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2012年1月の27件の記事

2012年1月31日 (火)

【詳】:チェスの駒

→基本記事

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↓このチェスの駒セットは、こんな木箱に入っている。
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↓内部は白駒と黒駒に分かれている。
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↓けっこうキツキツで、入れ方を間違えると全部入らない。
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+++

チェスの駒は6種類あり、黒16個,白16個で、計32個で構成される。

キング - 各1個
クイーン - 各1個
ルーク - 各2個
ビショップ - 各2個
ナイト - 各2個
ポーン - 各8個

各駒の価値

キング = ∞
クイーン = 9
ルーク = 5
ビショップ = 3
ナイト = 3
ポーン = 1

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◆キング:王を表し、十字架と王冠(クラウン:crown)の形をしている。

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◆クイーン:王妃を表し、冠 (ティアラ:tiara) の形をしている。

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◆ルーク:塔または城のような形をしている。

諸説はあるが、ペルシャ語「rokh」またはサンスクリット語の「roth」が語源という説が有力。
意味はチャリオット(戦車)である。

ちなみに、 「新人」を指す英語のルーキー (rookie) は、このルークに由来する。
これはルークがチェスの駒のうち最も遅く展開するためだ。
既に出ている他の駒にとって「後からやってくる存在」(新参者)となる。

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◆ビショップ:キリスト教の聖職者である「僧正」を表すコマ。
僧正のかぶる司教冠をかたどっている。

元来この駒は、「ゾウ(象)」であったとされている。
これがチェスが西洋に伝わっていく過程変化した。
駒の形を見た英語圏の人々が高位聖職者である僧正の帽子を連想したからだ。

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◆ナイト:馬の頭部の形をしたナイトは、騎士という意味

顔の向きについては、国際チェス連盟も日本チェス協会も特に規定は設けていない。
そのため真正面・右向き・左向き・斜め向きなど、各プレイヤーの好みで配置できる。
ただし、ナイトを後ろ向きにする事だけは慣習上避ける傾向にある。

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◆ポーン:歩兵という意味

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チェスの駒のデザインには何故か物凄く魅かれる。

将棋の駒のように、同じ形に文字の違いだけでバリエーションを構成するのではつまらない。
また平面的なデザインも好きではない。

チェスの駒は、デフォルメされた異なる形で駒の種類を表現している。
また立体的なデザインが、一つ一つの駒の存在感を強調する。


要するにチェスや将棋とは、戦争のシミュレーションだ。
戦う者や、守られる者たちは、擬人化された”駒”が担当する。

その意味で、チェスの駒は思い入れを掛けたくなる様な形を持っている。
まるで人が立っているようにも見えるその形は、感情移入を容易にする。

一方で、ゲームでの戦いは純粋論理でもある。
そのためプログラミングされたコンピュータでも出来る。

感情を排除し論理で戦う方が強いのか、はたまた強い情熱を注ぎ込み押していくほうが強いのか。

いずれにしても、デザインの美しいチェスの駒が舞う板状は、舞台のようでもある。


kk-vuitton

2012年1月30日 (月)

【詳】:Louis Vuitton M53013 カバ・ボブール トートバッグ

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ヴィトンがトートバッグを作るとこうなる。
どこのブランドのトートより、高級感があり、お洒落であり、使いやすい。

↓内装も充実している。
内部にポケットが2つあり、1つは携帯電話用。
写真上部の縁にファスナーが付いていて、そこも大きなポケットになっている。
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↓外ポケットが1つ。
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↓サイドにはマチを調節するためのスナップ装備。
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↓ショルダーストラップは、テキスタイルだが、かなりしっかりしている。
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↓ストラップから続くストライプには、サイドにヌメ革が細く配置されている。
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↓このヌメ革がバッグ全体の印象をがらりと変えている。
デザイン上のアクセントを天然素材で締めてくるあたりがなんとも憎い。
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↓底の部分もモノグラムで堅牢に仕上げられている。
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このトート、以前は休日に連れ出しては、買い物につき合わせていた。
しかし最近は、ビジネスでも使っている。

バッグを少しカジュアルにするだけで、気分が大きく変わるものだ。
大きな商談や、重要なプレゼンもなく、ゆったり企画を練るような日は、このバッグが適しているかもしれない。

半分くらい気持ちが他の事に向いていて、その隙間に思わぬひらめきが入ってくることもある。

バッグが気持ちにもたらす効用というものも、あっていいのではないだろうか。

この優しく、お洒落な、このトートバッグもお気に入りだ。


kk-vuitton


2012年1月29日 (日)

【記】:サングラスの機能と紫外線

以前は太陽の光をたくさん浴びて、真っ黒に日に焼けすることが健康の印だった。
しかし近年ではこの概念が覆っているようだ。

できれば大量に太陽光を浴びない方が良いとされている。

目も同様に紫外線を浴びない方が良い。
そこでサングラスの必要性が出てくる。

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太陽光には、波長の長い方から、赤外線,可視光線,紫外線が含まれる。
波長は短いほど人体に有害だとされ、紫外線の人体への影響が様々に取りざたされてきた。

紫外線は波長の長い方から、紫外線A,紫外線B,紫外線Cに分けられる。

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それぞれ以下のような特徴がある。

【紫外線A】:
 ・長波長紫外線。
 ・オゾン層に吸収されない。
 ・シミ、シワや日焼け等皮膚の老化を早める。
 ・眼の表面を通過し水晶体で吸収されるため、長年にわたって浴びると「白内障」になる恐れがある。

【紫外線B】:
 ・中波長紫外線。
 ・オゾン層を一部通過する。
 ・皮膚への影響が強く、炎症・シミ・ソバカスを引き起こし、日焼けや皮膚がんの原因となる。
 ・表皮の奥の真皮まで到達する為、お肌のコラーゲンなどを変質させ、肌荒れやしわなどの原因となる。
 ・ガラス窓は紫外線Bを通さない。

【紫外線C】:
 ・短波長紫外線。
 ・オゾン層に吸収され地表には届かない。
 ・オゾン層の破壊が進むと危険。
 ・エベレストのような高い山の山頂付近では紫外線Cが届いているらしい。

こうした紫外線は眼にも有害だ。
つまり”眼も日焼けする”ということだ。

眼が日焼けすると、乾燥、充血、涙がとまらなくなるなどの症状が出る。

紫外線の多くは眼球を守っている角膜で吸収される。
また波長によっては、眼球の奥にある網膜にまで達する紫外線もある。

紫外線が原因となる眼の病気は以下の通り。

〔角膜炎〕:角膜(白目)の充血、異物感、流涙がみられ、時に強い眼痛を伴う。
      雪目(ゆきめ)と呼ばれることもある。

〔翼状片〕:眼球結膜(白目)が翼状に角膜(黒目)に侵入する症状。
      瞳孔近くまで進展すると視力障害を引き起こす。

〔白内障〕:目の中の水晶体(レンズ)が濁る病気。
      WHO(世界保健機関)の報告によると、白内障の約20%は紫外線によるものだという。

さらに最近の研究では、眼から紫外線が入っただけで、肌が黒くなるということがわかってきた。
つまり眼に入った紫外線によって、脳から「皮膚を保護しろ」と皮膚細胞に命令が伝達され、メラニンが生成されるのだ。
肌に日焼けクリームを塗っても、眼を保護しなければ肌は黒くなってしまうようだ。

レイバンを創設したボシュロム社が半世紀以上、「光学的に眼を守れなければ、それはサングラスとは呼べない」をポリシーとしてきた。

その眼を守る機能は、2つに大別できる。


◆①紫外線カット(UVカット):有害な紫外線をカットして眼を守る。◆◆◆

特に紫外線A,Bのカットが重要だ。
現代では、色だけが付いたレンズではサングラスとは呼べない。


◆②可視光線のコントロール:眩しい可視光線をコントロールして眼を守る。◆◆◆
 ・可視光線透過率(可視光線コントロール)
 ・偏光度(反射光コントロール)
 ・コントラスト(カラーコントロール)

つまり可視光線をコントロールすることで、様々なシーンに合わせて見やすい見え方を提供する。

夏の照り返しの強い路面を見ながらのドライブ、冬の雪原でのスキー、室内でのパソコンの画面を見る。
それぞれのシーンに応じて、見やすい可視光線を選択的に透過し、雑光をカットするのだ。
その意味で、いつでも、どこでも使えるオールマイティなサングラスというものは存在しない。

利用シーンごとに合わせたサングラスが必要だ。

紫外線カットと眩しさ軽減は、機能としては別物だ。
色の濃いレンズが、紫外線をより多くカットするわけではない。

↓この二つのサングラスの紫外線透過率はほぼ同じだが、可視光線透過率は大きく違う。
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↓可視光線透過率は正確には不明だが、20~15%程度。
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↓可視光線透過率は70%。
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サングラスを選ぶときは、紫外線AとBをしっかりカットでき、利用シーンにあった可視光線コントロールができるものを選ぶことが重要だ。

安物のサングラスは、対象を見ようとする眼の負担を大きくするだけで、結局は目のためにならない。


サングラスは、ファッション的観点から選びがちだが、機能性も大切だ。
しかしサングラスの機能性の確認はなかなか難しい。
紫外線がカットされているか見えないし、シーンに適したレンズも、買ってからでないと試せないからだ。

