« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月の30件の記事

2011年9月30日 (金)

【基】:Christian Lacroix クリスチャン ラクロワ メガネケース

Imgp4071l

これはラクロアのメガネケースだ。

ケースが気に入って、ケースだけを購入した。
色は真っ赤ではなく、少しオレンジがかっている。

表面がラバーのように滑り止めの加工がしてある。

---

今はシャネルのグレーのメガネが入っている。
グレーとこの赤の相性が良いのだ。
Imgp4073l


少し小ぶりで携帯しやすい。
上部のシルバーのロゴが美しい。
Imgp4075l

---

ラクロアというデザイナーの悲哀については、以下の記事で書いた。
→クリスチャン ラクロワ ピンバッジ

デザイナーの人生の悲喜劇と、デザイン物との関係はよくわからない。

人生が大成功とは言えないラクロアだが、個々のデザインは多くの成功を収めているのではないだろうか。
彼が直接手を下していないであろう、こんなモノにまで天才的デザインセンスが流れ込んでいるように思う。

ラクロアは後世で認められるかもしれない。


kk-vuitton


2011年9月29日 (木)

【基】:Louis Vuitton M58030 トゥルース・ワピティ 小物入れ

サイズ (幅×高さ×マチ): 11cm x 7.5cm x 4.5cm

-モノグラム・キャンバス
-ポーチ
-ライニング(素材:マイクロファイバー) 
-トリミング(素材:ヌメ革)
-真鍮金具(色:ゴールド)
-ファスナー開閉式
-内側にパッチポケット1つ(カード用)
-リストストラップ(素材:ヌメ革)

Imgp3819l

これはとても使い勝手の良いポーチだ。

男は女性と違って化粧品を持ち歩かない。
そのため、ポーチなど持っていないという人も多い。

私はポーチを頻繁に持ち歩く。
中身は様々だ。
細かいものは全部ポーチに入れて持ち歩いている。

Imgp3822l

このポーチ、形が四角なので意外にたくさん入る。

造りは豪華だ。
ヌメ革を随所にあしらっている。
取り外しの出来る取っ手もヌメ革だ。

内部も豪華だ。
ベロア調のライニングが施されている。

もともとアクセサリーや時計などを入れることを想定して作られている。

これに替え時計を入れて旅に出たら、なんとお洒落なことだろう。
まだやったことがない。


男がバッグからこんなポーチを取り出すと何が入っているのかと訝る人もいる。
化粧品でなければとりあえず安心はしてくれる。

手に持っても良くなじむ大きさだ。
バランスが抜群だ。

ヴィトンはモノづくりのバランス感覚に優れている。


kk-vuitton

2011年9月28日 (水)

【基】:大澤喜一 ヴェネチャ

F3号
肉筆:油彩画

Imgp2565l

この絵は衝動買いしたものだ。
描かれたヴェネツィアの風景が気に入ったからだ。

大変失礼だが大澤喜一氏は、この絵を購入するまで知らなかった。
1935年生まれで、現在も活躍されているようだ。

---

この絵、ヴェネツィアの風景を良く写し取っている。
それも現実のヴェネツィアというより、幻想のヴェネツィアだ。

多様な色彩の乱舞で描かれた水の都は、一度でもそこを訪れたことがある人にとって、美しい思い出の中を覗き見て描かれたような錯覚さえ覚える。

氏は40カ国以上の遍歴があるようだ。
世界中の美しい都市を描いているに違いない。

私が訪れたことがある都市の絵があれば、また購入したいものだ。


kk-vuitton

2011年9月27日 (火)

【基】:Tiffany & Co. マリッジリング

Imgp3866l

これはティファニーのマリッジリング。

マリッジリングを引っ張り出したのは久しぶりだ。
普段まったくしていない。
する習慣がない。

他の指輪は毎日しているのだが・・・。

結婚指輪をしていないと独身に間違われることが多い。
ただし、”バツイチですか?”ということだ。

Imgp3868l

素材はプラチナだ。
細くてシンプルなリングだが、少しだけ凝っている。
通常のリングは断面が四角か丸だが、このリングはかまぼこ型をしている。

Imgp3956l

---

久しぶりに着けてみたが、ちゃんと入った。
購入当時より体重は増えているはずだが、指は太くなっていないようだ。

Imgp3869l

---

指輪の歴史は欧州が本道だろう。
指輪にはたくさんの種類や意味がある。

印章リングと並んで多く使われてきたのが、マリッジ,エンゲージリングだ。

マリッジリングより、エンゲージリングの方が歴史が古い。
古代ローマあたりが起源らしい。
「売買婚」の代金支払いの証しだったという説もある。

エンゲージリングが、契約を象徴してることは誰でもわかる。
指輪は契約の印の一つだったのだろう。

マリッジリングは、キリスト教の時代になって出来た習慣らしい。
宗教改革で有名なマルチン・ルターが妻と交換したリングの図柄が今でも残っている。


かつての結婚は、封建制度の影響を色濃く受け、家長支配下の花嫁は贈り物だった。
18世紀の終わりに、やっと近代的な個人の意思を尊重した自由な結婚観の確立を見た。
啓蒙主義やロマン主義の影響が大きいと言われている。

リングの意味も、家どうしの契約の印から、個人どうしの約束の印へと変わった。

日本ではそもそも指輪の文化がほとんど見られない。
特に男性はほとんど指輪をしない。

それでもマリッジリングをしている人だけは見かける。
よほど奥さんが怖いのかもしれない。

当家は自由でよかった。


kk-vuitton


2011年9月26日 (月)

【基】:大英博物館 古代ギリシャ展 2011年 - 公式カプセルフィギュア

→ 大英博物館 古代ギリシャ展 2011年

Imgp3138l

古代ギリシャ展も去る25日をもって終了した。

芸術品を鑑賞した感動をフィードバックさせるには、レプリカが最適だ。

この公式カプセルフィギュアも、小さいながらも出来は良い。
さすが海洋堂だ。

以下、フィギュアとともに公式解説を付記する。

【円盤投げ(ディスコボロス)】
Imgp3120l

→ 大きい円盤投げフィギュア

---

【黒像式頸部アンフォラ】
Imgp3122l
前520年頃 陶器 高さ38.7cm|幅25.5cm|奥行25cm
 足の不自由な鍛冶(かじ)の神ヘファイストスは、息子に障害のあることを恥じた母・女神ヘラによって、オリンポスから追放されました。この壺絵は、ロバに乗ったヘファイストスが、葡萄酒の神ディオニュソスに導かれてオリュンポスに帰還する様子を描いています。両脇に一組の目が加えられ、壺自体が人間の顔のようにも見えます。

