カテゴリー「ペン」の記事

2012年4月17日 (火)

【基】:ACME アクメ COOLER ボールペン

"COOLER"
P2MAG01/R
Design: Erik Magnussen
Released: January 2004
Edition Finished: June 2008

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これはアクメのボールペンだ。

確かマテリアリのシリーズだったと思う。
残念だが、2008年に廃盤になっていて、現在はHPにも載っていない。

デザイナーは、エリック・マグヌッセン(Erik Magnussen)だ。
デンマークのコペンハーゲン出身。
現代北欧デザインの第一人者とされ、家具、インテリア雑貨などのデザインを得意とする。

Erikmagnussen

しかし、これほど斬新なペンが他にあるだろうか。

”クーラー”(COOLER)という名を冠されていることからも、これが空冷フィンをモチーフにしていることは確かだ。
エリックの家具の印象とは大きく異なるデザインだ。

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見た目だけでなく、手に持った感触もまた他には無いものだ。
細かなフィンが手にまとわりつき、決して滑ることはない。

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もちろん、ペンとしてもとても書きやすい。

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↓このクールな工業デザインは、ヴィトンのダミエ・グラフィットにもぴったりだ。

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私がこのペンを購入したのは、廃盤の直前だった。
アクメの店員が、「これはもう廃盤なんです」と言っていたのを憶えている。

アクメのペンは、世界中で名を成したデザイナーが手がけているため、すべてそれなりに斬新だ。
しかし、ほとんどのペンは基本の形が決まっていて、プリントデザインだけを変えている。

一方でマテリアリのシリーズは、ペンの形そのものからデザインさているため、より斬新なものが多い。

この”COOLER”は、そんなアクメのお店でもダントツに目立っていた。
クーラーならぬ、クールな工業デザインは、理屈抜きでカッコいい。

男の持ちモノとしても、価値ある一本だ。


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2012年4月15日 (日)

【基】:LAMY noto ボールペン オレンジ

デザイン:深澤直人

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ラミーのノトは、いろいろな色がある。
私も色違いをいくつか持っている。 → noto

このオレンジもなかなか良い。
微妙なオレンジ色だ。

↓色が変わると全く違ったペンになる。
単色のオレンジは、温かみのある印象を与える。
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↓印象的なラミーのロゴ。
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↓このクリップは、日本人がデザインしたことをうかがわせる。
まるで竹に切れ目を入れたようなデザインだ。
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↓軸本体は三角オニギリ型。
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↓ペン先に至るラインは、握りやすさが考慮されている太さだ。
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↓手に良くフィットする握り心地は、この価格のペンには無い感触だ。
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↓明るすぎず、暗すぎない、絶妙なオレンジだ。
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オレンジは、好きな色の一つだ。
すぐにエルメスオレンジを思い起こす。

なぜかやる気が出る色だ。
エネルギーが満ちてくる感じが好きだ。

これは個人的な感覚だが、すこし飽きやすいところがこの色の難点かもしれない。

オレンジが好きだからといって、色々なアイテムを全てオレンジにすると、うっとうしくなってくる。
やはりポイント的に利用する色なのかもしれない。

その意味でペンにオレンジ色を使うのは、持ちモノの”指し色”として絶妙かもしれない。

そういえば、デルタのドルチェビータもオレンジ色だった。


お気に入りのデザイナーである深澤直人氏のデザインと、お気に入りのオレンジ色のコラボは、私にとって見逃せないアイテムだ。


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2012年3月30日 (金)