そのため、商品知識が豊富なショップのアドバイスを受けながら選ぶのが一番良い。

ファッション性からフレームを選び、機能性からレンズを入れ替えるという組み合わせもできる。

サングラスも極めて奥が深いアイテムだ。


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2012年1月28日 (土)

【詳】:RIMOWA TOPAS BOARD CASE リモワ トパーズ ボードケース ルフトハンザモデル

→ 基本記事

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このリモワのボードケースは、縦×横はプレジデントとほぼ同じ大きさだ。

しかし厚みはプレジデントのほぼ2倍。
他ではみられない個性的な大きさだ。

そのため、収納力は抜群でありながら、取り回しもしやすいという便利なバッグだ。

↓ハンドルも握りやすい。
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↓左右のロックも極めて個性的な機構だ。
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↓開けると全く同じ大きさ、同じ構造が上下2つに分かれる。
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↓それぞれ仕切り板が付いている。
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↓上側の仕切り板にはルフトハンザモデルの名版がある。
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↓仕切り板は、マジックテープが付いたストラップで固定されている。
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↓仕切り板の下には、荷物押さえ用のストラップが装備されている。
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↓下側も同じ構造。
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↓厚みはかなりあるが、全体が大きくないので、電車の中でも膝の上に乗せておける。
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↓リモワの特徴でもあるラウンドしたコーナー。
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↓リモワのマーク。
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↓ルフトハンザのマーク。
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↓ニュージーランド航空のこのシールはお気に入りだ。
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リモワと言えば、トローリーが有名だろう。
空港でも多くの人たちが、リモワのトローリーを引っ張って歩いている。

このボードケースを持っている人はあまりみかけない。
ボードケースには車輪がついていないため、自分の手で持ち上げて運ばなければならない。

その意味で、このボードケースの大きさは絶妙かもしれない。

これ以上大きいと持ち歩くのはかなりつらい。
また重くなるため、持ち上げるのにも苦労するだろう。

アタッシュケースに比べ、容量を厚み方向に2倍に拡張したことになる。
丁度アタッシュを2つくっつけて持っているようなものだ。

それでもこのボードケースは空の状態で、2.8kgと比較的軽量だ。
プレジデントが約3kgなので、容量が倍になって重量が変わらないことになる。

とても便利なこのバッグは、色々なシーンで活躍できる。

旅行はもちろん、ビジネスでも荷物が多いときは、このバッグを持っていくことも可能だ。


私は、娘と一緒にシールをベタベタ貼ってしまったので、旅行にしか使っていない。

このボードケースは、使えば使うほど合理主義のドイツらしいバッグの良さがわかってくる。


kk-vuitton

2012年1月27日 (金)

【基】:Sermoneta gloves セルモネータ グローブス グローブ

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イタリアを訪れると必ず買ってくるものの一つにグローブがある。
革製品の本場だけに、イタリアには良いグローブがたくさんあるからだ。

これは、セルモネータ・グローブスで10年以上前に買ったモノだ。


セルモネータ・グローブス(Sermoneta gloves)は、1964年ローマ創業のグローブ専門の老舗ブランドだ。

ローマのスペイン広場近くにお店がある。

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大きな地図で見る


お店に入ると、店員さんが顧客の手を見て、すぐにサイズを特定する。
そして、数点のお勧め品を出してくれる。

色やライニング(裏地)の希望を言えば、希望に合ったものも見せてくれる。


私は、当時ドライブ用にライニングなしのものが欲しかったので、それを伝えた。
すると数点のお勧め品を並べてくれた。

シンプルにブラックを選択した。
とてもリーズナブルな価格だったように記憶している。

創業したのは、ジョルジオ・セルモネータ氏だ。

Sermoneta

創業当時から手作りにこだわっている。
セルモネータ・グローブスでは、26の行程があるようだ。

使ってみてわかるのだが、革のナメシが良いのだろう、10年を過ぎても全く痛んでいない。

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ナメシ(鞣し)とは、皮が腐ったり硬くなるのを防ぐための工程のことだ。
つまり動物の生の”皮”を、”革”にする作業だ。

皮の本体であるコラーゲンという蛋白質に、ナメシ剤を作用させて結合させるのだ。
非常に手間がかかる工程であり、革製品の品質を決定する重要な作業だ。

これがいい加減だと、製品になったとき革が硬かったり、耐久性が低かったりする。

安物の革製品は、10年を越えるとボロボロになってしまうことがある。

セルモネータ・グローブスの品質は確かなモノだ。

ライニングなしの薄手のグローブは、モノを握っても扱いやすい。
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モノは、10年使ってみると本当に良いモノかどうかわかる。

新品の時にどんなに綺麗でも、10年使うと化けの皮が剥がれるものだ。

「一部の人たちをずっと騙すことや、
全ての人たちを一時期騙すことはできるが、
すべての人たちをずっと騙すことはできない。」

”You can fool some of the people all the time
and all the people some of the time,
but you can't fool all the people all the time.”

と言ったのは、アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンだ。


この言葉は、モノづくりにもそのまま適応できる。

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10年、20年と長く使い続けられるモノは、人を騙さないし、裏切らない。

それは、作り手の気持ちが込められているからだろう。


kk-vuitton


2012年1月26日 (木)

【記】:日本人とサングラス

欧米ではセレブがファッショントレンドを牽引役をする。
サングラスも同様だ。

Celebritysunglasses


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↓セレブがどんなサングラスを掛けているか紹介し、販売するサイトがたくさんある。

Celebrity Sunglasses Finder

Celebrity Sunglasses WATCHER

Celebrity Sunglasses Sunglassesshop.com


+++

一方日本では、欧米やアジアの他の国ほどサングラスが利用されていない。

都会では、若い女性がバタフライ型の大きなサングラスをしているのを見かける。
眼を守るためというより、ファッション的位置づけだ。

男性は、若い人やスポーツ系ファッションの人が中心だ。
日本では、40代以降の人がサングラスを掛けているのをあまりみかけることはない。

日本でサングラスが支持されないのには、幾つかの理由があるようだ。


◆◆◆①サングラスに対するイメージが良くない-----------------

欧米のサングラス文化が日本に広がらなかった理由の一つに、ネガティブなイメージがあるように思う。

日本のサングラス対するイメージは、犯罪者、泥棒、ヤクザ、不良、暴走族、眼の見えない人、といったネガティブなものばかりだ。

こうしたネガティブイメージの源泉がどこにあるかははっきりしない。

敗戦後のマッカーサーや進駐軍のイメージが強いのかもしれない。

目を隠したがるのはやましいことがある証拠だという見方もある。
また「色眼鏡」という言葉もある。
「偏った物の見方や先入観にとらわれた物の見方」(由来不明)という意味だ。

日本では人前でサングラスをするのは失礼ともされ、公式の場でサングラスはできない。
例外はタモリや一部の歌手くらいだろうか。


◆◆◆②必要がない----------------------------------

機能的な面から考えると、日本人は虹彩の色が濃いため眩しさを感じにくい。
そのため、レンズの色の濃いサングラスは不要だと考えている人が多い。

↓モンゴロイドの虹彩は一般的に濃色だ。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

私は虹彩の色がかなり薄いため眩しい。
子供の頃は、よく外人だと言われたものだ。

↓コーカソイドの虹彩の色は薄い。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


◆◆◆③似合わない----------------------------------

サングラスの形と、人の顔の形には、相性があるようだ。

一般的に、顔幅が広く、彫りが浅く、鼻が低いモンゴロイドにはサングラスは似合わない。

彫りが浅いとサングラス上部と眉毛の間が開いてしまい間抜けな印象になる。
また、頬にサングラスが当ったり、レンズに睫毛が当たる。
ずり落ちるという不具合もある。

これは私的見解だが、丸顔の人には似合わないようだ。


↓この動画の最初に出てくる少し面長の女性と、2番目の丸顔の女性を比べると、明らかに最初の女性の方が似合っているように思える。

サングラスの多くは、欧米人向けにデザインされている。
鼻の高さを補正しただけのモデルが、アジア用として出荷されているが、もともとのデザインがモンゴロイド向けではない。

確かに欧米人は、サングラスが憎らしいほど良く似合う。
セレブだけではなく、普通の人もかっこいい。


+++

そんな、サングラスが市民権を得ていない日本において、私はサングラスを常用している。

もちろんビジネスでは使わない。
そのため平日はほとんど出番は無い。
それでもバッグには入れている。
どうしても眩しいときには取り出して使う。

あまり変わった形のサングラスはしない。
定番の形で、変わった色柄のモノはよく使う。

それでも未だに、電車の中でジロジロ見られる。
一つの車両の中で見ても、私一人しかサングラスを掛けていないこともある。

私はサングラスというモノは、機能的にも、ファッション的にもとても重要なアイテムだと思っている。
日本でも何かのきっかけで、もっと一般化することを期待したい。


kk-vuitton

2012年1月25日 (水)

【記】:HERMES クラルテ リング デザインの輪郭

→ HERMES クラルテ リング

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エルメスのクラルテ リングは、輪郭を切り出してみると、極めてシンプルにデザインされていることがわかる。

目立つデザインは側面に、小さなHマークの穴があるだけだ。
リングの外周部分は、つるんとした局面なので、複雑な輪郭線が無い。


実物は、スターリングシルバーが綺麗な鏡面仕上げにしてあり、輝きだけでも高級感は感じられる。

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しかし、輪郭だけを切り出しても安物のリングに見えないのは何故だろう?