---

【アフロディテの胸像】
Imgp3125l
《アフロディテ(ヴィーナス)像》
ローマ時代(原作:前4世紀) パロス産大理石
高さ107cm|幅33cm|奥行35cm
 紀元前4世紀の彫刻家プラクシテレスは、愛と美の女神アフロディテ(ヴィーナス)を美しい裸体で表現しました。それが、現在のトルコ南西に位置するクニドスに伝わった有名な《クニドスのアフロディテ》です。たぐいまれな傑作として、後世数多くのコピーが作られました。本作もそのヴァリエーションのひとつで、水浴のために衣を脱ぎ捨てた美しい女神を覗き見しているような、不思議な感覚に陥ります。

---

【後期スペドス型女性像】
Imgp3127l
前2600-前2400年頃 大理石
高さ48.5cm|幅12.2cm|奥行7cm
 紀元前3000年紀のキュクラデス美術の典型的な作品です。単純な図形に簡略化されていますが、非常に洗練された身体表現が見られます。墓から出土することが多く、冥界で死者に付き添うものとして制作されたと考えられます。

---

【ニケ小像】
Imgp3119l
前500年頃 ブロンズ
高さ15cm|幅17cm|奥行4cm
 有翼の女神ニケは勝利をつかさどり、運動競技で優勝した選手に恩恵を授けると信じられていました。冠やリボンを勝者の頭にかぶせる場面が、さまざまな美術作品に描かれています。この小像は、もともとは青銅製の容器の一部だったと考えられ、その翼と衣の美しい模様は、南イタリアの工房に特徴的なものです。

---

【スフィンクス像】
Imgp3131l
後120-140年頃 大理石 高さ84cm|幅80cm|奥行55cm
 ギリシャ神話のスフィンクスは、ライオンの身体に女性の頭部、鷲の翼を持った怪物です。墓の番人として、墓標に大きく描かれることもありました。謎かけを好み、有名なのはテーバイ近郊の山にいたスフィンクスによる「はじめは四本足、それから二本足、その後三本足で歩く動物とは何か」という謎です。後にテーバイの王となるオイディプスは見事にその謎を解きました。答えは、人間です。赤ん坊の時はハイハイ、成長して立って歩き、年老いて杖を使うからです。

---

この中で私が最も気に入っているのは、スフィンクス像だ。

エジプトのスフィンクスには羽根がないが、ギリシャのスフィンクスは有翼だ。
どちらが起源かは諸説ある。

また日本の狛犬のように、左右一対で墓や神殿を守るものだとする説もある。

いずれにしても、スフィンクスはモチーフとして美しい。
優美さがある。


今回のギリシャ展で、私はこのスフィンクス像を一番時間をかけて鑑賞した。
身近でじっくりと見ることも出来た。

今にも飛び立ちそうな、この有翼スフィンクスと向き合うと、謎掛けを挑まれそうな神秘的な雰囲気があった。
古代ギリシャの空気をまとって、東京に降り立った彼女は、現代の都会でどんな謎掛けをしてくるだろう。


kk-vuitton

2011年9月25日 (日)

【詳】:Begin 1998年8月号 雑誌 内容3

→ 基本記事

Imgp4029_1l

この雑誌の特集の後半はエルメスだ。
かなりの数の商品が具体的に紹介されている。
私はこの記事の中で気になったものを何年かかけて集め、現在でも使っている。
Imgp4024_1l

まずはベルトが詳細に取材されている。
Hマークのベルトはもちろんだが、シルバーバックルに手彫りの彫刻が施された逸品が紹介されている。
いずれもリバーシブルベルトだ。
→リバーシブルベルト
Imgp4026_1l

次はシャツとカフリンクスだ。
このシンプルなセリエのカフリンクスを見て、どうしても欲しくなった。
→カフリンクス
Imgp2676_1l

手帳は見開き2ページで紹介されていた。
横書きのリフィルが使いやすいことが詳細に書かれている。
手帳
左ページの下には、コインケースが紹介されている。
一枚革でできた優れたデザインと機能性に物欲をそそられた。
→コインケース
Imgp2674_1l

そして最後は、ブレスレットだ。
このブレスレットにも衝撃を受けた。
この雑誌を見た後、色々調べ、直営店にも何度か足を運んだ。
ただ当時でもとても高価なモノだったので、購入には時間がかかった。
→シェーヌダンクル
Imgp2671_1l

---

この雑誌10年以上前の古いモノだが、今発売しても古さを感じさせないだろう。
もちろん紹介されている各アイテムは、廃盤になったり、変更になったものも多い。
それでも、トップブランドの主力製品は色褪せることがない。
そんな中核製品を徹底的に取材すると、その雑誌自体に普遍性が宿る。

雑誌を買って読む側の変化も様々だろう。
しかし、これくらい突っ込んだ取材をする雑誌がほとんどなくなったのが残念でならない。

表層をなめるだけの内容なら、書店で立ち読みすれば済む。
雑誌はさらに売れなくなる。
悪循環だ。


kk-vuitton

2011年9月24日 (土)

【基】:ボストン美術館 Ornament in the shape of a coiled snake レプリカ

ボストン美術館収蔵品レプリカ
ブローチ

Imgp2752l

これも美術品のレプリカだ。

ボストン美術館の収蔵品をブローチにしたもの。

Ornament in the shape of a coiled snake

Sc234339_fpxobjiip1

----------------------------------------------------
Museum of Fine Arts Boston

Ornament in the shape of a coiled snake

Chariot (?)

Chinese, Early Western Zhou dynasty, 11th–10th century B.C.

