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2011年7月 9日 (土)

☆【基】:ヴェルサーチ VERSACE ネクタイ

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ネクタイはフランス語では、クラヴァット(Cravate)という。

その由来は、ルイ14世がクロアチア人の兵隊が首に巻いていたものを、「あれは何か?」と侍従に問い、間違えて「クラバット(クロアチア兵)です」と答えたことによるとされる。

真偽は不明だが、日本でも「鞄」の由来が明治天皇のご発言に関係していることと同じように歴史の偶然だろう。


18世紀に近代紳士服の基礎ができて以来、その基本は絶対的シンプリシティだ。
スーツといえばダークスーツ、シャツといえば白かブルー。
人目を惹かないことが、逆にお洒落の完成度の高さを表しているとも言われる。

そんな中でネクタイは、シンプルな服装世界の”華”であり、”要”でもある。

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ネクタイには、不思議な魔力がある。
この魔力は地球上ならほぼ世界中で通用する。

それは、ネクタイをしているだけでその人が真っ当に見えるという魔力だ。
たとえそのネクタイが100円ショップで買ったものでも、その魔力は変わらない。

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写真のネクタイは、ヴェルサーチのものだが、このネクタイも魔力を秘めている。
私は、このネクタイを20年以上前に購入した。

この20年間使わずにしまっておいたわけではない。
逆に多いときには月に数回、少ないときでも月に1回は必ず使ってきたように思う。

特に重要なイベントの時は、公私を問わずこのネクタイを締めてきた。
そして、どんな困難だと思われる状況をも一緒に乗り切ってきた。

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20年以上も使い続けてきたにもかかわらず、ほとんど痛みがない。
同じころに購入した他のタイは、とっくに擦り切れて姿を消していった。

手入れはほとんどしていない。
クリーニングにもほとんど出していない。
(落合正勝氏は、ネクタイをクリーニングに出さないことを勧めている。)

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ヴェルサーチの魔力なのか、このネクタイの魔力なのかはわからないが、私にとってのラッキータイであることは間違いない。


デザインは、全体がシンメトリー柄の刺繍織で仕上げられ、豪華で手の込んだ作りとなっている。
他のヴェルサーチのプリントタイほど派手ではなく、それでいてイタリアのデザインセンスを感じさせる。

このネクタイの魔力の前には、20年という歳月は全く無力だ。


ネクタイなど、所詮使い捨てだと思ってきた。
色や柄、幅は、激しく変わる流行に押し流され、すぐに古臭くなる。
また使っていると、角がすれてみすぼらしくなる。

これまで、数えきれないほどのネクタイを締めてきた。
そのなかで、このヴェルサーチのタイが、最も信頼できる。

ここまで人生の表舞台で付き合ってもらったのだから、最後までついてきてもらおう。


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