このリングをデザインしたデザイナーは、必ずこうした輪郭線を一度はスケッチしているはずだ。

どの部分に、何を意図したのだろうか?

確かによく見ると、リングの内径が真円ではない。
縦長の変わった形をしている。

こんなシンプルな線の組み合わせで、エルメスのリングが出来上がってしまうのは不思議としか言いようがない。

ここまでデザインを裸にしてみても、デザイナーの工夫が全て見えるわけではないようだ。


指にはめてみると、外周の柔らかな局面とは対照的に、側面の平面が奇妙に強調されているのがわかる。

ちょうど輪郭線の部分で、すっぱりと切り取ったような鋭角さがあり、それが指に心地よく当たる。

単にデザイン線を引いただけでなく、何度も試作を重ねて出来上がっているように思われる。


よく見れば見るほど、簡単に作れるものではないことがわかってくる。

デザインとモノ作りの奥は深い。


kk-vuitton

2012年1月24日 (火)

【基】:シデ博物館 (Side Muzesi) ヘルメス像(頭部)

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これは、トルコのシデ博物館所蔵のヘルメス像(頭部)のレプリカだ。


↓ヘルメス像(頭部) Side Muzesi
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ヘルメスはフランス語で 「エルメス」 と発音する。
そうだあのブランドのエルメスだ。
いつも混同してしまう。

シデ(Side)は、トルコの地中海沿岸にあるリゾート地だ。
私は行ったことはないが、ギリシャ,ローマ時代の遺跡とリゾートが共存する風光明媚な場所らしい。


大きな地図で見る


次のような遺跡群があるようだ。
古代遺跡好きにはたまらない。
私も一度は行ってみたいと思っている。

〔アポロン神殿,アテナ神殿,列柱通り,ローマ浴場跡,劇場跡,アゴラ,ディオニソス神殿,王宮,考古学博物館,水道橋〕

そんな町にあるシデ博物館に、このヘルメス像は所蔵されている。


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ヘルメス(HERMES)は、ギリシア神話に登場するオリュンポス十二神の一柱だ。

旅人、泥棒、商業、羊飼いの守護神であり、神々の伝令役を務めるとされる。
能弁、体育技能、眠り、夢の神とも言われる。

非常に多能多才な神様だ。

翼の生えた靴を履いて、風よりも早く走り、手には使者の役を示す杖(ケリュケイオン)を持っている。
神々の中でも最も頭が鋭く、ずる賢く、すばしっこい神である。

↓ケリュケイオンの杖
Caduceus

ギリシャ神話は、読んでみてもいまいち要領を得ない。
おそらく数多くの史実や神話が口伝される中で、混ざり合い、溶け合ってしまったのだろう。

時間的な前後関係もよくわからない。
エルメスの父はゼウスで、母はマイアとされるが、これも定かではない。

神話と史実を分けることはできないが、ヘルメスの原型となる人物が古代に活躍したらしいことは推測される。

私はギリシャ神話の中でも、このヘルメスという神が特に好きだ。

非常に才能豊かで、軍事的にも強いが、ドロドロしたところが無い。

なぜか、乾いた風のようにカラリとした爽やかさを感じる。
地中海の風の様でもある。

ヘルメスのイメージは、青年として伝えられ、描かれ、刻まれてきた。
きっと、爽やかな青年のように生き、活躍した人物がいたのだろう。

+++

一方、人類史の中で”ヘルメス”という名が再び登場するのはエジプト。
その名は、”ヘルメス・トリスメギストス”だ。
この名前は「三倍偉大なヘルメス」といった意味になる。

ギリシャのヘルメス,エジプトの守護神トート,ローマ神話のメルクリウス(マーキュリー)、3つの神を合わせたほど偉大だと伝えられている存在だ。

しかし、これが実在の人物かどうかは定かではない。

ただその教えが『ヘルメス文書』として、編纂されて残っている。
紀元前3世紀から紀元後3世紀に至る600年間に、エジプトで製作された。

そしてその最重要書物が『エメラルド・タブレット』だ。
錬金術の奥義書と目され、人類が追い求めてきたが、その所在も真偽も定かではない。

ただギリシャ・ローマ神話から、エジプトの神秘主義思想までを包含した流れがあったことは事実だろう。

ここでもエルメスの名は、最高の知者として崇められてきた。

+++

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このヘルメス像のレプリカは、私が持っている様々な美術品のレプリカの中でも最も気に入っているモノの一つだ。

基となった作品も傑作だが、このレプリカも実によくできている。
レプリカの方が、少し痩せて見える。
その分、知的な青年としてヘルメスを良く再現しているようにも思う。

このレプリカが机の上にあるだけで、空気が変わる気がしてならない。
張り詰めた程よい緊張感と、ギリシャの爽やかな風が、このレプリカの周辺には存在する。

多才なヘルメス神の智慧と勇気を、少しでも分けてもらえるだろうか。


kk-vuitton

2012年1月23日 (月)

☆【基】:ボシュロム レイバン ウェイファーラー(Wayfarer) サングラス

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ボシュロム社製(MADE IN USA)
フレーム:エボニー
レンズ:
 オリジナル:G-15(ダークグレイ)
 変更:グレイ(可視光線透過率50%)
サイズ50mm

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アビエイターが機能性モデルの代表だとすると、このウェイファーラーはファッション性モデルの代表だ。

ウェイファーラーが発表されたのは、アビエイターに遅れること16年、1953年のことだ。
それまで、機能性一辺倒だったサングラスの歴史に大きな転換点を与えたのが、このウェイファーラーだ。


このサングラスの高いデザイン性に目をつけたのは、映画俳優、ミュージシャン、アスリートたちだった。
ファッション文化をリードする彼らが、こぞってサングラスを掛けはじめたのだ。
ボブ・ディランがレコーディング時にまで外さなかったという逸話もある。

こうした流れが、ただの道具がファッション・アイテムへと変貌し、一つの文化を形成するまでに至る。

それまでは、サングラスに対する印象は極めて限られたものだった。
それを必要とする専門職か盲人の使うものだったのだ。

なぜウェイファーラーがその転換点を演じたのかは興味深いところだ。

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それはウェイファーラーの特徴を見てみるとわかってくる。

 ・ウェリントン型
 ・テンプルとフレームの鋭角な傾斜角を持った鋭いデザイン
 ・極太のプラスチックフレーム
 ・丈夫な構造
 ・快適なフィット感

アビエイターの丸い印象に比べ、全体にかなり尖った印象を与える。
デザインを見るかぎり、強いインパクトを与えることを意図して作られた感がる。


素材も特徴的だ。
アビエイターのメタルの細いフレームに比べ、プラスチックを採用しフレームが太くなった。
これにより存在感も強くなっている。

フィット感が増したことは、ロックなどの激しい音楽の流行やスポーツにもうまく適応した。

この極めて強い印象のサングラスは、個人主義の台頭の中で強いアイデンティティを求める文化とうまく波長が合ったのだろうと推測される。


”ウェイファーラー”とは、”旅をする人”,”あちこちに歩く歩行者”,”旅人”といった意味だ。
専門職人だけでなく、誰もがこのサングラスをしてあちこち旅をするというコンセプトが感じられる。

+++

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私が最初に買ったレイバンもウェイファーラーだったと記憶している。
黒フレームの普通のウェイファーラーだ。

しかし私は、長年ウェイファーラーを使いながら、どこか違和感を感じ続けてきた。
なぜか自分には似合わないと思い続けてきた。

特に黒フレームのウェイファーラーは、徐々に出番が減っていった。
最初に買ったものは、紛失してしまっている。


今考えると、太い黒フレームに濃色のG-15レンズ、それに独特の傾斜した鋭い形。
この3つの要素が揃うと、印象として強すぎたのだと思う。

日本ではまるで泥棒か犯罪者のような印象さえ感じてしまう。
子供に泥棒の絵を描かせると、このサングラスを掛けさせるだろう。


そこで後年、フレーム,レンズ,形状の3つの要素うち、どれかを少し印象のやわらかいものにすることを思いついた。

フレーム:黒ではなく、ブラウンなどやわらかい色を選ぶ。
レンズ:レンズの色を薄くする。
形状:ニューウェイファーラーなどの少しやわらかい形を選ぶ。

これによって、ウェイファーラーが一気に違和感なく使えるようになった。

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このウェイファーラーは、ビンテージ物で80年代ボシュロム社製(米国製)だ。

フレームが黒なので、レンズを交換した。
薄めの色に変更することにより、全体の印象をやわらげたのだ。

このレンズは可視光線透過率50%に設定してある。
オリジナルレンズ(G-15)が、可視光線透過率15%なので、かなり印象が違ってくる。

他人から、掛けている人の眼が見えるので、かなりやわらかい印象が得られる。
ちょうどメガネとの中間的な使い方ができるし、冬でも違和感が無い。

それでも、紫外線はほぼ100%カットしてくれるので、サングラスの機能としては万全だ。


残念なのは、ガラスではなくプラスチックレンズだということだ。
オリジナルはガラスレンズなので、味わい深い。


↓外したオリジナルG-15レンズ
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↓”砂打ち”と呼ばれるレンズの刻印
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30年近く昔のビンテージフレームは、つくりは決して精緻ではないし、頑丈でもない。
それでも現行品には無い独特の味わいを持っている。

