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2011年12月31日 (土)

【基】:梵字の額

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これは祖父の形見としてもらった額だ。

梵字が書かれているが、由来や何が書いてあるのか全くわからない。
どこかの高僧が書いたものだということだけ聞いている。

梵字は、梵語(サンスクリット)を表記するための文字だ。
サンスクリットは、古代から中世にかけてインドや東南アジアで用いられていた言語だ。
古語だと思いきや、現代でもインドでは憲法で認知された22の公用語の一つである。

その背景は宗教にある。
バラモン教、ヒンドゥー教、仏教、シーク教、ジャイナ教の礼拝用言語なのだ。
つまり、宗教行為などでのみ用いられる特別な言語として利用されてきた。

リグ=ヴェーダや、仏典などがサンスクリットで記述されていたことは、人類史の中でのこの言語の重要性を示している。
ラテン語・ギリシア語とともに「三大古典印欧語」と称されることもあるようだ。

画家であり、僧侶でもあった祖父が、いつも壁に掛けていた額だ。
祖父が亡くなるまで、私が子供の頃からずっと同じ場所に掛けられていた。

いつも何が書いてあるか不思議に思いながら眺めていたのを覚えている。
古ぼけた額ではあるが、何か重みを感じずにはいられない雰囲気を持っている。

古代から数千年、宗教を中心に用いられてきた言語は、人類の歴史の重みと威厳を吸い込んでいる。
文字が人の心を映す鏡のようなものだとすれば、梵字は人類の何を映してきたのだろうか。

宗教の本質は、人の生きる意味とこの世を超えた世界を解き明かすことにあると思う。
ともすれば、近視眼的に生きがちな凡夫に対し、梵字が映し出す世界は、現世を越えた永遠の世界だろう。

意味のわからない梵字の羅列や、お経の世界をありがたがるつもりはない。
しかし、眼に見える物だけを追いかけ、眼に見えない物の価値に眼を向けない現代社会は大切なものを見失っているのではないだろうか。

2011年、大変な一年がやっと終わりを迎えようとしている。
日本という国をはじめ、公私共に苦難の年ではあったが、意義深い年でもあった。
得るものも大きかったように思う。

来年はどんな年になるだろうか。
2012年という年は、世界的にも様々な噂がささやかれている年だ。
どんな年になろうとも、充実した年にしていきたいものだ。


kk-vuitton


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