではない。
実用という意味では光学的な製品を使ったほうがよい。

---

しかし、この機械の中から取り出してきたような無機質なデザインに何故か魅かれるものがある。

人間が機械で作った無機質な人口のプロダクトを使いはじめたのは産業革命以降だろう。

日本の高度成長期に生まれた私の世代は、まわりが工業生産物であふれていた。
一方、私はたまたま祖父が画家であったこともあり、芸術に触れる環境でもあった。

工業生産物と芸術作品の一見矛盾するようなセンスがどこで融合されたのかわからない。
しかし私は両方とも好きだ。

芸術は自然界の美を追い求める。
工業生産物のデザインは人工の美を追求する。

どちらも結局同じかもしれない。
なぜなら人間も自然の一部に過ぎないのだから。


kk-vuitton

2011年7月 2日 (土)

【基】:Rosenthal ローゼンタール ペーパーウェイト ダイヤ

ブランド:ローゼンタール(Rosenthal)
素材:ガラス

Imgp1641l

これは、ローゼンタール(Rosenthal)のダイアモンドカット型ペーパーウェイトだ。

琥珀色に輝く美しいペーパーウェイトは、デスクトップに置くとその場の雰囲気をがらりと変えてくれる。


Rosenthal_logo

ローゼンタールは、ドイツの老舗高級食器メーカー。
陶磁器製品で世界的に高い評価を受けていて、特にそのデザイン性からか日本でも人気が高い。

ベルサーチやブルガリともコラボして、クリスタルボウルやアッシュトレーなどを世に送り出していることからも、クリスタル製品の実力もトップレベルだ。


1879年創業。
1997年にウォーターフォード・ウェッジウッドの傘下に入る。
2009年、世界的な金融危機の影響で、ウォーターフォード・ウェッジウッドが経営破綻、そのあおりを受けて倒産。

その後、どうなったのかは知らないが、現在でもHPがあることから、企業活動は継続しているようだ。
ただ、日本ではほとんど見かけなくなった。

Rosenthalの刻印がある。
Imgp1630l


お金だけを右から左に動かしている金融業界の失敗が、モノづくりで新たな価値を創出している老舗ブランドを直撃するのは、どうにも納得がいかない。

本当に価値を生み出している企業やブランドや産業を大切にしてほしいものだ。


kk-vuitton


2011年3月23日 (水)

【基】:The British Museum ROSETTA STONE ペーパーウェイト

The Rosetta Stone (c. 203 BC) is one of the British Museum's proudest exhibits. Found at Rosetta--now Rashid--in the Nile Delta by Napoleon's soldiers in 1799, it contained the key to the decipherment of hieroglyphics, the language of the ancient Egyptians. On the stone are three scripts: the bottom section is in Greek; the center in demotic (popular script from in 700-600 BC and widely used for the next thousand years); and the top in hieroglyphics. This paperweight will add a scholarly touch to your desk! Resin, soapstone finish, felt backing, 3.25"H x 2.5"W.

Imgp0969l


2011年1月20日 (木)

【基】:MoMA Ball Bearing Paperweight,1907 ペーパーウエイト

素材:ステンレススチール(クローム)
生産:スウェーデン製=スウェーデンSKFブランドの青印字あり
サイズ:Φ10.5cm
重量:700g


Imgp0965l


このペーパーウェイトは、MoMAデザインストアで販売されていたものだ。
MoMAとは、The Museum of Modern Art=ニューヨーク近代美術館だ。

MoMAは、MoMA Collectionとして、永久収蔵品を15万点以上保有している。
収蔵品は、以下の6つの分野に分類されている。

①建築・デザイン
②ドローイング
③フィルム・メディア
④絵画・彫刻,
⑤写真,
⑥版画・挿画本

MoMAデザインストアでは、こうした収蔵品のリプロダクト商品や、デザイン性の優れた商品を取り扱い、「日常で使えるアート」として、実店舗はもちろんWeb上でも商品販売を行っている。