今は、新しいレンズとうまく共存してくれている。

↓テンプルの飾金は、シンプルな鋲だ。

現行のようなレイバンマークではない。
テンプルのレイバンマークは、90年代以降に採用されたものだ。

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↓ビンテージフレームは、シャープな現行品に比べて、全体的に温かみがある。
それでもこの当時から、前面の鋭い傾斜がこのサングラスを特徴付けている。

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↓モノトーンの持ちモノとの相性も良い。

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最近はレイバンのビンテージが高騰気味だ。

本当に良いモノは、世紀を超えて価値が認められる。
ただし少しバブリーな高騰はいただけない。


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2012年1月22日 (日)

【基】:ミドリ エンボッサー

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これはエンボッサー(Embosser)という文具だ。

エンボスは、インクを使用しない浮き出しスタンプのこと。
要するに、紙に凹凸をつけるスタンプだ。

欧米では、エンボスを公印として使用したり、個人蔵書印、会社印等の改ざん防止用に利用している。

このミドリ・エンボッサーは、手軽にエンボスが楽しめる。

↓下の溝に紙をはさむ。
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↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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構成は、エンボッサー本体+専用カートリッジだ。
いずれも安価で入手できる。

カートリッジを交換することで、違ったエンボスを押印できる。
カートリッジは、各種アルファベットとちょっとしたマークなどがラインナップされている。

私は、自分のイニシャルである”K”と太陽マークを利用している。


カートリッジの交換は簡単だ。

↓底の部分にレバーがある。
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↓レバーを引くとカートリッジが飛び出してくる。
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↓カートリッジを引っ張り出したところ。
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↓別のカートリッジを用意。
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↓挿入して完了。
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紙のどの部分にエンボスを押印するかによって、スタンプの向きを変える必要がある。

このエンボッサーは、カートリッジでスタンプの向きを変えることができる。
マークを90度ずつ回転させて、好きな方向を選べるのだ。

↓ダイヤルを回すことで、スタンプを回転させる。
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↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
マークの方向で、押印される。
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実際に押印してみると。

↓太陽マーク
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↓”K”イニシャル
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あまり日本では見かけないエンボッサーだが、使ってみると意外にお洒落だ。

私は会社でも利用している。
自分が作った資料のトップシートには、自分のイニシャルを押印している。

気づかれないことが多い。

たまには、そんな”さりげなさ”もまたいいものだ。


kk-vuitton

2012年1月21日 (土)

【比】:カルティエ 3つのペン

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【比較】**********************
トリニティ ボールペン ゴールド

ディアボロ ドゥ ボールペン ボルドー

ディアボロ ドゥ プラチナフィニッシュボールペン
****************************


カルティエのペンは本当に美しい。
宝飾ブランドの真骨頂といったところか。

落合正勝氏も、『私の愛するモノ、こだわるモノ。』の中で、カルティエのペンを紹介している。

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「宝飾ブランドならではの芸術性、美しさ、気品が表現されている逸品だ。」として、ディアボロ ドゥのローラーボールペンを絶賛。

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氏は「(ペンは)単なる道具から男のアクセサリーに(なった)」と語り、ペンのモノとしての価値の変化を指摘している。

カルティエのペンは、キャップ頭頂部に配されたカボション (CABOCHON)と呼ばれる石が特徴的だ。

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カボションとは、宝石の形状の一種。
円か楕円形で、上部を山形のドーム形に加工した形のことだ。
底部はたいていの場合は平らに加工されている。

↓カボション
Cabochon_2

カルティエのペンのカボションは、少し先端が尖った形状で、キャップの存在感を増大させている。

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カルティエは、ペンさえも宝飾品に変えてしまった。
この3本のペンを持っているだけでも、中世の貴族になった気分だ。

私はこのカルティエのペンたちは、ただものを書くだけの道具ではなく、またただのアクセサリーでさえもないと思う。
鑑賞に値するだけの芸術性を備え、際立った美しさを持っている。


何千年か後に、地中からこの3本のペンが掘り起こされたなら、きっとそのデザインの素晴らしさに、未来の人びとも魅了されるだろう。
そして、博物館で展示することだろう。

ただ、使い方はわからないかもしれない。


kk-vuitton

2012年1月20日 (金)

☆【基】:ボシュロム レイバン メタル アビエイター(Aviator) サングラス

Standard_m

ボシュロム社製(MADE IN USA)
フレーム:ゴールド
レンズ:#3(ミドルグリーン)
サイズ58mm

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アビエイターは、レイバンを代表するモデルだ。
サングラスの歴史の中でも、基軸となる原型モデルでもある。

「アビエイター」とは、「飛行士」という意味。
飛行機を操縦する人だが、「パイロット」より古い言葉のようだ。

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このアビエイターは、もともとボシュロムが米空軍から依頼され、パイロットの目を守るために開発されたサングラスの市販モデルだ。

特徴は以下の3点。

①ティアドロップ型のワイドレンズ
 人間の目の動きと同じ範囲をカバーし、最大の視野を確保する。
②ラージメタルフレーム
 耐久性、衝撃性に優れたメタルフレームを採用。
③ストレートテンプル
 ヘルメットを装着したままでも着脱が出来るように、テンプルやモダンがストレートに設計されている。

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合国軍最高司令官総司令部(GHQ)総司令官であるダグラス・マッカーサーが愛用していたサングラスとしても有名。

Douglas_macarthur


また1986年のアメリカ映画『トップガン』で、トム・クルーズがかけていたモデルでもある。

Tom_cruise


このアビエイターの派生系モデルも数多く作られている。

1938年には屋外で働く人のために「OUTDOORSMAN(アウトドアーズマン)」がリリースされた。
またシューティング用にデザインされた「SHOOTER(シューター)」も人気がある。

私の所有する、このアビエイターは、ボシュロム社製(米国製)のヴィンテージモノだ。
製造年を具体的に特定できないが、おそらく80年代頃だと思われる。

基本的な作りは、現行品とそれほど変わっていない。

ただし大きな違いが一つある。
それはレンズだ。
このアビエイターには、”#3”と呼ばれるレンズが装着されている。

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#3は、1937年にレイバンで最初に開発されたレンズ。
可視光線透過曲線が眼の光に対する感受性曲線に近く、眼が自然に対象をとらえることができるとされている。
「3番」,「シャドー3」,「レイバングリーン」とも呼ばれる。
可視光線透過率は29%、色はミドルグリーンだ。

私は、このレンズがとても気に入っている。
特にミドルグリーンの色が好きだ。
深みのある上品なグリーンだ。
サングラスを掛けたときの見え方も確かに自然だ。

現行のレイバンサングラスのレンズの主流は、G-15系のレンズだ。
このレンズも良いレンズではあるが、ダークグレイの色が少し味気ない。
また可視光線透過率が15%しかないので、かなり暗い。

やはり#3のミドルグリーンの温かみのある色と明るさが好きだ。

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残念なことに、1999年にルックスオティカにレイバン事業が売却された後、この#3レンズは廃盤となってしまい、今では手に入れることができない。

現在では、このグリーンレンズを惜しんで、”ヴィンテージグリーン”といった名前で、#3に近いグリーンのガラスレンズを入れたサングラスが発売されたりしている。

その意味で、#3の大きなレンズがはめ込まれたこのアビエイターは、私にとってとても貴重なサングラスだ。

そんなお気に入りのサングラスだが...。
この前、娘がこのサングラスを見て、「カマキリの眼みたーい」と言っていた。

うーん。
子供のセンスにはかなわない。


kk-vuitton


2012年1月19日 (木)

【基】:BICO THE FISH ペンダント

Code:E57
Name: THE FISH
Meaning:FRIENDSHIP & SENSITIVITY

Material:Pewter
Coating:Silver
Size:H36xW13xT3.5

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これもBICOのフィッシュボーンペンダントだ。

↓これより小ぶりのペンダントだ。
BICO FISHBONES ペンダント


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このペンダントにも意味がある。
”友情と感受性”だそうだ。

なぜフィッシュボーンモチーフにこの意味が付加されているかは不明。
だが子供の頃からフィッシュボーンモチーフが好きだったので、未だに魅かれるものがある。

なぜ魅かれるかはよくわからない。
どこか愛嬌があるからかもしれない。

前世で食べ物に困って、魚の骨を持ち歩いていたのかもしれない。

+++

20年近く前に、『前世療法』という本を読んだのを思い出した。

米国の精神科医が、退行催眠療法によって精神障害の原因を追跡、治療中に偶然発見された療法だったと記憶している。

通常、様々な精神的トラウマが引き起こす障害は、その原因が幼少時の出来事に起因することが多い。
そのため退行催眠を掛け、その原因を突き止めることによって、治療方法を見出す療法がある。

しかしある患者の幼少時までの経験に、現在の障害の原因が見出せず困っていた。
そのとき、偶然患者が胎児の記憶を超えて前世の記憶を話し出したことがきっかけとなった。

その後、数多くの被験者に同様な現象がみられ、様々にデータが集められた。

賛否両論あるのは当然だろう。

しかし、生まれ変わりや前世の存在を科学的に議論、検証するきっかけになったことは事実だ。
しかも、きっかけとなった当の精神科医は、こうした世界に踏み込む意図がなかった人物だというところが面白い。


”何かが無い”という証明をすることはほとんど不可能に近い。
”有る”という証明は、一つでも実例があればよいが、”無い”ことの証明は条件が無限に出てくるからだ。
これは「悪魔の証明」と言われている。

前世やあの世が”無い”ことを証明できた人はいない。
一方で、こうした多くの事例はその存在をおぼろげながら感じさせる。

私は”有る”に賭けたい。

その方が生命存在としての可能性が増えて楽しいからだ。
楽観に過ぎるだろうか。

+++

くだらないことだが、フィッシュボーンのモチーフが好きなのは何故か?