DIMENSIONS: H. 2.2 x Dia. 23.9 cm (7/8 x 9 7/16 in.)
----------------------------------------------------


ところが、このもとになった収蔵品がどんな目的で作られたかはっきりしていない。
”Chariot (?)”と記載されていることから、馬車型戦車の車輪かなにかの装飾品だと推測されているようだ。

作られた場所は中国。
時代は周王朝というから古いものだ。

秦より前の春秋戦国時代あたりと重なる王朝だ。
日本ではまだ縄文時代。

モチーフはヘビ。
ヘビは世界中で様々な意味を持っている。

強い生命力の象徴から「不死性」。
自らの尾を食べることから「循環,永遠,無限」:ウロボロス(ouroboros)。
またヘビを竜と同一視することもあり、強さと永遠性を兼ね備えた普遍的シンボルだ。


芸術性のあるデザインは、時空間を越えた普遍性を持っている。
3000年以上前のデザインが現在でも全く色あせずに存在を主張する。

これは、デザインそのものに内在する”永遠性”の証明なのかもしれない。


kk-vuitton

2011年9月23日 (金)

【基】:Louis Vuitton M30534 ミュルティクレ6 キーケース

サイズ (幅×高さ): 10.5cm x 7cm

-タイガ・レザー(LVロゴの刻印入り)
-色:エピセア
-キーケース
-真鍮金具(色:ゴールド)
-スナップ開閉式
-キー6本取付け可能

Imgp1590l

私が使っているキーケースの中で、最も古いモノがこれだ。
ヴィトンのタイガラインの製品。

型押しレザーに様々な色の展開があるタイガは、長年男性ラインの中心的存在だった。
最近はダミエグラフィットに人気を奪われている気がする。

私はタイガラインは、ほとんど持っていない。
別に嫌いではないのだが・・・。
ヴィトンのその他の製品がより魅力的だから、というのが正解かもしれない。


タイガの革はとにかく丈夫だ。
簡単には擦り切れたり、色あせしたりしない。
高級感も申し分ない。

少し固めのナメシは、エルメスのそれとは一線を画する。

エルメスの革は、人間の肌に近い。
ヴィトンのタイガは、動物の皮のまま堅牢さと豪華さを与えられ素材だ。

どちらも捨てがたい。

---

十年を超えて使ってきたこのキーケース、昨日買ってきたような佇まいを見せている。
顕著なパティーナは出ていない。
あえて言えば、年を重ねるごとに手に触れる感触が柔らかくなり、手になじむようになっている気がする。

複数のローテーションの中で使ってきたので、実稼動年数は何分の一かになる。
定期的な手入れもしている。(→ラナパー
それでも、これだけの堅牢性を持った製品は珍しいのではないだろうか。

本当に一生付き合っていけるモノだ。


kk-vuitton

2011年9月22日 (木)

【基】:MONTBLANC MEISTERSTÜCK マイスターシュテュック クラシック 163 ローラーボール ボルドー

■長さ:約137mm(収納時)/約153mm(筆記時)
■軸径最大:約10.5mmφ
■キャップ径最大:約12.3mmφ(クリップを除く)
■重さ:約25g

Imgp3409l

これはマイスターシュテュックのローラーボールペンだ。
ローラーボールペンとは、一般的に水性インクを使ったボールペンのことだ。
なぜ水性ボールペンをローラーボールペンというかは不明だ。

一方油性ボールペンは、単にボールペンという。

ローラーボールペンの方が、インクの粘性が低いため、弱い筆圧でも綺麗に書ける。

また油性のように、ペン先にインクの塊が付着することもないし、インクの詰まりも少ない。
紙に対してもインクのなじみが良い。

一方で、キャップをしておかないとペン先からインクが蒸発してしまう欠点もある。


水性ボールペンは、万年筆と油性ボールペンの中間を狙ったと言ったらペン好きから怒られるかもしれない。

しかし最近は、万年筆のインクをローラーボールペンのリフィルに詰めえたものまで販売されているところを見るとあながち外れてはいないだろう。

メンテナンスフリーで万年筆より信頼性が高く、インクなじみは万年筆に近い。

---

マイスターシュテュックのボルドー色は今となっては珍しい。
ボルドーは1990年代末に廃番となってしまった。

深いワイン色とでも言おうか、他では見かけない素晴らしい色だ。
女性にはもちろん、男性にも人気があったのだが・・・。
廃盤は惜しまれる。


このペンの書き味はすこぶる良い。
私は赤色のリフィルを装填し、楽譜の修正などに使っている。
手放せない逸品だ。


kk-vuitton

2011年9月21日 (水)

【基】:フォルマー VOLLMER HO 3765 郵便局 ストラクチャー

Post Office
size: 210x166x225 mm

Imgp2685l

これもフォルマー製ストラクチャーの傑作のひとつだ。

郵便局なのだそうだ。
欧州の建物は郵便局も美しい。

左右対称のシンメトリー構造は威厳を与える効果を持つ。

エントランスが一段高くなっている構造は、雪が多く降る地方に多いものなのか。
ボストンやニューヨークでもみかける。

なんとなく憧れてしまうのは私だけだろうか。


斜め前からみると、立体的なつくりが良くわかる。
Imgp2690l

裏側も手抜きしていない。
Imgp2691l

裏側もシンメトリーだ。
Imgp2695l

欧州の建物は、外観は数百年前のものをそのまま利用している。
その代わり内装は時代ごとに変えているようだ。

火事になっても、石造りの外観は壊れない。
石の文化は永遠を求める。

一方日本では木と紙の文化だ。
朽ち果てて行くものの儚さ、無常観を味わう。

優劣をつけるものではない。
どちらも素晴らしい。

しかし、一度は石の文化のなかでも暮らしてみたいものだ。
それには、こんな建物に住むのが良いのかもしれない。


kk-vuitton

2011年9月20日 (火)

【基】:MoMA Page 1 Magnifier + Paperweight

素材:ステンレススチール・ガラス
デザイン/製造:デザイン=アメリカ,製造=中国
サイズ(cm):φ7.5×H4.7
デザイナー:ページ・グールリック(Page Goolrick)

Imgp3973l

これは、MoMAのペーパーウェイトだ。
5倍の拡大鏡としても使える。

建築家でインテリア・プロダクトデザイナーのページ・グールリック氏のデザインだ。
氏がMoMAのためにデザインした「ページ1」シリーズのプロダクトのひとつだ。
Page_goolrick

シンプルでどこにでもありそうで、実はなかったデザイン。
肉厚のステンレスと分厚いガラスのレンズで構成される。
部品点数はたったの2点だ。

重厚感あるつくりは、手に持つとずっしりとした手応えがある。
Imgp3979l

レンズは真ん中部分が厚く、横から見ると盛り上がって見える。
Imgp3984l

本当にシンプル。
Imgp3987l

正直この拡大鏡は見やすいものではない。
実用という意味では光学的な製品を使ったほうがよい。

---

しかし、この機械の中から取り出してきたような無機質なデザインに何故か魅かれるものがある。

人間が機械で作った無機質な人口のプロダクトを使いはじめたのは産業革命以降だろう。

日本の高度成長期に生まれた私の世代は、まわりが工業生産物であふれていた。
一方、私はたまたま祖父が画家であったこともあり、芸術に触れる環境でもあった。

工業生産物と芸術作品の一見矛盾するようなセンスがどこで融合されたのかわからない。
しかし私は両方とも好きだ。

芸術は自然界の美を追い求める。
工業生産物のデザインは人工の美を追求する。

どちらも結局同じかもしれない。
なぜなら人間も自然の一部に過ぎないのだから。


kk-vuitton

2011年9月19日 (月)