【基】:MONTBLANC MEISTERSTÜCK マイスターシュテュック クラッシック 165 ペンシル

【サイズ】
・長さ:約140mm 最大胴軸径:約10.4mmφ 重さ:約27g
【機構】
・0.5mm芯
・ツイストメカニズム
・消しゴム付

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これは、モンブランのシャープペンシルだ。

シャープペンシルというものを、あまり使わなくなって久しい。

いつから使わなくなったのだろうか...。


シャープペンシルを使い始めたのは、小学生の時だった。
細い芯が出てくるメカニズムに驚いたのを憶えている。

私が一番最初に使ったシャープペンシルは、”ぺんてる”の「Pentel 5」というペンだ。
愛称は「ケリー」。

↓「Pentel 5」
Pentel5

1971年発売のこのシャープペンシルには、鮮烈なイメージが残っている。

子供ながらに、削らずに使える鉛筆がどれほど便利なものかを実感したものだ。

以来、大学、大学院を卒業するまでシャープペンシルは、メインの筆記用具だった気がする。

おそらく何十本と使ってきただろう。


しかし学業を終えてからは、消えないペンで書くことが多くなった。
また大学時代に普及しだしたコンピュータによって、紙に字を書く必然性が薄れてきたことは確かだ。


そして最後に残ったのが、このモンブランのシャープペンシルだ。

極めてシンプルだが重厚なモンブランのマイスターシュテュックのペンシルは一生使えるモノだ。

今はほとんど出番は無いが、シャープペンシルはこれ一本あれば十分だ。


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2012年3月15日 (木)

【詳】:Louis Vuitton N73260 CARGO ALLIGATOR HAVANE カーゴ・アリゲータ 万年筆

→基本記事

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私は未だこれ以上のペンを見たことが無い。

価格がこのペンより高いものはあまた存在する。
しかし、これだけのクラフトマンシップとデザイン力で完成されたペンを他に知らない。

↓極太で重厚感がある最高級の万年筆だ。
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↓なんとこの万年筆、アリゲーターの革が巻きつけられている。
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アリゲーターの革は、『ワシントン条約』で国際取引が規制されている革だ。

『ワシントン条約』とは、「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」で、1973年にワシントンで採択され、1980年日本も批准している。
現在、約170カ国が加盟している影響力が大きい国際条約だ。

具体的な対象は、「附属書」と呼ばれるリストに記載されている。

このアリゲーターは、【附属書II】に記載され、国際取引を規制しないと絶滅のおそれのある種で、商業目的の取引はできるが、輸出国政府の管理当局が発行する輸出許可書が必要だ。


この万年筆、うかつに海外に持ち出すと、入管で大変なことになる恐れがあるのだ。

↓キャップ先端部分:どうやって革を巻きつけたかわからないほど精巧にできている。
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↓先端は、つなぎ目が見当たらないので、被せて伸ばしてあるのかもしれない。
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↓本体下部分も同様のつくりだ。
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↓アリゲーターの革は、本当に美しい。
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↓極太のキャップをはずすと、これまた太く重厚な金色の軸が現れる。
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↓軸の手前の繋ぎ部分にまで、アリゲーター革が巻きつけられている。
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↓ペン先は、細字を選択。
極太ペンに細字が、意外に書きやすい。
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↓こんなに太く、ずしりと重い万年筆だが、バランスは抜群に良い。
いくら書いても不思議と疲れない。
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「死んだワニは生きているワニより恐ろしい」という言葉があるそうだ。
それくらい、加工が難しい繊細な皮なのだ。

希少で高価な皮だが、加工段階で一歩間違えるとすぐに取り返しの付かないダメージを与えてしまう。
職人泣かせの素材でもある。

そんな繊細な皮をここまで巧みに駆使して、ペンという小さな世界に、これほど美しく加工してしまうクラフトマンシップは、他の追随を許さないだろう。


ちなみにこの万年質は、あることの成功を祝って自分にプレゼントしたものだ。
そういえば、もうあれから10年以上経つ。

これだけ繊細な革を使いながら、10年以上経っても傷みは皆無だ。
この革だけは、おいそれと手入れができない。

そのため、柔らかい布で拭く程度しかしていない。

それでも艶を失うことなく、美しい姿を保っている。
きっと加工方法が優れているのだろう。


こんなペンを作れるルイ・ヴィトンというブランドは、やはり凄いと思う。


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2012年3月 1日 (木)

【基】:DELTA デルタ アルファロメオ グランスポーツ 万年筆

本体材質:レジン樹脂、シルバー925
ボディリング:「6C 1750 グランスポーツ」のフロントグリル
キャップ:タイヤホイールをモチーフにしたスターリングシルバーの装飾
クリップトップ:ルビーの装飾= 「アルファロメオ 6C 1750」 の神秘的な象徴であるフロントライトを表現
ペン先素材:18K
機 構:カートリッジ・コンバーター両用式
全 長:138.5mm
カラー:アルファ・レッド