私のモノにこだわる今世は、前世の何に由来しているのだろうか?

生きている人間に、前世は何故秘されているのだろうか?

疑問は尽きない。


kk-vuitton

2012年1月18日 (水)

【記】:レイバンについて

サングラスについて考えるとき、レイバンというブランドをはずすことは出来ない。

Raybanlogo


機能性とファッション性を兼ね備えた「現代的サングラス」の開発はレイバンが主導したからだ。
そして現代でもこのブランドの力は衰えていない。

+++

サングラスの代名詞的ブランドであるレイバンを生み出したのは、ボシュロム社(Bausch & Lomb Incorporated )だ。

日本でボシュロムと言えば、ソフトコンタクトレンズのイメージが強い。

アメリカ合衆国ニューヨーク州ロチェスターに本社を置く光学機器メーカー。
主力商品はコンタクトレンズ、眼科手術用機器などだ。

創業者は、ドイツ生まれのジョン・ジェイコブ・ボシュとヘンリー・ロムの二人。
アメリカンドリームを地で行ったような二人だ。

アメリカという国が生み出したプロダクトは数限りないが、レイバンのサングラスも世界を席巻した優れたアメリカ製品の代表だ。
多くのアメリカ製品がそうであるように、レイバンも軍事製品の民生転用。

はじめは、軍航空機パイロット用のサングラスを一般大衆に普及させたのだ。

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レイバンというブランドは、一夜にして築かれたものでないことは明白だ。
それは、このブランドの特徴を見てみるとわかる。

・光学機器メーカに基礎を置く確かな技術力。
・非常に多様な商品を世に送り出す商品開発力。
・トップブランドの割りに低価格なプライス戦略。
・世界の隅々にまで展開する販路戦略。
・芸能界、映画業界、スポーツ業界と幅広いプロモーション戦略を仕掛ける。

半世紀を超える会社だが、最先端の経営戦略論からみても隙のない強いブランドを形成してきた跡が見て取れる。

特に低価格戦略は、シャネルやヴィトンといったファッション系プレミアムブランドがこの領域に参入した後も変わっていない。

サングラスのトップブランドでありながら、価格は極めてリーズナブル。
どんな田舎のメガネ屋さんでも取扱いしている。

要するに大衆製品なのだ。
フォードが自動車を大衆製品にしたように、レイバンにはサングラスを大衆に普及させようと意図したのだろう。


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+++

そんなレイバンに、歴史的転換点が訪れたのは1999年だった。

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ボシュロムは、フレーム事業をルックスオティカ・グループに売却。
(レイバン,アーネット,キラーループ・アイウェア,リーボなどのブランドを含む)
レイバンもブランドごと米国からイタリアに売却された。

良き時代のアメリカで生まれ、大量生産に乗りアメリカ文化を世界へと送り出す一翼を、サングラス分野で担ってきたレイバンが米国を去った。

文化を売り渡したような気がしたアメリカ人もいただろう。
しかし、アメリカ発の世界ブランドと考えると、これも当然の流れなのかもしれない。

これによって、現行品のレイバンはイタリア製だ。
当然だが、1999年を境としてイタリアならではの戦略が加わってきている。

・無骨なアメリカデザインのイタリア化
・製品のマルチカラー化
・新素材,新機構の積極採用

概して無骨さが強かったブランドイメージを、ファッショナブルな方向に持っていこうという意図が感じられる。

しかし一方で、ボシュロム時代のレイバンを懐かしむ声も多く、ボシュロム製(米国製)レイバンにプレミアムがついたり、70年代,80年代のビンテージが高騰する事態も発生している。

これを受け、伝説的なボシュロム時代のモデルを復刻させる動きも出た(THE ICONS)。


現在までのところ、レイバンのイタリアへの売却はうまくいっているように見える。
ルックスオティカ・グループのマーケティング力と柔軟な経営方針が奏功しているようだ。


+++


Luxottica_logo

ちなみにこのルックスオティカという企業、イタリアには珍しい巨大企業だ。
イタリアは家内製手工業の延長で事業を展開するのが好きな国であるため、世界的な大企業が少ない。

現在では、ルックスオティカ製ではないサングラスやメガネを買うことは想像以上に容易なことではないと言われている。
つまりアイウェア業界の世界的巨人だ。

ルックスオティカが直接所有またはライセンスするメガネ,サングラスのブランドは30を超える。
レイバンはじめ、オークリー、ペルソール、ヴォーグ、オリバーピープル、シャネル、ドルチェ&ガッパーナ、ダナ・
キャラン、ポロ、ラルフ・ローレン、プラダ、ブルガリ、バーバリー、ベルサーチなど、主だったブランドは網羅されている。


さらにルックスオティカは、小売事業も手がけている。
つまりアイウェアのデザイン・製造,流通・降ろし,販売を手がける巨大な垂直統合企業だ。

当面世界のアイウェアは、ルックスオティカを中心に動いていくだろう。
サングラスも同様に、ルックスオティカの動きは外せない。


一方で、これとは違う動きもある。
ハウスブランドだ。

アイウェア好きにとって、ハウスブランドも決して外せない存在だ。


kk-vuitton

2012年1月17日 (火)

【基】:プラネット ウェブス バリ・グリップ

PLANET WAVES 
Vari Grip

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これは、楽器演奏者が握力と指の力を鍛えるための、ハンドトレーニング・ツールだ。

アコースティックギターをフィンガースタイルで演奏するというのは、かなり大変なことだ。
アコースティックは、もともと弦が太くて硬い。
さらにテンションも強いため、ただ単純なコードを押さえるだけでも苦労する。

さらに複雑な和音や様々なテクニックとの組み合わせで演奏するには、一定以上の握力と指の力がどうしても必要だ。
とくに左手の強化は必須なのだ。


住出勝則氏は、複雑なテクニックを駆使して、美しい音を奏でる。
しかしアコースティックでこうした演奏をするには握力が続かない。
そのため、氏は半音下げチューニングで演奏している。

私も真似をして、半音下げているのだが、それでも一曲の最後には握力不足が演奏に出てしまう。

バリ・グリップが、単なる握力強化ツールと違うところは、指ごとに独立して鍛えることができるところだ。
各指ごとにスプリングで反発するボタンを押下することで鍛えるのだ。

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面白いのは、各指ごとにスプリングの強さを個別調整できることだ。
小指などは、他の指と同じ強さだとかなりつらい。

調整はスプリングの下のダイヤルを回す。
ダイヤルを上にあげるほど、スプリングが圧縮されて、ボタンを押すのがきつくなる。
エキストラライト~ミディアムまで調整可能らしい。

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手のひらに当たる部分は、付属のラバーグリップを装着することで、滑りを防止できる。

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携帯性にも優れているので、いつでも持ち歩いて、暇なときに指を鍛えることができる。

デザインもなかなかで、ちょっと見ただけではトレーニング・ツールには見えない

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↓こんな風に持って。
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↓ギュッと指に力を入れる。
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↓小指だけ集中して鍛えることもできる。
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トランペットでも吹いているような手つきではあるが、いたって真面目に指の筋トレしているつもりだ。

仕事中も片手でこんなものを触っていると、「それは何か?」と聞かれる。
説明するのが面倒なので、普通に握力を鍛えるものだと言うことにしている。

アコースティックギターを弾く時の左指のつらさは、経験の無い人にはわからないものだ。


kk-vuitton

2012年1月16日 (月)

【詳】:Louis Vuitton 型番不明 総ヌメ革アタッシュ

→基本記事


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ヴィトンの総ヌメ革アタッシュは、時が経てばたつほど美しくなる。
飴色に変化した革は、50年近く使われてきた証だ。

↓故・落合正勝氏も『私の愛するモノ、こだわるモノ。』の中で、この総ヌメ革アタッシュを取り上げている。
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↓落合氏のアタッシュも、かなり使い込んだ形跡がある。
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落合氏は、このアタッシュに惹かれた理由として以下のようなことを挙げている。

・アタッシュの素材として最良のヌメ革をし使用していること。
・作りがシンプルなこと。
・見るからに頑丈そうだったこと。
・アタッシュという道具に対してこれ以上考えられないような最適なデザインが施されていたこと。
・金具が素晴らしかったこと。

そして、「私が考える”アタッシュの原型”であった」とまとめている。


↓確かに、ヴィトンのアタッシュの金具は素晴らしい。
 現在の金具とあまり変わらないデザイン。
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↓50年経っても、開閉はスムースだ。
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↓このアタッシュは、基本的にシンプルなただの箱構造だ。
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↓私のアタッシュは、上蓋の内側に、書類仕切りがアタッチされている。
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これはとても豪華な書類仕切りだが、実は取り外しが可能。
これを取り外すと、内部はシンプルなただの箱だ。