エルメスというブランド

Imgp3994l


エルメス(Hermes)というブランドは、ルイ・ヴィトン,シャネル,カルティエなどと比肩し、ブランドの頂点を極めるブランドの中のブランドだ。


エルメスの原点は馬具工房にある。
現在の製品ラインもほとんどが、馬具関連の技術から派生している。
デザインも馬に関連するものが多い。

そして、最大のコアは馬の鞍づくりで培った皮革技術だろう。

---

私はエルメスとは、”動物の皮を限りなく人間の皮膚に近づけたブランド”だと思っている。


ルイ・ヴィトンは、贋物対策として、ロゴマークをプリントした独自素材を開発して製品を作成した。
これも贋物対策にはなったが、そのプリントそのものを真似る者も出てきた。

一方でエルメスは、意識的ではないにせよ、もっと本質的な贋物対策を施した。
それは革のナメシ技術そのもので、誰にも真似できない革の質感を実現したことだ。

エルメスの革製品を一度でも見て、触ったことがある人は、もし形だけ真似した贋物があっても遠目で見てもすぐに贋物と分かるだろう。

エルメスの革素材は、1万頭から30枚程度しかとれない無傷の皮を使っていると言われている。
それに、独自のナメシ技術、染色技術が加わる。

その質感、手触り、耐久性は他に類を見ない出色の出来だ。

Imgp3996l

贋物は、材料は生産コストを落として、見かけだけを真似る。
しかし、見かけを本物に近づけるためには、コストがかかることになるエルメスの製品はスーパーコピーが不可能なのだ。

---

さらに、これに”クウジュ・セリエ”という縫製技術が加わる。
革を縫い合わせる技術としては最高峰だろう。

私もエルメスの商品をかなり使い込んだが、糸が解けてくるという経験がない。

白いステッチは、すべて職人が手縫いしているのだ。
コストが高いはずだ。
Imgp3999l


こうしてエルメスは、最初は馬が着ける鞍を作っていたが、今では人間が使い、身につけるものを作っている。

エルメスの事業転換には、いくつものドラマがあって興味深い。

いずれにしても、エルメスは他のブランドと異なるポジションにある孤高の存在だ。

その製品だけでなく、ブランドそのものへの興味も尽きることはない。


kk-vuitton

2011年9月18日 (日)

☆【基】:Louis Vuitton M21423 コトヴィル Cotteville 45 ハードトランク

Standard_m

サイズ (幅×高さ×マチ): 45cm x 34cm x 15cm

-モノグラム・キャンバス
-トランク
-ハンドル(素材:ヌメ革)
-ライニング(素材:ウォッシャブルテキスタイル)
-トリミング(素材:レザーとリベット)
-真鍮金具(色:ゴールド)
-真鍮コーナープレート(色:ゴールド)
-S字型ロック開閉式(キー付き、留め金2つ)
-ネームタグ付き(取り外し可、素材:ヌメ革)
-サイズ展開:40、45、50(50はスペシャルオーダー品)


Imgp1093l

これは、私が最初に買ったヴィトンのハードとランクだ。

トランクとしては小型だが、最もバランスの良い大きさだ。
2~3泊くらいなら、この大きさで十分だ(女性はつらいかも)。

Imgp1094l


いつの頃からだったか正確には憶えていないが、このヴィトンのハードトランクが欲しくて欲しくて仕方なかった。
まだ若い頃だった。
20代だったと思う。
そのころは一生使える”モノ”は、まだほとんど持っていなかった。

なぜそれほどまでに欲しいと思ったのか?
一言で言えば、”香り?”、”雰囲気?”、なかなか適当な言葉が見当たらない。
つまり、欧州の長い歴史を凝縮したバッグが醸し出す何かに感応したからだと思う。

ヴィトンのハードトランクには、欧州の貴族文化,クラフトマンシップの継承,旅の形態の変遷,庶民の台頭、さまざまな歴史が凝縮されている。

それを感じ取るのに理屈は必要無いのかも知れない。
見ればわかる。
決して他には存在しないバッグだ。

このバッグを真似して作ろうと思う人はいないだろう。
なぜなら同じように作れないからだ。

ヴィトンの定番の旅行用バッグといえば、今も昔も”キーポル”だろう。
荷物がたくさん入るし、使わないときは畳んでしまうこともできる。
とても便利なバッグだし、コストパフォーマンスも良い。

だが私はキーポルを一つも持っていない。
ヴィトン好きとしてはとても珍しいことなのかもしれない。

このハードトランクを無理して購入したときも、まわりはみなキーポルを持っていた。
ハードトランクは、今も当時もキーポルの3倍の値段だ。

私は今でもそれだけの価値があると感じている。
ヴィトンのハードトランクは、それを所有し使ったことがある者のみが真価を実感できる。

しかしそれを使いこなすのは至難の業だ。
たっぷりと重い歴史が染み込んでいるのだから。


kk-vuitton

2011年9月17日 (土)

【基】:ハンド ペンダント ブラック

ブランド:不明
素材:不明

Imgp2644l

このペンダント、ハンド ペンダント ホワイトと一緒に買ったブラックバージョンだ。

ブラックも悪くない。
チェーンがつや消しゴールドでブラックとよく合っている。

このペンダント、ブランドも素材も、そして国籍も不明だ。
アジアのどこかの国だろう。

---

ハンドモチーフは、さまざまな国で愛されている。
特にイスラム圏では”ファティマの手”というハンドモチーフが愛用されている。

ファティマは預言者ムハンマド(マホメット)の娘だ。
慈悲深い女性として知られ、理想の女性像となった。

その手はハムサとも呼ばれる邪視から身を守るための護符となった。

Imgp2635l

同じように慈悲深い手として知られているのは、”釈迦の手”だろう。
お釈迦様の手をモチーフとして物は、アジアではたくさん作られている。

西遊記の孫悟空が地の果てと思い込んで、釈迦の手に「斉天大聖」と書いた場面での、巨大な手の印象は誰しも忘れ得ないものがある。

Imgp2639l

そういえば、キリスト教ではイエスの手のモチーフはあまり見かけない。
愛の思想を説いたイエスの手も、慈悲深い手としてモチーフになってもいいと思うのだが・・・。
十字架にはりつけになったときの、手に打たれた杭の痕(穴)が強烈なイメージとしてあるためかもしれない。

