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2012年1月25日 (水)

【記】:HERMES クラルテ リング デザインの輪郭

→ HERMES クラルテ リング

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エルメスのクラルテ リングは、輪郭を切り出してみると、極めてシンプルにデザインされていることがわかる。

目立つデザインは側面に、小さなHマークの穴があるだけだ。
リングの外周部分は、つるんとした局面なので、複雑な輪郭線が無い。


実物は、スターリングシルバーが綺麗な鏡面仕上げにしてあり、輝きだけでも高級感は感じられる。

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しかし、輪郭だけを切り出しても安物のリングに見えないのは何故だろう?


このリングをデザインしたデザイナーは、必ずこうした輪郭線を一度はスケッチしているはずだ。

どの部分に、何を意図したのだろうか?

確かによく見ると、リングの内径が真円ではない。
縦長の変わった形をしている。

こんなシンプルな線の組み合わせで、エルメスのリングが出来上がってしまうのは不思議としか言いようがない。

ここまでデザインを裸にしてみても、デザイナーの工夫が全て見えるわけではないようだ。


指にはめてみると、外周の柔らかな局面とは対照的に、側面の平面が奇妙に強調されているのがわかる。

ちょうど輪郭線の部分で、すっぱりと切り取ったような鋭角さがあり、それが指に心地よく当たる。

単にデザイン線を引いただけでなく、何度も試作を重ねて出来上がっているように思われる。


よく見れば見るほど、簡単に作れるものではないことがわかってくる。

デザインとモノ作りの奥は深い。


kk-vuitton

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