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2011年4月16日 (土)

☆【基】:Martin 000-28

Standard_m

MODEL:000-28
TOP:Solid Spruce
ROSETTE:Black and White
TOP BRACES:Standard 5/16
BACK MATERIAL:Solid Rosewood
SIDE MATERIAL:Solid Rosewood
NECK MATERIAL:Select Hardwood
NECK SHAPE:Low Profile
HEADPLATE:Solid East Indian Rosewood/ Raised Gold Foil Logo
FINGERBOARD MATERIAL:Ebony
SCALE LENGTH:24.9"(632.5mm)
# OF FRETS CLEAR:14
# OF FRETS TOTAL:20
FINGERBOARD WIDTH AT NUT:1 11/16"(42.9mm)
FINGERBOARD POSITION INLAYS:Style 28
FINGERBOARD BINDING:none
FINISH BACK & SIDES:Polished Gloss/ Dark Filler
FINISH TOP:Polished Gloss
BRIDGE MATERIAL:Solid Black Ebony
TUNING MACHINES:Schaller Chrome w/ Large Knobs
BRIDGE & END PINS:White w/ Black Dots
PICKGUARD:Black
CASE:Case Included in List Price
ELECTRONICS:--

Imgp2133l

現在、私が音の基準としているギターがこのマーチン000-28だ。

D-28を基準とする人も多いが、フィンガースタイルで演奏するには000サイズのこのギターの方が良い。
ボディーは抱えやすく、音は立ち上がりが速い上に分離が良い。

ピックでコードを押さえてガンガン弾く演奏は、遠い過去の思い出の中にしかない。
今は、指で弾く演奏が中心だし、ピックを使っても一つ一つの音を大切いしながら演奏するスタイルだ。

000-28は、こうしたスタイルに最も良い音と演奏性を提供してくれる。


このギターのつくりはシンプルそのものだ。
華美な装飾は何もない。
トップのスプルースが細かなトラ目になっているのが少し目立つくらいシンプルだ。

ヘッドもシンプル。
Imgp2137l

ホール周りもシンプル。
Imgp2135l

標準で付いてくるハードケースもシンプルだ。
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問題は音だ。

マーチンの音については多くの方々が語っている。

私なりの結論は、
 ・個体差がかなりある。
 ・弾き込むと音が変わる。
 ・自分が昔からイメージする”アコギの良い音”に最も近い音が出る。
ということだ。

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実はこのギターを買う時に、東京都内の主要な楽器店をかなり回って000-28を相当の数弾いてみた。
はっきり憶えていないが、1年近くかけたかもしれない。
すぐに買うつもりではなく、納得する音が出る個体があったら買うくらいの気構えだった。

結果は物凄く個体差があった。
私には、同じ000-28でも、それぞれ全く違う楽器にすら思えた。

何がそこまで各個体の音を変えるかはわからない。

もともと天然素材をベースに作られる楽器が、まったく同じ音が出るように作れるわけがないと思っていた。
だから音の個体差について、あれこれ考えても仕方がない。
ただ自分の理想とする音が出る楽器に出逢うまで楽器店に通った。

大手の楽器店では、同じ000-28でも何台もの在庫がある。
時間もかかるし、お店にも手間をかけるが、全て弾かせてもらった。


出逢いは突然やってくるものだ。
それは都内のある楽器店で、別のギターを選んだついでに、そこに1台だけあった000-28を試奏したときだった。
最初の音を出した時点で決まった。

それまでとは全く違った手ごたえがあった。
言葉で表すことは難しいが、微妙な違いではなく、明らかな違いがあった。

そのお店にあった000-28ECも弾いてみたが問題外だった。

楽器との出逢いは、人のそれと同様に一期一会だ。
逃すと二度とやってこない。
やっとみつけた理想の音を、すぐに自分の手で持って帰ることにした。


かつて世界的チェリストのヨーヨー・マ氏が、ニューヨークで愛用のチェロをタクシーの中に置き忘れた事件があった。
最終的には手元に戻ってきたが、そのときの氏の心境がわかる気がする。
おそらく、自分の体の一部を無くしたような感じがしたのではないだろうか。
そのチェロの価値は3億円近いとも言われているが、金額の問題ではない。

プロにとって楽器は自分自身の表現手段であり、代替えのきかない物だ。
二度と同じものは手に入らない。

単なる趣味の楽器でも、程度の差こそあれこうした感じ方は同じだ。
自分の気に入った音が出る楽器は、なかなか手に入らない。
だからこそ、一度手にしたら決して手放すことはできないものだ。


kk-vuitton

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