---

人間のさまざまな営為は、その多くが手によって創り出されている。
善意も悪意も手による所作に追うところが大きい。

手は動物と人間を分ける主要素でもある。

女性は男性の手を良く見ていると言う。
それは極めて合理的なことかもしれない。

ひょっとしたら手はその人の全てを端的に表しているのかもしれない。


kk-vuitton

2011年9月16日 (金)

【基】:ビバリー クリスタルパズル スター

パズルピース37個・リトルスター1個/38ピース
95×175×48mm

Imgp2179_1l

クリスタルパズルの天体シリーズは、それぞれが皆個性的だ。
太陽は最も太陽らしいし、月は最も月らしい。

そしてこの星もまた最も星らしいデザインだ。

全体がふっくらとしていて、少しかわいらしいデザインでもある。
小さな子供の星が付属しているところも憎い。

---

しかしこの☆の形は不思議だ。
誰がいつこれを星と決めたのだろう。

確かに天空に瞬く星は、こんな形に見えなくもない。
実際の天体はほとんどが○なのだが・・・。

日本では星を○で表してきた。
つまり☆の形は西洋から輸入されたものらしい。

バビロンの五芒星形(Pentacle) あたりが起源なのか。
詳しくはわからないが、「邪悪なるもの」を封じる力があると信じられてきた神秘的な図形だ。

日本で五芒星を用いたのは安倍晴明だ。
「晴明桔梗」と言い、やはり魔除けの呪符とされてきた。


どうもこの形には、インとアウトの両側面があるようだ。
インは良い力を取り入れる。
アウトは悪い力を防ぐ。

西洋でも東洋でも、宗教的に星の形に力があるというのは共通のようだ。

---

私は職場では超リアリストと呼ばれているが、現実は全くの逆だ。
神秘思想大好き。

☆形一つでも、直ぐに現実を離れることが出来る。
そういう意味で、”超”リアリストかもしれない。


kk-vuitton

2011年9月15日 (木)

【記】:ギターで弾く楽曲4 - Tommy Emmanuel - Since We Met

トミー・エマニュエルの静かな曲は心に染み入る。

今、久しぶりにこの曲を練習しなおしている。
かなり忘れてしまっている。

それに今聞いてみると、昔の自分のコピーが間違っているところもある。
TAB譜を書き直しながら、思い出し思い出し弾いている。

それでも各小節それぞれが、とても綺麗なメロディーで、練習しているのに心が癒される。


トミー本人は、いたって楽しそうに弾いている。
しかしテクニックは高度だ。
当初は随所に弾けない箇所が散在した。

この曲、トミーにしては珍しく、ピックもサムピックも使わずに、素手の右手で弾いている。
それも曲全体を柔らかな雰囲気にしている遠因かもしれない。

ちなみに住出勝則氏は、ピックを使わない。
使っているところを見たことがない。

お二方の真似をして、私もほとんどピックなしで弾くことが多い。
一人で楽しむには、大きな音より、微妙なタッチの再現が重要だ。
それには素手がいい。

---

この”Since We Met”という曲は、トミーが妻のJane Emmanuelに贈ったものだ。

この曲を作ったきっかけを、トミーが裏話として語っている。

ツアーからの帰途、7度目の結婚記念日にプレゼントを何も用意していないことに気づいた。
そこで、空港から自宅に向かうタクシーの中で作曲したというのだ。
家について、直ぐにデモテープを作成しプレゼントしたらしい。

奥さんのジェーンは、トミーに良く似合う美しい女性だ。
喜んだかどうかは定かではないが、この曲がタクシーの中で書かれたことを知っているのだろうか。


それにしても美しいメロディーだ。
今夜も弾いてから寝よう。


kk-vuitton

2011年9月14日 (水)

【基】:LAMY noto ボールペン

L283WT ホワイト+シルバー
油性ボールペン

デザイン:深澤直人

Imgp1275l

LANY notoは、深澤直人氏デザインのボールペンだ。
LANYのデザインを日本人が担うのは深澤氏が初めてだ。

深澤直人といえばINFOBARだろう。

シンプルでかつインパクトがあるデザインに定評がある。

---

このnotoの仕上がりも、極めてシンプルだ。
深澤氏は、日本人デザイナーの中ではLAMYのコンセプトに一番合っているのかもしれない。

Imgp1277l

私は何本かのnotoを愛用しているが、後から発売になったこのホワイト+シルバーの配色はなかなか良い。
単色のものより高級感があり、上品でもある。

Imgp1276l

↓このnotoの特徴の一つは、ペンの断面がオニギリ型をしていることだ。
これが意外に握りやすく、書きやすい。

また竹に裂け目を入れたように本体に切り込まれたクリップは、どことなく日本的なデザインに思える。

オニギリに竹などと評すると深澤氏にお叱りを受けるかもしれないが・・・。

Imgp3966l

白いパソコンとも相性抜群だ。

Imgp3964l

いつもながら、独特の雰囲気をデザインに織り込む深澤マジックが、このnotoにも仕掛けられている。
洋の東西がうまく融合したようなこのペンは、日本人のみならず、他の国の人にも少なからず支持されるだろう。


kk-vuitton

2011年9月13日 (火)

【基】:HERMES クルー・ド・セル カフリンクス

素材:シルバー925
サイズ:大1.4cm小1.2cm

Imgp0783l

これはエルメスのセリエデザインのカフリンクスだ。

セリエ(Serie)は、馬の鞍の鋲(びょう)がモチーフになっているエルメスの基本デザインだ。

セリエ(Serie)とは、スポーツリーグのセリエAなどのセリエだ。
英語で言えば、シリーズ(series)にあたるので、「一連の」という意味。

馬具、特に鞍を起点としてモノづくりを拡大展開してきたエルメスが、基本となる一連の製品に冠するマークがこのセリエだ。

極めてシンプルであるがゆえに、エルメス・スタンダードを端的に表現している。

財布などの革小物の留め金から、時計,指輪などのアクセサリー,服のボタンまで、あらゆるエルメス製品に共通して使用されているデザインだ。

私はこういうシンプルなマークがとても好きだ。

Imgp0785l

このカフスは、スターリングシルバー製だ。

エルメスの製品の残念なところは、メッキを多様しているところにある。
金属部分にメッキが多いのだ。
メッキは長年の使用で必ず剥がれてくる。

私はどうしても無垢素材が好きだ。
少し傷がついても、適切な方法で磨けば綺麗になるからだ。

このセリエカフスにはメッキ製品もある。
スチール素材に、金や銀のメッキが施してあるのだ。

値段は安くなるが、耐久年数も短くなる。

---

メッキか無垢かは、エルメスの店員に聞いても釈然としない。
エルメスの店員は製品知識が極めて薄弱だ。
これはヴィトンの店員と雲泥の差がある。

メッキか無垢かを見分けるには、刻印を見るのが一番いいのだが、店頭でそれを仔細に見ることはできない。
最も簡単な見分け方は値段だ。

無垢はメッキの数倍から一桁変わる値段がつけられている。
自分が購入したい製品の基本価格より、高いなーと感じたら無垢製品だと思って間違いない。


たとえば、一般的なHマークのベルトなどは、バックルの金属部分はほとんどがメッキだ。
(それでも他社製品に比べて一桁高いが・・・)
シルバーの無垢で、手彫り模様が刻まれたモノとなるとやはり値段は桁が変わる。

