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2011年8月21日 (日)

【記】:Louis Vuitton M60533 ポルト 2カルト・ヴェルティカル パスケース メンテナンス

Louis Vuitton M60533 ポルト 2カルト・ヴェルティカル パスケースのメンテナンスをした。

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このパスケース、かわいそうなくらい使われてきた。
おかげで、グレインレザーの端がすり減って白くなってしまった。
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こんなみすぼらし状態だ。
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角もすり減っている。
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このまま使い続けると、すり減った部分から革の劣化が進む。
水分と油分が失われ、モノグラムキャンパス側にも亀裂が入ってしまう。
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ヴィトンの製品は、内側のグレインレザー(型押しの明るい茶色)と、外側のモノグラムキャンパスを貼り合わせてある。
そして端の部分を特殊な塗料を付けて仕上げてある。
端をぐるっと取り囲む、濃い焦げ茶色をしているところだ。
ヴィトンでは、この部分を”ヴァニッシュ”と呼んでいる。

このヴァニッシュは、ヴィトンで付け直しのメンテナンスをしてくれる。
このパスケース、折れ曲がる部分のヴァニッシュが多少痛んで二つに分離してしまっているが、摩耗が少ないのでまだ大丈夫だろう。

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今回は、グレインレザーの白くすり切れた部分のメンテナンスをした。
使ったのは、”M.モゥブレィ シュークリーム”だ。

シュークリームと言っても、高級革靴を手入れする、高級クリームだ。
私はこれで全ての靴を磨いている。
特に10万円を超える靴は、このクリームで磨くと自然でしっとりした艶が出る。
油性ワックスの出番がないほどだ。
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サイズ(約):幅6.2×奥6.2×高3.5cm
容量(約):50ml
素材:パラフィンロウ、モンタンロウ、ミクロクリスタリンワックス
    セチルアルコール、ソフトウォーター
原産国:イタリア
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間違ってはいけないが、このクリームは、乳化性クリームだ。
決して油性ワックスではない。
目的は、油分と水分の補給だ。

色はたくさんのラインナップがある。
私は無色のものや、ブラウン系の数色を使い分けている。
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今回のパスケースのメンテナンスには、この中で一番濃い色の”ダークブラウン”を使用した。
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白くすり切れた部分に、油分と水分の補給をするとともに、補色もする。
乳化性クリームによる補色はかなり濃いめの色を選択するのがコツだ。
乳化性クリームでは革を”染色”することはできない。
あくまで、すり減って色落ちした部分に色の粒子を置いているだけだ。
濡れたりすると色落ちする。
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綿棒にクリームを付け、少しこすっただけでも、明らかに補色され白い部分が目立たなくなる。
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何度か塗り込むと、さらに綺麗になる。
カサカサの革に、油分と水分が染み込んでいく。
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まだ少し塗り込みが足りないが、だいぶ綺麗になった。
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最後に、柔らかい布でから拭きをする。
このとき、染み込まなかった余分な油分や色粒子が綺麗に落とされ、同時に艶がでてきてツルツルになる。

色つきの乳化性クリームは、気をつけないと衣服などに色移りする。
から拭きをしっかりしておくことが大切だ。

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綺麗に蘇ったパスケース。
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10分もかからない作業で、これだけ綺麗になるとやり甲斐があるというものだ。
これからは、もう少し頻繁に手入れしてあげることにしよう。


kk-vuitton


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