ヴィトンのハードケース(アタッシュやトランク)を研究しだすときりがない。

デザインがシンプルでも、作りは頑丈で、かつ良く考えて作り込まれている。

こうした作りは、ヴィトンが単独で考えた構造ではないかもしれない。
歴史が作ってきた鞄だと考えればよい。
多くの顧客の声をフィードバックしてきたのだろう。


ヴィトンのハードケースは、本当に奥が深い。


kk-vuitton

2012年1月15日 (日)

【記】:サングラスの歴史

”サングラス”とはその名のとおり「太陽のメガネ」だ。
太陽の強い光と紫外線から眼を守るためのメガネだ。


その歴史はメガネの歴史と不可分だが、まずはサングラスだけを整理してみた。

原形は、北極圏に住むエスキモーが板やアザラシの皮で作った遮光器だとも言われる。

↓エスキモーのサングラス
Photo

また、ローマ第5代皇帝ネロ(在位54~68年)は、エメラルドでできたサングラスを使っていたようだ。
ネロはサングラスをして闘技観戦をしたと伝えられている。

↓ローマ皇帝ネロ
Nero

さらに、12世紀頃の中国では、スモーキークォーツを使用したものを裁判官が着用していた。
目的は視線を隠すことだったらしい。

16世紀後半には、色付きレンズの効用が認められていた。
太陽光線から眼を守るために、亜麻仁油を染み込ませた琥珀色のレンズが開発された。

18世紀には、一般にも普及しはじめたようだ。
メガネケースも、メガネが二つ入るようにデザインされていた。
一つは読書用、もう一つは色付きレンズのサングラスを入れる用だ。

19世紀には、ガラスを使ったサングラスがはじめて開発された(1885年)。

20世紀初頭には、眼の保護の観点から、青色および緑色の色付きレンズが使われていた。

つまり20世紀はじめまでは、単純にメガネに色付きレンズを入れただけのサングラスが用いられてきた。
形や素材も、メガネのそれと同等だった。
ある意味、眩しさを色付きレンズでごまかしてきたと言っても過言ではない。

+++

現在のような、「現代的サングラス」が完成をみたのは、1930年代のアメリカだ。

「現代的サングラス」は、単にまぶしさを軽減するためにレンズに色を付けただけではない。
可視光や紫外線を科学的に遮断、コントロールできるサングラスのことだ。


現代的サングラスの誕生には、飛行機が関わっている。
1903年ライト兄弟が有人飛行を行い、1910年代の第一次世界大戦で偵察機として活躍し始めた飛行機は、1920年代には軍民両方で本格利用が活発化した。

飛行高度も高くなり航続距離も長くなるにつれて、パイロットが上空での眩しさから不調を来たすことが多くなった。
1929年に米軍からパイロットの目を保護するためのアイウェア開発を依頼されたのは、ボシュロム社(Bausch & Lomb Incorporated)だった。

この要請を受け、B&L社は可視光のほとんどを遮断できるレンズを備えたアイウェアを開発することに成功した。
これが緑色のアンチグレア・レンズ・アイウェアの誕生だ。
このアイウェアは、1936年には市販が開始されている。
初期はアビエータ型のプラスチックフレームだったようだ。

1937年、B&L社は”レイバン(Ray-Ban)”の商用登録を行う。

Rayban_logo

そして”レイバン・アビエーター”を発売。
ラージメタルフレームのティアドロップ型サングラスがここに誕生した。

これ以降、サングラスは一般へと広く普及していくと共に、常にレイバンが現代的サングラスの歴史を作っていくことになる。
そして今でも、レイバンはサングラスの歴史の基軸であり続けている。

+++

現代サングラスの流れを、私見も含めざっと見てみると以下のようになる。

1937年:”レイバン(Ray-Ban)”の商用登録,”★アビエーター”発売

1940年代まで:遮光目的で特殊な職業の人たちが愛用するようになる一方、ハリウッドが注目し始める。

1950年代:53年に発売されたウェリントン型の”★ウェイファーラー”がサングラスにファッション革命を起こす。
       このサングラスをロックミュージシャンとハリウッド映画業界が採用。

       この時を境に、機能性一辺倒だったサングラスがファッションアイテムに変貌する。
1960年代:一般への本格的普及期。
       レイバンのモデルも男性用,女性用,子供用と50種類にも及ぶ。

1970年代:ファッション用とスポーツ用に2分化。

1980年代:スポーツ用全盛。

1990年代:ファッション系ブランドがアイウェアに参入し百花繚乱時代。
       1999年、ルックスオティカ・グループが、レイバンブランドを含むボシュロムのフレーム事業を買収
       レイバンはイタリアブランドとなる。

2000年代~現在:多様化の時代。
       この半世紀でサングラスのデザインは出揃い、リバイバルも含め、現在は多様化の時代に入っている。
       古いモデルをしていても、古く感じないし、新しいモデルは新しく感じる。
       サングラスにとっては、とても良い時期なのかもしれない。

+++

こうしてみて見ると、現代的サングラスの歴史の流れの中で、その原型となるモデルが2つ存在することがわかる。
一つが”アビエーター”、そしてもう一つが”ウェイファーラー”だ。

↓アビエーター(ティアドロップ型)
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↓ウェイファーラー(ウェリントン型)
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この二つのモデルは、姿形から素材まで全く違う。
メタルフレームでティアドロップ型レンズのアビエーター、セルフレームで角型レンズのウェイファーラー。
アビエーターが機能性モデルとしての原型だとすれば、ウェイファーラーはファッション性モデルの原型だ。
(この原型はメガネの歴史とも不可分だ。)

対照的な2つのモデルが、サングラスの半世紀を越える歴史を2本の柱となって貫いている。

この2つの原型モデルの派生系が、その後のサングラスの歴史を彩っていくことにもなる。


そしてこの二つの原型モデルの人気は、現代でも衰えていない。
それどころか、あまたあるサングラスを押さえ、人気はむしろ上がっているとさえ言えるだろう。


kk-vuitton

2012年1月14日 (土)

【基】:フィレンツェ ペンケース

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これは、イタリアのフィレンツェで購入したペンケースだ。
もう15年近く前のモノだ。

フィレンツェ(Firenze)は、トスカーナ州にある美しい都市だ。
街中が美術館と言っても過言ではないだろう。

その名前は、花の女神であるフローラに由来する。
フローレンス(Florence)と呼ばれることもあり、その名に違わぬ優美な古都だ。

もちろん、ルネサンスの中心となったことでも有名。

数多いイタリアの都市の中でも、最も好きな都市のひとつだ。


大きな地図で見る

この街は、貴金属製品と革製品でも有名だ。
このペンケースも、そんなフィレンツェならではのモノ。

フタの中央に刻印された百合のマークは”フィレンツェの紋章”だ。

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これ実は物凄く安価なペンケースだ。
お土産品といってもいいだろう。

革も高級なものではない。

ただ、はじめてフィレンツェという街を訪れたときに買ったモノなので、鮮烈な思い出が詰まっている。

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美しいボルドー色のペンケースの中には、モンブランのボルドー色のペンを入れて使っている。

ユーロが下がっている。
今ヨーロッパに行ったら危険だ。
買い物が止まらなくなる可能性がある。

今年は時間をつくれるだろうか。
イタリア一国だけでもよいから行く計画を立てようか...。


kk-vuitton

2012年1月13日 (金)

【記】:ハーモ美術館

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正月休みに、信州の諏訪湖半に建つ小さな美術館を訪れた。
ハーモ美術館だ。


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ハーモ美術館は、小粒だが明確な特徴を持った美術館だ。
「素朴派」の絵画を中心に収集している。

私は素朴派の中でも、アンリ・ルソーがとても好きだ。
そのため、これまでもこの美術館はよく訪れてきた。

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絵画や音楽と同様に、美術館というものも、それぞれ固有の波長のようなものを持っている。
自分の波長と合う美術館を見つけることができれば、こんな幸せなことはない。

いくらいい絵があっても、美術館そのものの波長が好きでなければ、よほどのことがないかぎり行かない。
ハーモ美術館は、波長がぴったり合う。

美しい諏訪湖のすぐ脇に建ち、開放的な前景と落ち着いた館内、そして素朴派の絵画たちが絶妙な調和をなしている。


入り口を入ると、いきなりダリの彫刻が出迎えてくれる。

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↓作品の右奥に貼られた説明文。
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時のプロフィール
サルバドール・ダリ(1904~1989)
彫刻 ブロンズ
1977年~1984年

カマンベールチーズを食べた時、ダリの中から柔らかい時計の概念が生まれた。
この現実を超えた時計のモチーフは、数多いダリの作品の中で繰り返し現れている。

ダリは忙しい毎日の中、時が止まってほしい、永遠を手に入れたいという願いを、
時計を溶かし歪ませることで実現させた。
プロフィール(Profil)とはフランス語で「横顔」という意味を持つ。
この溶けた時計にはダリの横顔が隠されているのが、わかるかな?

ダリがブロンズに作成した7点の内の2点目の、大変貴重な作品です。
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↓溶けて落ちそうだ。
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+++

素朴派とは、他に職業を持ち、正式な美術教育を受けず、独学で作品を制作した画家たちのこと。
要するに日曜画家のような人たちだ。

主要所蔵作品の画家を見てみると、以下のとおり。

 アンリ・ルソー
 グランマ・モーゼス
 カミーユ・ボンボワ
 アンドレ・ボーシャン
 ルイ・ヴィヴァン
 マティス
 シャガール
 ルオー
 ダリ
 ミロ
 ミレー
 ビュッフェ

アンリ・ルソーは、素朴派の代表的画家だが、私が最も好きな画家だ。

この美術館では、以下5点を所蔵している。
『花』(1910年)
『果樹園』 (1886年)
『ラ・カルマニョール』(1893年)
『釣り人のいる風景』
『"モンスーリ公園の眺め"のための下絵』


↓『花』と『果樹園』のポストカードを購入した。
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↓館内から見た諏訪湖は、とても美しかった。
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↓湖畔を歩く小さな二人の影は、私の母と娘だ。
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↓冬の諏訪湖は、全面結氷することもある。
 この日は晴れたり、雪が舞ったりで、厳しい寒さだった。
 荒れた諏訪湖も美しい。
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はじめてこの美術館を訪れたのは、もう20年近く前になるだろうか。
それから何度も足を運んだ。
いつ行っても心を落ち着かせてくれる。

こんな美術館が自宅の近くにあったらどんなにいいだろうと思う。
毎日でも通いたくなる。
都会では望むべくもないだろう。


kk-vuitton

2012年1月12日 (木)

【記】:サングラスについて

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サングラスは、男の持ちモノの中でも特に好きなモノの一つだ。
しかし日本では、サングラスというモノは必需品ではないと思われている。


サングラスというアイテムは、明確な二面性を持っている。
「機能性」と「ファッション性」だ。


「機能性」という面は、眼の保護が最大の目的だ。
特に紫外線から眼を保護するという機能は、サングラスには欠かすことができない。

安物の、UVカット機能が無いサングラスも売られているが、眼には逆効果だ。
暗いレンズが瞳孔を広げるが、そこにUVが入ってくるので、眼を傷める。


「ファッション性」という観点から見ると、アメリカから始まったブームが、欧州系ブランドと結びついて、世界中に広まった。
サングラスは、単なる専門職の道具や色付きのメガネではなく、ファッションアイテムへと昇華し、一つの領域を確立した感がある。

身体の中で最も目立つ部分に装着するアイテムであるが故に、当然と言えば当然の成り行きだろう。

サングラスは美しい。
宝石のように美しい。

曲面を多用した三次元立体が、多様なデザイン性の受け皿となる。
さらに様々な素材で形作られることによって、魅力と選択肢の幅が広がる。

そしてレンズだ。
レンズはサングラスの心臓であり、顔であり、眼である。

全体の形から入り、最後はレンズに凝る。

そんなサングラスは、どうしてもたくさん欲しくなる。
ただ、やみ雲に揃えたらきりがない。
また自分に似合う、似合わないもある。

だがサングラスも、”基軸となるモノ”は何かを見極めることから始める。
そしてその派生系を揃える。
この基本を守れば、無駄に買い揃えて散在することも無い。

流行ばかりを追いかけると、時代遅れになって使えなくなったモノがあふれる。
一つ数万円もするサングラスが、2,3年で流行遅れとなり使えなくなるのでは悲しい。

何年経っても変わらず使い続けられるモノを基本とすべきだ。

そのためには、サングラスの歴史を遡り、原型を押さえておく必要がある。


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2012年1月11日 (水)

【基】:iPod nano <iPod nano (1st generation) 交換プログラム

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これは、アップルから無償で送られてきた”iPod nano”だ。


昨年暮れに、何気なくネットニュースを流し読みしていたら、iPod nano (1st generation) 交換プログラムの記事が目に付いた。

「バッテリーが過熱して安全上の問題を引き起こす可能性がある」ことから”無料交換”すると言う。

そういえば、古いiPod nanoがあったはずだと探してみたら、娘が使っていた。
もうバッテリーがほとんど使い物にならず、1時間ももたない状態だった。

↓こんな形のiPod nano。
Ipod_nano_1st_generation_2

さっそく、iPod nano (1st generation) 交換プログラムのページで、自分のiPodが対象製品かどうかチェックしてみた。

方法は簡単、iPodの背面に刻印されたシリアル番号を入力してみるだけだ。

その結果、見事適合したので、交換プログラムに正式に応募した。

↓もしかしたら、こんなことになっていたかも。子供に使わせておくのは危険だった。
Ipod_nano_burn


運送業者が引き取りに来た後、3週間近くたってから送られてきたのが、写真の新しいiPod nanoだ。

↓小さいがタッチパネルが付いていて使いやすい。
 画面は写真では縞模様が写っているが、実物はもっと精細で綺麗。
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↓裏はクリップになっている。
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↓ボタンは3つだけ。スリープとボリューム上下。
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↓液晶が消えていると、ただの四角い板だ。
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ネットでは、「6年もたってやっと交換に応じるのは対応悪すぎる」といった意見もあった。
また「交換はいいが一体何が送られてくるのだろう?」など、反応は様々だ。

確かに今回の交換プログラムに対するアップルのやる気度は低いように感じた。
応募しても、何が送られてくるかわからないし、直ぐにメールは来ないし、ただ交換するだけなのに3週間もかかるなど、ジョブズが生きていたら怒りそうなことばかりだ。

それに、この交換プログラム、告知も徹底していない。
私はたまたま見つけたが、知らない人の方が多いのではないだろうか。

しっかりしろアップル!

少し頭にきたので、知人に教えまくった。


いずれにしても、捨てようと思っていたiPod nanoが新品になった。
容量も2GBから8GBになった。

せっかくなので、娘には使わせず、自分で使うことにした。
娘には、年末に3DSを買わされたので、文句はないだろう。


スペック==================================================
サイズ/重量:
 高さ:37.5mm
 幅:40.9mm
 奥行き:8.78 mm(クリップを含む)
 重量:21.1g
 容積:10,056 mm³

容量:8GB

ディスプレイ:
 1.54インチ(対角)カラーTFTディスプレイ
 240×240ピクセル解像度
 220ppi

オーディオ再生:
 周波数特性:20Hz〜20,000Hz
 対応するオーディオフォーマット:AAC(8〜320 Kbps)、保護されたAAC(iTunes Storeから購入)、
 HE-AAC、 MP3(8〜320 Kbps)、MP3 VBR、Audible(フォーマット2、3、4, Audible Enhanced Audio, AAX、
 AAX+)、Apple Lossless、AIFF、WAV
 
 ユーザー設定が可能な音量制限

FMラジオ:
 対応地域:米国、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、日本
 ラジオ放送を一時停止、さらに最大15分前まで巻き戻して聞き直せるライブポーズ機能

センサー:
 加速度センサー

電源およびバッテリー:
 充電式リチウムイオンバッテリー内蔵
 最大24時間のオーディオ再生(完全充電時)
 USB経由でコンピュータまたは電源アダプタ(別売)を使って充電
 高速充電時間:約1.5時間(バッテリー容量の80%充電)
 完全充電時間:約3時間

動作環境:
 動作時温度:0°〜35° C
 保管時(非動作時)温度:-20°〜45°C
 相対湿度:5%〜95%(結露しないこと)
 最高動作高度:3,000 m

アクセシビリティ:
 VoiceOverジェスチャーベースの画面リーダー
 薄暗い場所で画面を読みやすくするコントラスト調整およびバックライト設定付き高解像度液晶ディスプレイ
 黒地に白の表示
 モノラルオーディオ

システム条件:
 USB 2.0ポートを装備したMac、Mac OS X v10.5.8以降、およびiTunes 10以降4
 Windows 7、Vista、XP HomeまたはProfessional(SP3)以降を搭載したWindowsパソコン、およびiTunes 10以降
 インターネットアクセス(ブロードバンド推奨)
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2012年1月10日 (火)

【記】:ギターで弾く楽曲6 - Tommy Emmanuel - Amy

これもトミーの美しい曲のひとつだ。

”Amy”というのは、トミーの知人で、R&BシンガーのMaggie McKinneyさんの娘さんの名前だそうだ。

非常に美しいメロディーラインを持っている曲だ。

それほど長い曲ではないし、難しい曲でもない。
そのため、フィンガースタイルの入門曲としては、コピーにトライしてみる価値がある。


トミーは右手の親指にフィンガーピックを付けて演奏している。
そのため、要所々々の音がクリアーに表現され、鮮明な演奏になっている。

私はフィンガーピックがあまり好きではないので、右手は素手で演奏する。
それでも、この曲の雰囲気を再現するには十分だ。

小さな音で優しく弾いても、少し強めの音で押し出すように弾いても、この曲の良さは再現できる。


トミーの優しさが滲み出るような、名曲の一つだと思う。


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2012年1月 9日 (月)

【記】:アイウェアとは

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アイウェアとは、メガネ,サングラス,ゴーグル,コンタクトレンズから、最近はやりの3Dメガネまで、 眼を覆って身に付けるモノの総称だ。


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アイウェアを身に付ける目的は色々ある。

機能的側面からは、視力の矯正,紫外線からの保護,風やホコリ・花粉などからの保護などが主なところだろう。
一方でファッション的側面からもアイウェアの果たす役割は、非常に大きなものとなっている。

男の持ちモノの中でも、アイウェアは絶対外せないモノだ。

特にメガネとサングラスは必須アイテムだ。

モノというのは、機能面だけから揃えるなら、各アイテムごとに予備も含め数点持っていれば事足りる。
しかし、ファッション面から考えると、どうしても数が多くなる。

社会人になったばかりの人を除き、スーツや靴がそれぞれ2セットか3セットしか無いという人も少ないだろう。
TPOによって、色や形、素材など、どうしても複数揃える必要がある。

時計を一つしか持っていない人もいる。
機能面からだけ考えたらそれでも良いかもしれない。
しかしこれもまたファッション的に考えると複数必要だ。

同様にアイウェアも機能面,ファッション面の両面を追及すると、数がどんどん増えてしまう。


多のアイテムとの組み合わせも重要だ。

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ある意味、コーディネートのコアともなるアイウェアの存在は無視できない。

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昨年やり残したことの一つに、このメガネとサングラスの整理がある。
年のはじめに、少し集中してこの二つのアイテムの整理をしてみようと思い立った。


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2012年1月 8日 (日)

【基】:山本彫金STUDIO 人魚の指輪

サイズ:15号
素材:真鍮

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これも山本彫金STUDIOの製品だ。

小さな人魚が、指をぐるりと取り囲むデザインが秀逸だ。

鱗から尻尾までが、うまくデザインされている。

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人魚のモチーフにはいつも気になっている。
しかし、こんな小さな指輪に、ここまで上手くデザインを凝縮するとは...。
山本彫金STUDIOの真骨頂といったところか。

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この指輪は、素材がシルバーと真鍮の2種類ある。

私は真鍮を選択した。
パンタレイ・リングと合わせるためだ。

また、ヴィトンのプレジデントやハードトランクの金具と同じ素材なので、合わせやすいためだ。

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真鍮という素材は、新品の時には金に近い黄金色をしている。
そのため、金の代用品にもされ、”貧者の金”とも呼ばれる。

腐食すると渋い色に変わり、とても良い味が出る。

真鍮の指輪は、ヴィトン製品との相性も良い。
まるでヴィトンのトランクの部品のようだ。


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2012年1月 6日 (金)

【基】:Louis Vuitton N71404 ドック キュイール ボールペン

ゴールドフィニッシュ
グリーンレザー

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これはヴィトンのレザーボールペンだ。

もうこれも古いモノとなった。
ヴィトンが本格的なペン・コレクションの展開を始めたのは、1997年だったと記憶している。

当時どうしても欲しくて購入したのが、カーゴ・アリゲータと、このドックだった。

後に、カーゴ・ラックも購入した。

いずれも、建築デザイナーのアニューシュカ・ヘンペル女史(Anouska Hempel)によるデザインだ。
心底ほれ込んで買ったモノだけに、その思いは今でも全く変わっていない。

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このペンは、キャップがゴールド、軸が革巻き仕様となっている。

キャップは地球の子午線に着想を得ているとも言われ、美しい格子柄がゴールドで仕上げられている。

ペンの軸に革を使うのは珍しい。
↓上質なゴートスキンを使用して、それをホチキスのような金具で留めている。

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革の色は、グリーン系を選んだ。
エピセア色のペンケースとの相性が良いからだ。

当時、このグリーンが品薄で、ヴィトンの馴染みの店員にやっと探し出してもらった。

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10年を越えて今でも、もちろん現役で活躍中だ。
大切に使ってきたので、傷ひとつつけていない。

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ヴィトンのペン・コレクションがいかに優れていたかということは、10年以上経ってみてもその評価は変わらない。
デザインも秀逸だが、モノづくりもそのデザインを生かしきる実力を見せ付けている。
ペンメーカーには真似できないことだ。

しかしこのペン・コレクション、最近はめっきり見かけなくなった。
おそらく数年前に撤退したのではないだろうか。
ある時期、お店の在庫を引き上げたと店員に聞いたことがある。

やはり高くて売れなかったのだろう。
バッグメーカーのペンに10万円,20万円をかける人はあまり多くはいない。

手元にある3本のヴィトン・ペン・コレクションは、とても貴重だ。
ずっと大切に愛用していきたい。


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2012年1月 4日 (水)

【基】:FUDEMAE CROSS BONE SKULL キーホルダー レッド

Size:H4.6cm×W3.6cm×D3.3cm
Color:Red
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これは、FUDEMAE CROSS BONE SKULL キーホルダー ブラックのレッド版だ。

ブラックと一緒に購入したものだ。
少し変わったレッドと質感が気に入った。

このレッド少しだけくすんだ色だ。
質感も若干つや消しっぽい。

このFUDEMAEのスカルは手作りっぽい。
樹脂と染料を混ぜるのも手作業のようだ。

そのため、お店で複数のレッドをみせてもらったが、色が微妙に違うものがあった。
ロットによって違うのかもしれない。

その中で一番気に入ったレッドを選択した。

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クロスボーンのスカルは、気に入るデザインが、ありそうでなかなか無い。

スカルのデザインは難しい。
リアルすぎると気持ちが悪いし、あまりデフォルメしすぎると間が抜ける。

微妙なレッドのスカルは珍しい。

しかし相変わらず何につけるか決まらない...。


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2012年1月 1日 (日)

【基】:アステカの太陽石 レプリカ

サイズ:直径27cm 厚さ約1.5cm 重さ約1.8kg
素材:石粉をレジンで固めたストーンレジン(人造石)製

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これは、アステカの”太陽の石”のレプリカだ。
”アステカの暦石”とも言われ、マヤ,アステカ文明からの遺物だ。

直径3.6m、約24トンの玄武岩でできた円盤状の石の彫刻は、古代アステカ王朝6代目の皇帝・アシャヤカトルが作らせたとされている。

この石、ただの古い文明の置き土産ではない。
実は今年2012年という年と関連して話題になっているのだ。


最近、「2012年に世界が終わりを迎えるのではないか?」という話をよく聞くようになった。

”マヤの予言”なるものだ。
20世紀末にノストラダムスの予言が外れて以来、次のターゲットを探していたオカルト好きの人たちの間で話題になってきた。

この話、けっこう混乱しているので少し整理してみた。

■マヤ文明とアステカ文明について
マヤ文明とは、紀元前1800年~紀元後1550年頃、中米ユカタン半島で栄えた文明だ。
よく混同されるが南米のアンデス文明(インカ帝国)とは全く別の文明。

マヤとは、それを征服したスペイン人が付けた名称。
マヤという人種は存在せず、複数の人種を総称してマヤ人と呼んだに過ぎない。
マヤ文明とは、ユカタン半島一帯の複数の民族の集合的総称だ。

一方アステカ文明は、後1400年代にメキシコ中央で栄えた文明で、マヤとは独立している別の文明。
ただしマヤ文明の後半に栄え、隣同士で交流が盛んで相互に影響を受けあっている。

つまりアステカの”太陽の石”には、マヤ&アステカの人々の思想が刻まれていると考えられる。


■マヤ文明の時間と暦

マヤの人々は、時間は直線的に流れるのではなく、「時間は輪のようなもの」と考えていたようだ。
つまり一周するとまた同じ事を繰り返すということだ。

そのため、彼らは遺跡や石版に歴史を刻印し続けた。
それが後世の人の参考になると思ったからだ。

具体的には187万2000日(約5125年)で時間は一周すると考えた。
また基点は、紀元前3114年8月13日(11日説もある)だ。
根拠はマヤ暦にあるようだが、私には理解不能だ。

ただマヤが天文学や暦について、現文明同等レベルの文化を持っていたことは確かなようだ。

これらのことから、最終的にマヤ暦の現在の周期が終了するのが、2012年12月23日(11日説もある)になる。


■アステカの”太陽の石”が表すもの

この石には以下のようなことが刻印されているらしい。

マヤ,アステカでは、人類は4度滅んでいると考えられていた。
過去に4つの太陽の時代があったというのだ。

①第一の太陽の時代:巨人が住んでいたが大洪水で滅亡
②第二の太陽の時代:風の神によって滅ぼされ人々は猿に変えられた
③第三の太陽の時代:火によって滅びた
④第四の太陽の時代:人々は血と火の洪水のなか飢餓で死んだ

そして現在は第五の太陽の時代。
その第五の時代の終わりが、今年2012年だというのだ。

↓中央が第五の太陽(現在)で、その周りに4つの太陽が刻まれている。
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↓2012年を迎えるために、昨年末に埃を払うために壁から外した。
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↓小さなレプリカだが意外に重い。
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■結論

マヤ,アステカでは、直接的に「2012年に世界の終わりが来る」と言われていたわけではない。
そんな記述が残っているわけでもない。
カレンダーが一周すると言っているだけだ。

しかし、アステカでは現在の第五の太陽は老齢だと考えていたのは確かなようだ。
そして終末の時は地球が動き人々が死滅すると恐れてもいたようだ。
その証拠に、この太陽の延命のために人の心臓を生贄としてささげる必要があるとして、恐ろしいほどの人間を犠牲にしてきた。

恐怖は生産的なものを何も生み出さないという教訓だ。

昨年はひどい年だった。
今年こそは良い年にしたいと思うのが、新年を迎えた誰もの願いだろう。

結論としては、2012年がどんな年になるか、マヤの予言ではわからない。
そうしたカレンダーが終わりを迎えるなら、何かの変化はあるかもしれない。
しかし、良くも悪くも”カチリ”と音がして変わるような年であってほしくはない。

徐々に時代が変わり、後から振り返ってみると、「2012年くらいが基点だったのだろうか」と思うくらい緩やかな変化であってほしいと願うばかりだ。


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