高ければ良いモノというのは当たり前だ。
しかし、できれば耐久性が求められるモノには、それなりの素材と造りのモノを選びたいものだ。

その意味で、このカフスはシルバー無垢を選択した。


kk-vuitton

2011年9月12日 (月)

【詳】:Ovation Standard Balladeer 1761 Acoustic Electric Guitar

→ 基本記事

Imgp2338l

このオベーション、姿がとても美しい。
正統派のアコギの顔をしている。

同じオベーションでもリーフホールの有るデザインは好きではない。

やはりデザインが好きでないと、いくら良い音がしても欲しいと思わないのは私だけだろうか。
楽器といえどもデザインは重要だ。

Imgp2339l

値段はそれほど高いモデルではない。
それゆえ逆にシンプルで良い。
サウンドホールもいたってシンプル。

Imgp2343l

それでもブリッジや指板にはローズウッドが使用されている。

Imgp2342l

ヘッドは独特の形状を持っている。
一番上の部分が平たくなっているので、すごく傷つきやすい繊細な構造だ。
ここが無傷なのは奇跡に近い。

Imgp2344l

後ろは、お決まりのボウル・バック。
この丸みがまた美しい。

Imgp2348l

この丸みが抱えにくいという人がいるが、私は気にならない。
グラスファイバー製なので少し滑りやすいのが難点か。

Imgp2350l

側面にはサウンドコントローラーと電池の入り口。

Imgp2356l

専用ハードケース。

Imgp2340l


Imgp2341l

中古で入手したが、ほとんど無傷の状態だった。
たまにこのギターの顔が見たくなり、取り出しては大切に弾きこんでいる。


kk-vuitton

2011年9月11日 (日)

【基】:エルバン(J. Herbin) トラディショナルインク ビルマの琥珀

Imgp1313l

エルバンのボトルインクには、他にはない独特の色がある。

これは、私のお気に入りの色の一つ、「ビルマの琥珀」だ。
琥珀色という、繊細な色をインクで表現しようというのだから、エルバンのインクに対する意欲を感じる。

---

琥珀はもともと、古代の木の樹脂(ヤニ)が化石化したものだ。
その意味で琥珀色とは樹木由来の色だ。
近い色として、ウィスキーの色を思い浮かべたが、あの色も実は樽から染み出した色だ。

ウイスキーの樽に使われる木は、樹齢100年を超えるオークの巨木などの高級木材。
そもそもウィスキーは出来た段階では無色透明だ。
それを樽に詰めて熟成させる過程で、樽材から溶け出したタンニンやカテコールなどのポリフェノール類がウイスキーを琥珀色に染めていく。
あのウィスキーの美しい琥珀色は、木材から染み出したものだ。

しかし樽は無限にタンニンなどを染み出させることはできない。
つまり樽は一定年数使うとウィスキーを成熟させることができなくなる。
だいたい50~70年が限度だ。

---

脱線したが、琥珀色はとにかく美しい。

↓ガラスのつけペンで書いてみると、こんな感じ。
Imgp3971l

確かに琥珀色が再現されている。
インクは、書いたときにその色が再現されるように調整されている。


お気に入りの色のインクを使ってしたためる文字には思いがこもる。
人生の設計図を再検討するには、こんなインクが似合うかもしれない。

琥珀色の後半人生というのもいいだろう。
成熟した美しさが滲み出してくるように、じっくりと生きてみたいものだ。


kk-vuitton

2011年9月10日 (土)

【基】:Gucci 時計型ピンバッジ ウェビング

特徴:ウェビング
サイズ:16x24mm

Imgp1612l

Imgp1613l

これはグッチの時計ピンバッジだ。
グッチのシンボルとも言えるグリーン+レッド+グリーンという特徴的な配色を持った柄を”ウェビング”という。

↓文字盤にウェビングを配した時計は、かつてたくさん出回っていた気がするが、今は全く見かけない。
G_watch

今となってはレトロ感たっぷりの時計だが、ピンバッジになってデフォルメされると意外に悪くない。

---

こうした実物を模したピンバッジは、本物を忠実に再現したモノではない。
サイズを小さくし、素材も色も限定した中で、本物のデザイン要素だけを再現したモノだ。

わずか1~2cm四方の平面と厚さ数mmの空間にデザインを凝縮するのだから大変だ。
デザイナーの勝負する空間は、蟻が相撲を取るほどの面積しかない。
彼らの戦場はこの狭い空間なのだ。

---

このピンバッジは、アルテュス=ベルトラン(Arthus-Bertrand)社製だ。

ピンバッジ文化が最も盛んなフランスにあって、最高峰と位置づけられている会社だ。
パリのセーヌ川左岸にあり200年の歴史を持つ宝飾店というのが本業。

なんと言っても、そのデザインが洗練されていることは、素人でも一目でわかる。
独特の”厚み”と立体感を持った重厚なピンバッジのほとんどが、この会社の手がけたモノだ。


きっとベルトランには、良いデザイナーがいるのだろう。
彼らはピンズデザイナーであり、アーティストでもあると思う。


kk-vuitton


2011年9月 9日 (金)

【基】:GUCCI グッチ ティアドロップ サングラス オレンジ

Imgp3779l

このサングラス、グッチのモノだがレンズの色が珍しい。
オレンジ系だ。

私はこのサングラスを曇りの日に使用している。
特にドライブ時には必需品だ。
かなり明るく、はっきりと見えるようになる。

通常、サングラスは眩しさを防ぎ、目に有害な紫外線をカットする。
一方でこのオレンジレンズは、イエローレンズと同様に、眩しさはあまり防いでくれない。
そのかわり、ブルー系の光線をカットする効果があるので、輪郭がはっきりし、物が見えやすくなる。