このペーパーウェイトは、1907年のスウェーデンでスヴェン・ウィンクウィストが設計した自動調心のボールベアリングをモチーフに、リプロダクトされたもの。

このボール・ベアリングは、1934年、MoMAの展覧会『Machine Art(機械の美)』において”インダストリアルデザインの美的な資質”を持つ初期の例として、オリジナルのベアリングが初めて紹介されて以来、MoMAのコレクションとなっている。
分類としては、①建築・デザインだ。


実際に手に取ってみると、かなり良くできている。
機械に組み込む本物のベアリングなら、むき出しのスチールで、油を注さないと錆びてくるが、このペーパーウェイトはステンレスでてきているので、その心配もない。

重さも700gとペーパーウェイトとして十分あり、使い心地も抜群だ。


面白いギミックとしては、内側のパーツを動かすことができ、ボールベアリングが回って内側のリングが旋回する。
また、下の写真のように内側のリングを外側にずらすこともできる。

一見、外れそうに見えるが、外れない。
外側リングの内側にエッジがあるため、ボールが外れない構造になっている。

Imgp0967l

パーパーウェイトは、なかなか良いモノがないが、この商品はデザイン性,実用性ともに合格だ。

同じデザインのキーホルダーもある。

-------------

子供のころ、よく叔父に連れられて機械工場に行った。
叔父は工場の人たちとなにやら作っていたが、その間私はそうした工場の隅々まで探検した。

そして、工場の片隅に落ちていたベアリングに魅せられ、油まみれのベアリングを紙に包んで家にもらって帰ったのを覚えている。

家に帰り、油を綺麗に拭きとり、デザインだけでなく、その動きの美しさに時間を忘れて遊んだ。
しかし、油を失ったベアリングは数日すると錆びはじめ、おもちゃとしての機能は果たさなかった。

ただ当時私が感じたベアリングという部品の美しさは、米国では美術館で認められ、永久収蔵品となり、さらに実用的なリプロダクト製品として、毎日私の仕事の机の上で活躍している。


”デザインの美”は、時を越え、場所を越え、人間の経験をも越えて存在する。
廻りめぐって再び私のもとに帰ってきた、”ベアリングの美”は、その回転性が象徴するリインカネーション(輪廻転生)を想起させるものだ。


kk-vuitton

2010年11月16日 (火)

【基】:Louis Vuitton ノベルティ ペーパーウェイト

Imgp0691l


ある年の瀬、クリスマス近くにヴィトンから小包が届いた。
特に何か買った覚えは無かった。


開けてみると、このペーパーウェイトが入っていた。
クリスマスプレゼントとのこと...。
VIPになるほど買い物をしたつもりはなかったのだが...。

どういう基準でプレゼントされたのか未だによくわからないが、当時私の担当だった店員が手配してくれたことは確かだ。


VIP客とはおそらく、発売される新製品を次から次へと買い、年間の購入金額がある一定以上の顧客だろう。

私はヴィトンにとっては、あまり良いお客ではないはずだ。
なかなか商品を購入しない。
できるだけ定番に近い商品しか買わない。
買ったら長く使うので買い換えない。

一つの商品を買うのに時間をかけるので販売効率も悪い。
店員と5時間も話し込んだこともある。

実際に商品を自分で使い込んでいるので、店員より商品情報に詳しい。
そんな使用感を話していると、どうしても話が長くなる。
男性店員とはヴィトントは関係のない時計談義をし、女性店員には男がヴィトンをどう使うかを話す。


いずれにしても、こうした非売品のプレゼントは嬉しいものだ。

ガラスの中に立体的なモノグラムマークが浮いている。
これはいわゆる”3Dクリスタル”と言われるもので、レーザーを使ってガラスの中に白い点をたくさん作ることで、立体的な図柄を彫刻するものだ。

ガラスの中の点を作りたい部分に、レーザーをレンズで集光し、その部分を加熱してごく小さいキズ(ヒビ)を作る。
キズは光を乱反射して白い点に見える。
レーザー照射装置を、入力したデータ通りに動かしながら次々に点を作っていく。
従来のガラス表面に彫刻を施すものとちがって、ガラス内部に立体構造を再現できる。

今では特に新しい技術ではないが、モノグラム柄が立体で再現されているところが珍しい。


希少性も高く、とても美しいペーパーウェイトだが、飾っておくだけでなく実際に使っている。
落として壊さなければ、これも長く使っていけるだろう。