« ルイ・ヴィトンは究極の実用ブランド | トップページ | 【基】:ROLEX OYSTER PERPETUAL DATEJUST Ref.1601 »

2010年11月27日 (土)

☆【基】:Louis Vuitton N73260 CARGO ALLIGATOR HAVANE カーゴ・アリゲータ 万年筆

Standard_m

Imgp0916l


このペン、葉巻に見える。
かなり太くて重い。
一見して、これまで見てきた数多くのペンメーカーの製品とは違う。


以前、女子スピードスケートのオリンピック選手が、夏のオリンピックで自転車に転向し、自転車を専門としてきた国内強化選手をことごとく抜き去り、五輪出場権を手にしたことがあった。

その選手の身体能力がもともと突出したものであったことは確かだろうが、私には畑違いの人にしか越えられない何かがあったように思えてならない。
専門の階段を下から上がってきた人と、全く違う階段を登った人で到達点が違っていても不思議ではない。


このペンは、もともと鞄メーカーであるルイ・ヴィトンが作ったものである。
その意味で、ヴィトンのペンはまさに畑違いだ。
しかし、その出来は既存のペンメーカーを凌駕している。

まず、触れてみればわかる。
ペンメーカーは、こんな重く太いペンは作らない。
アリゲータなどという高級革でペンを巻くなど考えもつかない。
大抵、レジンなどの樹脂で軽く作る。

そもそも、ペンに革を巻く技術を持っていないだろう。
それは明らかにバッグの製造ノウハウから来ている。


デザイナーはもっと驚きだ。
なんと建築デザイナーである。
アニューシュカ・ヘンペル女史(Anouska Hempel)、女優であり、作家であり、デザイナー。
ロンドンのデザイナーズホテル”ザ・ヘンペル”のデザイナーでありオーナーでもある。

ANOUSKA HEMPEL DESIGN


Anouska_henpel_2


そんな彼女が、なぜヴィトンと組んでペンを作ったのか?
なぞである。
その経緯はともあれ、出来上がったデザインは抜群だ。


全体のバランスが良い。
見た目のバランスも良いが、文字を書くときのバランスも良い。
なぜか重さが安定感を与えてくれる。
太さが文字に力を伝えてくれる。

インクのフローも悪くない。
キャップをしておくと、3ヶ月たってもペン先が乾かない。
書き始めてすぐにインクが出る。
文字がかすれるようなことはない。


私がこれまで数多くのペンを見て、触れて、書いてきたが、こんなペンは初めてだ。

ヴィトンは何を作っても絶対に手を抜かないのだということがよくわかる逸品だ。


« ルイ・ヴィトンは究極の実用ブランド | トップページ | 【基】:ROLEX OYSTER PERPETUAL DATEJUST Ref.1601 »

【基】本アイテム整理」カテゴリの記事

ペン」カテゴリの記事

【基】軸モノ」カテゴリの記事

<ルイ・ヴィトン>」カテゴリの記事