ファッションブランド系のサングラスなので、機能性よりファッション性からオレンジレンズを採用したのだろう。
しかし効果は抜群で、薄暗い曇りの日でも太陽が出てきたのではないかと思えるほど明るく感じる。

レンズの色が薄いので、視線を隠す効果は薄い。
またかなり目立つので、覚悟して身につける必要があるかもしれない。

Imgp3770l


Imgp3775l


Imgp3778l

形はオーソドックスなティアドロップ型だ。
レンズも大きすぎず、小さすぎ、ずちょうど良いサイズにデザインされている。


サングラスは毎年一定の流行がある。
最近は大きめなものがはやりだ。

しかし基本的な形のデザインのモノは、何年たっても使えるものだ。

定番の形のイエロー系かオレンジ系のサングラスを持っていると、一生モノになるだろう。


kk-vuitton

2011年9月 8日 (木)

【基】:ルーヴル美術館 ミロのヴィーナス レプリカ

高さ:約60cm
幅:約17cm
素材:不明(アラバスター?)

Imgp1426_1l

ミロのヴィーナスのレプリカはたくさん出回っている。

これは30年以上前のモノだ。
埃をかぶり、変色し、台座は割れているが、もとの造りが良いためか、骨董的な価値が出そうな素晴らしいオブジェだ。


昔は、レプリカを作るのも大変だっただろう。
特に直接型を取るのが難しい美術品の3次元立体物は、模写的に彫刻しなおしたものから型を取ったのだろう。
今なら非接触3Dスキャナか何かで、正確なレプリカが作れるのだろうけれども・・・。

その結果、レプリカの出来、不出来もピンキリだ。


このヴィーナス、本物より女性的な仕上がりになっている。
顔なども、かなり美人さんだ。

Imgp1446_1l

ルーヴルにある、本物は男性的な雰囲気さえ感じる。

Venus_of_milos


ところでこのヴィーナス、いろいろと謎や面白そうなエピソードがありそうなので、少し調べてみることにする。
価値ある美術品の裏には、歴史がうごめいているものだ。

---

鑑賞に堪えうる美術品のレプリカは数少ない。
このヴィーナスが一つあるだけで、その空間はローマ,ギリシャへと変貌するから不思議だ。
レプリカでさえこれなのだから、本物はいかほど凄いことだろう。


kk-vuitton


2011年9月 7日 (水)

【詳】2:Louis Vuitton N53355 ポルト オルディナトゥール サバナ

→ 基本記事

Imgp3787l

サバナは、ノートパソコンを持ち歩くときのバッグだが、アタッシュケースよりサイズが小さく便利なため利用頻度が高い。

---

デザインもダミエキャンバスとダークブラウンの革のコンビネーションが絶妙だ。

Imgp3792l

フロント部分には大きなポケットがある。
新聞や雑誌等の薄いものは、一時的にここに入れることが可能。

Imgp3806l

---

↓背面はこんな感じ。

Imgp3809l

↓このレザーストラップは、トロリーのキャリーハンドルに通すためのもの。

Imgp3811l

---

サイドには肩掛け用のストラップを取り付けるための金具がある。
ストラップも付属しているが、私は一度も使ったことがない。

Imgp3814l

---

ハンドル部分もしっかりしたつくりで、握った感触も悪くない。

Imgp3815l

---

ダミエはモノグラムに比べてカジュアルな感じがあるが、このバッグはスクウェアー形状のためか、ビジネスシーンに良く合う。

プレジデントに入れるには荷物が少ないが、かっちりとしたバッグが必要なときは、このサバナが最適だ。
斜めがけバッグより、どことなく気分も引き締まる。


kk-vuitton

2011年9月 6日 (火)

【基】:pierre cardin パンサー ネクタイ

Imgp2999l

これは、ピエール・カルダンのネクタイだ。

私の持ちモノの中では珍しいブランドだ。
ピエール・カルダンのモノは、ほとんど所有していない。

それでもこのネクタイだけは、10年前ショップで一目ぼれして購入した。

Imgp3001l

ブルー系の涼しげな地に、パンサーの白いシルエットが小紋としてあしらわれている。
パンサーといえば黒豹が好きだが、白いシルエットが新鮮だった。

Imgp3004l

上質なシルクが使われているためか、閉め心地がすこぶる良い。

---

ピエール・カルダン(Pierre Cardin:1922年~)はフランスのファッションデザイナーだ。
カルダンがディオールの弟子だったことはよく知られている。
しかし、それより有名なのはライセンスビジネスの第一人者ということだろう。

ブランドの使用権を他者に付託し、ライセンス料を徴収するというビジネスは、今に至っては極めて評判が悪い。
ブランドマークを貼り付けるだけで、価格が何倍にもなるというブランドビジネスの印象を世界に広めたからだ。

シーツ、スリッパ、タオル、カーテン、あらゆるものに”P”マークが入っていた時代があった。

しかしブランドの広がりを制御しきれず、最後はブランドの魅力そのものが薄まってしまい、その価値を斜陽化させていった。
一言で言えば自滅だ。

価値というものは、一定の範囲内で成立するものだ。
その範囲を制御するのが極めて難しい。


だが、そんな荒波を乗り越え、未だにピエール・カルダンは存在している。
ピエール・カルダン ジャパン

ピエール・カルダン氏本人も、20世紀最後の巨匠と呼ばれ、90近くになった現在もその活動を停止したとは聞いていない。

2010年には創立60周年のファッションショーに登場している。
若いころよりずっとカッコいいと思うのは私だけだろうか。

Pierre_cardin1

氏の真骨頂は、やはりオートクチュールの天才的デザインセンスだろう。
そこから誰よりも早く、プレタポルテに踏み出したのも氏の先見性によるものだろう。

いずれにしても魅力的な人物だ。


kk-vuitton

2011年9月 5日 (月)