世界限定1750本。 シリアルナンバー入り。

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これは、デルタのアルファロメオ限定シリーズの万年筆だ。

DELTA デルタ トロフェオ・ジュリエッタ・アルファロメオ 万年筆とともに愛用している。

この万年筆は、”アルファロメオ 6C 1750”をモチーフに作られた。

↓アルファロメオ 6C 1750
Alfaromeo6c1750zagato1

これはイタリアビンテージカーの最高傑作と称される車で、数々のレースで輝かしい戦績を残してきた兵だ。

特に公道上のレースとして知られるミッレ・ミリアでは、史上初めて平均時速100km以上で走破し、優勝した記録を持つ。

設計はフィアットから移籍したヴィットリオ・ヤーノだ。

そのフォルムはクラッシックカーの優雅さを持ちつつ、アルファレッドに輝く美しい車体がレースでの強さを物語る。

デルタは、この名車をペンにリデザインしようと考えたのだ。

仕上がりは上々。

アルファロメオ社公認の特製アルファ・レッド・レジンを用いた軸は、フェラーリレッドとは違う深みを持つ赤だ。

軸を飾る金具はシルバー925で造形されている。

ボディリングは、車のフロントグリルがモチーフだ。

さらに、秀逸なのはキャップトップだ。
なんとタイヤの形をしているのだ。

写真でもわかるように、渋く色が変わっているのは、私がわざと磨かず使っているからだ。
シルバーの味が良く出ていて、このペンにはこのほうが似合っている。

またクリップには、ルビーが埋め込まれている。
これはフロントライトを表現したようだ。

素晴らしいデザインと手の込んだ細工は、デルタの得意とするところだ。

肝心の書き心地も抜群で、デルタの万年筆はいつも安定した書き味を失わない。


フェラーリレッドにも魅かれるが、アルファレッドもまた素晴らしい。
イタリア人のセンス恐るべしだ。


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2012年2月15日 (水)

【基】:MONTBLANC MEISTERSTÜCK マイスターシュテュック ル・グラン 161 ボールペン ボルドー

【機構】:ツイストメカニズム
【サイズ/重さ】:長さ:約150mm 軸径:約13mm 重さ:約30g
【リフィール】:初期装填:ジャイアントリフィール(ブラック)
【カラー】:ボルドー(廃盤)

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これはマイスターシュテュック ル・グラン 161 ボールペン ブラックの色違いだ。

マイスターシュテュック クラシック 163 ローラーボール ボルドーより、太くしっかりした軸を持っているル・グランは、とても書きやすい。

今は、廃盤色であるボルドーの軸に、ジャンアントリフィールのレッドを入れて使っている。
ジャイアントリフィールのレッドは、Mサイズしかない。
本当はBサイズが欲しいのだが...。


黒と赤をセットで持ち歩いては、色の使い分けをしている。
贅沢な使い方だが、私は赤を使う機会がそれだけ多いのだ。

+++

今のモンブランというブランドには不満が多い。

かつてのモンブランは、ドイツの堅実なペンブランドだった。
しかしいつ頃からだろうか、ブランド強化戦略の中で、ラグジュアリー化を狙ってイメージチェンジを図ってきた。

ペンのデザインも、かつての堅実なデザインから、洗練されたデザインへと変貌した。

私には、イタリアやフランスのファッションブランドになりたがっているように見える。
時計やジュエリーなどにも手を出している。

ペンメーカーの時計など、してみたいとも思わないのだが...。


一方で、コアプロダクトであるはずの肝心なペンについては評判が落ちている。
万年筆のインクフローに問題があるという消費者の声を良く聞く。

私の万年筆もフローには不満がある。

また、メンテナンスの不満も聞く。
モンブランのメンテナンスは、高価で時間がかかることで有名だ。

さらに、古くからモンブランを扱ってきた町の小さなペンショップを切り捨て、イメージの良い都市部の百貨店や路面店に絞込みをした。

長年のパートナーは、辛酸を舐めさせられたに違いない。


私は、このブランドのドイツらしからぬ変貌には、賛成できない。

肝心の技術的バックグランドを軽視し、パートナーを切り捨て、顧客の不満にも耳を貸さず、ファッションブランドを目指すのはいかがなものだろうか。


顧客は全てを冷静に見ているものだ。
モンブランは必ずもう一度方向転換を迫られることになるだろう。

私の持っているモンブランは、古い堅実なデザインのモノが多い。
ドイツにはドイツの良さがあっていいのではないか。

なぜイタリアやフランスの真似をするのか?

たかがペンブランドが、時計になど手を出すな。
たかがペンブランド、されどペンブランド、されどモンブラン。

モンブランよ、目を覚ませ!


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2012年2月 3日 (金)

【基】:フィッシャー エアプレーンペン 400AL ボールペン

フィッシャー EF-400エアプレーンペンクローム
サイズ φ10×95mm
重 量 22g
材 質 真鍮クローム仕上げ

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これは、フィッシャーの一風変わったボールペンだ。
見たとおり、ジャンボジェット機をモチーフにしている。

ペンにキャップをした状態で、ジャンボジェット機を模っているデザインだ。

コックピットや客室の窓が描かれ、キャップには垂直尾翼が立っている。
主翼と水平尾翼が無いのだが、一応飛行機に見える。


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変わっているのは、デザインだけではない。
このペンならではの個性的機能を持っている。

フィッシャーのペンは、”宇宙空間でも書けるペン”というコピーで有名だ。
1968年にNASA(米国航空宇宙局)からの要請で開発した経緯がある。
”スペースペン”というらしい。

通常のペンは、下に向けて書くことを想定して、インクを紙面に送り出す機構を持っている。

例えばボールペン。

先端のボールが回って紙にインクを送り出す。
そのとき、ペン内部では次のインクを押し出す必要がある。
普通のボールペンは、この押し出す力を重力に頼っている。
そのため、寝転んで上を向いて書こうとするとすぐにインクが出なくなる。


当然宇宙空間は無重力であるため、普通のペンでは書けない。

このスペースペンは、インクの後方に窒素ガスを封入し、圧力を確保している。
また、特殊なインクを使用することによって、水中でも書け、-45℃~+200℃の温度変化にも耐えるという。
またこのインクは100年以上も変化しないとされる。


よくボールペンを床に落とすと書けなくなることがある。
これは、ペン先端から硬い床に落ちたとき、ボールが変形して回転できなくなるためだ。

このスペースペンは、ペン先のボールが超硬度タングステンカーバイト鋼を使用しているため、少々のことでは書けなくなるようなことはない。


フィッシャーは、このペンの開発に1億円以上(当時?)掛けたようだ。
NASAの厳しい検査を経て、すべての宇宙飛行士によって実際に使用されている。

ゼロハリバートンが月に行ったバッグなら、このスペースペンは月に行ったペンといったところか。


ブランド品のコピー商品は古くから問題になってきた。
ヴィトンのモノグラムやダミエがコピー対策だというのは良く知られたことだ。

しかし、最近の贋物事情はもっと複雑らしい。
実はNASAが打ち上げてきた、スペースシャトルにも贋物の部品が多数見つかっていると聞く。

米国製や日本製の正規のLSI部品だと思っていたら、どこかから某アジア製のコピーLSIが紛れ込んでいたとか...。

国防機密上の問題とも成りかねない事態だ。
もしかしたら、最新のステルス機に中国製のチップが載っていて、軍事情報がリークしているなどと考えると背中が寒くなる。

フィッシャーのボールペンのコピー商品があるというのは聞いたことがないが、アジアでは、いつ、どこで、何がコピーされているかわからない時代だ。


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2012年1月21日 (土)

【比】:カルティエ 3つのペン

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【比較】**********************
トリニティ ボールペン ゴールド

ディアボロ ドゥ ボールペン ボルドー

ディアボロ ドゥ プラチナフィニッシュボールペン
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カルティエのペンは本当に美しい。
宝飾ブランドの真骨頂といったところか。

落合正勝氏も、『私の愛するモノ、こだわるモノ。』の中で、カルティエのペンを紹介している。

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「宝飾ブランドならではの芸術性、美しさ、気品が表現されている逸品だ。」として、ディアボロ ドゥのローラーボールペンを絶賛。

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氏は「(ペンは)単なる道具から男のアクセサリーに(なった)」と語り、ペンのモノとしての価値の変化を指摘している。

カルティエのペンは、キャップ頭頂部に配されたカボション (CABOCHON)と呼ばれる石が特徴的だ。

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カボションとは、宝石の形状の一種。
円か楕円形で、上部を山形のドーム形に加工した形のことだ。
底部はたいていの場合は平らに加工されている。

↓カボション
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カルティエのペンのカボションは、少し先端が尖った形状で、キャップの存在感を増大させている。

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カルティエは、ペンさえも宝飾品に変えてしまった。
この3本のペンを持っているだけでも、中世の貴族になった気分だ。

私はこのカルティエのペンたちは、ただものを書くだけの道具ではなく、またただのアクセサリーでさえもないと思う。
鑑賞に値するだけの芸術性を備え、際立った美しさを持っている。


何千年か後に、地中からこの3本のペンが掘り起こされたなら、きっとそのデザインの素晴らしさに、未来の人びとも魅了されるだろう。
そして、博物館で展示することだろう。

ただ、使い方はわからないかもしれない。


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2012年1月 6日 (金)

【基】:Louis Vuitton N71404 ドック キュイール ボールペン

ゴールドフィニッシュ
グリーンレザー

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これはヴィトンのレザーボールペンだ。

もうこれも古いモノとなった。
ヴィトンが本格的なペン・コレクションの展開を始めたのは、1997年だったと記憶している。

当時どうしても欲しくて購入したのが、カーゴ・アリゲータと、このドックだった。

後に、カーゴ・ラックも購入した。

いずれも、建築デザイナーのアニューシュカ・ヘンペル女史(Anouska Hempel)によるデザインだ。
心底ほれ込んで買ったモノだけに、その思いは今でも全く変わっていない。

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このペンは、キャップがゴールド、軸が革巻き仕様となっている。

キャップは地球の子午線に着想を得ているとも言われ、美しい格子柄がゴールドで仕上げられている。

ペンの軸に革を使うのは珍しい。
↓上質なゴートスキンを使用して、それをホチキスのような金具で留めている。

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革の色は、グリーン系を選んだ。
エピセア色のペンケースとの相性が良いからだ。

当時、このグリーンが品薄で、ヴィトンの馴染みの店員にやっと探し出してもらった。

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10年を越えて今でも、もちろん現役で活躍中だ。
大切に使ってきたので、傷ひとつつけていない。

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ヴィトンのペン・コレクションがいかに優れていたかということは、10年以上経ってみてもその評価は変わらない。
デザインも秀逸だが、モノづくりもそのデザインを生かしきる実力を見せ付けている。
ペンメーカーには真似できないことだ。

しかしこのペン・コレクション、最近はめっきり見かけなくなった。
おそらく数年前に撤退したのではないだろうか。
ある時期、お店の在庫を引き上げたと店員に聞いたことがある。

やはり高くて売れなかったのだろう。
バッグメーカーのペンに10万円,20万円をかける人はあまり多くはいない。

手元にある3本のヴィトン・ペン・コレクションは、とても貴重だ。
ずっと大切に愛用していきたい。


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2011年12月10日 (土)

【基】:MONTBLANC MEISTERSTÜCK マイスターシュテュック モーツァルト 116 ボールペン ブラック

【サイズ/重さ】
・全長106mm(収納時) 軸径9mm 重さ12g
【機構】
・ツイストメカニズム
・専用リフィール

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これは、モンブランの凄く小さいボールペンだ。

普通のボールペンの2/3くらいの長さしかない。
太さもかなり細い。

マイスターシュテュック ル・グラン 161 ボールペンと比較してみると、こんなに小さい。
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このミニペンは、マイスターシュテュックのモーツアルトというシリーズだ。
モーツアルトは現行のモンブラン製品の中でも一番小さいサイズのペンだ。

なぜこの小さいペンが”モーツアルト”と名づけられたのかは不明だ。

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小さいだけに手帳との相性は抜群で、一緒に外に持ち出しては使っている。

ただ欠点が一つ。
リフィルが専用品だが、ペンのサイズに合わせて容量が凄く少ない。

気が付くとインクが切れて書けなくなったことが何度かあった。
いつも予備を持ち歩くわけにもいかず、このペンだけでは安心できない。


しかし、モンブランの看板商品であるマイスターシュテュックを名のるだけあって、こんなに小さくても堂々としている。

マイスターシュテュックは極太のイメージが強いが、このミニペンはそのイメージのまま全体を小さくした感じだ。
書き心地もマイスターシュテュックをしっかりと維持できている。

モンブランのレジンの質感や、金具の素材感、そしてペン先の動き、そうしたものが共通項として根底にあるからだろう。


このモーツアルトには、万年筆もペンシルもあるようだ。
私は一度も使ったことがないが、このボールペンと同様に、ペンの巨人であるマイスターシュテュックの縮小版だろう。

このペン、私の持ちモノの中では、特にモレスキンと仲が良い。
小さな巨人の使い勝手はなかなかのものだ。


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