【基】:ナバホ族 Chester Benally(チェスター・ベナリ) 指輪

サイズ:22号
素材:シルバー925,ラピス

Imgp3633l

インディアンジュエリーのアーティストには、個性的な人物がたくさんいる。
独自のスタイルで作品を作り続けている。

このチェスター・ベナリの作品も独特の雰囲気を持っている。
この人の作品は、指輪でも、ペンダントトップでも、みな同じテイストだ。

光の発散を表現したのだろうか、シルバーに深く刻まれた線は、放射線を描く。
中央にはめ込まれた石とシルバーで、独特の模様が形作られている。

私には、これが漢字の”上”の字に見えて仕方ないのだが・・・。

---

技術的には、ナバホ族でありながら、ズニ族が得意とするインレイ技法を用いている。

シルバーの板で仕切りを作り、その枠の中へ石をはめ込んで模様を形成する。
これは、チャネルインレイ技法とも呼ばれ、芸術性が高い作品に仕上がる。

---

内側には、 C.Benallyの刻印がある。
Imgp3631l


指にはめると、ラピスのコバルトブルーが映える。
Imgp3701l

---

ネイティブアメリカンやインディアンジュエリーについて、それほど詳しいわけではない。
しかしインディアンジュエリーからは、いつもパワーをもらっている気がする。

ネイティブアメリカンは、太古より自然とともに生き、自然からパワーをもらう術を知っているのかもしれない。
それを、ジュエリーとして身につけ、代々伝えてきたに違いない。

そのパワーは、異国の都会でも発揮されている。
”信じるものにはパワーが与えられる”ということか。

本当の価値は、見えないものにあるのかもしれない。


kk-vuitton


2011年9月 4日 (日)

【基】:TSUBOTA PEARL ダブルカードケース60 名刺入れ

スペック:片面約30枚、合計60枚前後
サイズ:103x70x23mm
素材:スチール(金具部分)

Imgp3255_1l

これは、TSUBOTA PEARLの名刺入れだ。

やっと使えそうな名刺入れが見つかった。
大量に名刺を収納することができるモノをずっと探していた。

この名刺入れは、約60枚もの収納が可能だ。
こんな大容量名刺入れは初めてだ。

---

デザインはシンプルそのもの。
装飾は一切ない。
磨きこまれた鏡面仕上げのスチールでできている。

サイドのボタンを押して開いてみると、真ん中から左右に均等の厚さに分離される。
両サイドにそれぞれ30枚ずつ収納が可能だ。
内側には名刺を押さえるフラップがついているだけだ。
構造もシンプルだ。

Imgp3261l

---

”iPod”の鏡面加工で高い評価を得たのは、新潟県の小林研業だったが、日本の鏡面加工技術は世界的に評価されている。

鏡のように輝く金属は、余計な装飾など一切なくても、モノに存在感を与えてくれる。
この名刺入れも、その厚みとともに、輝く外観がiPod以上にその存在を主張する。

Imgp3270l

---

TSUBOTA PEARLは、もともと喫煙関係のグッズを製作,販売してきた墨田区の会社だ。
つまりこの名刺入れのルーツは、シガレットケースにある。

私は喫煙しないので、喫煙グッズとは無縁だったが、こんなところに接点があるとは思わなかった。

---

この大容量名刺入れ、使い方はまだ未成熟だ。
今は、片側に自分の名刺を30枚,そしてもう片側に頂いた名刺を入れるようにしている。

どんなに大きな会議でも30名を超えることはめったにない。

当面、ヴィトンの名刺入れと使い分けを模索しながら、使ってみようと思っている。


kk-vuitton

2011年9月 3日 (土)

【詳】:CHANEL メガネ ブラウン

→ 基本記事

Imgp3741l

シャネルのメガネはフレームが美しい。
このブラウンは、他ではお目にかかることができない色合いだ。

-----

サイドのココマークも美しい。
Imgp3744l

実はこのマーク、テンプルを折りたたむと、半分に折れ曲がる。
Imgp3715l
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Imgp3717l
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Imgp3732l

つまり、ココマークの中央に、ヒンジが仕込んであるのだ。
シャネルのメガネやサングラスには、こうした小意気な仕掛けが施されていることが多い。

-----

テンプルの内側。
Imgp3720l

Imgp3723l


-----

フレームの外側は、ブラウン単色だが、内側は木目のような模様になっている。

Imgp3735l

シンプルだが、主張を持ったデザインだ。
Imgp3745l


-----

このフレームの色は、ヴィトンのブラウンとも相性が良く、違うブランドのモノとは思えない統一感を生み出す。

Imgp3729l


現在は、シニアグラスとして使用しているが、掛け心地は抜群に良い。
手放せない一本だ。


kk-vuitton

2011年9月 2日 (金)

【詳】:TOMBOW DESIGN COLLECTION XPA Collection ボールペン

→基本記事

TOMBOW DESIGN COLLECTION XPAは、伸縮式の携帯用ボールペン。

伸ばしてみるとこんな感じ。↓

【収納時】全長約105mm
Imgp1278l
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【伸長時】全長約129mm
Imgp1279l

収納時は持ち運びやすく、伸張時は書きやすい。

---

【収納時】ペン先も格納されている。
Imgp1280l
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【伸長時】ペン先が出てくる。
Imgp1281l

---

【収納時】ペン先
Imgp1283l
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【伸長時】ペン先
Imgp1284l

ペン先が出てくるギミックがおもしろい。
ペン先が伸びるのではなく、ペン先をおおっているカバーが引っ込むのだ。

ペンというものは、ペン先を下にして床に落とすと一発で壊れる。
万年筆はもちろんのこと、ボールペンでも同じだ。
先端に仕込まれたボール部分が変形して回らなくなり、インクが出なくなる。

ペン先を収納する方法は様々だ。
ノック式、回転式、キャップ式・・・。
仕掛けとしてどれも面白味はない。

このペンは、何度も伸縮したくなる。

---

TOMBOW DESIGN COLLECTIONも頑張っている。
しかし、このペンが廃盤になってしまったのは、いかにも惜しまれる。
復刻を希望する。


kk-vuitton

2011年9月 1日 (木)

【基】:GUCCI Eau de Parfum II オーデパルファムII 香水

Imgp3714l

この香水も、もう廃盤になった古いものだ。

GUCCI Eau de Parfumの後に発売された。

ボトルが全く同じだったので、IIといっても少し変わっただけかと思った。
しかし香水の色がピンクだったので、グッチで試してみたら、”Eau de Parfum”とは全くの別物だった。

どちらかと言えば、 Eau de Parfumが男性用、 Eau de Parfum IIは女性用だ。

---

Eau de Parfumの琥珀色とは全く違う、淡いピンク色の液体で満たされている。
Imgp3706l

この香りはなかなか表現しがたい。
たとえるものがないのだ。

それでも女性らしい香りであることは間違いない。
少し甘いにおいでもある。

---

この香水は時々しかつけない。
つけるとゆったりとした気分になる。
ビジネスには向かないかもしれないが、仕事でもゆったりしたいときはある。

Eau de Parfum IIも良い香水だ。
復刻してほしいものだ。


kk-vuitton

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »